Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

めでたい会に行ってきた話

今回は、ただの日記。ゲームもそこそこやっててそっちも書きたいのだが、最近は人と会う機会を特に大事にしていて、あとで参加者が振り返られるよう記録に残したいので、オフレポっぽいのを書く。

 

 

先月4/22、1月に結婚されたclavisさんのお祝い会に参加してきた。

 


clavisさんとは、これまでオフ会で数回ほどお目にかかっていて、海外通販の共同購入Portal 2のオレンジジャージベセスダのDOOM ロゴTシャツの注文をお願いしたり、誕生日にSteamでゲームギフトをいただいたり、カフェラウンジ主催のインディーズゲームイベントにご一緒したりとお世話になったが、ここ数年はしばらくご無沙汰しており、このたびご結婚されて誠におめでたいので、久々にお会いする素晴らしい機会だと思い、とっておきの贈り物を用意して、吉祥寺まで向かった。


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熨斗(のし)つけサービスで、初めてハンドルネーム名義で内熨斗を作った。つーかハンドルネームでも名入れできるんだね……注文するとき若干恥ずかしかったが、滅多にない好機なので思いきってやってみた。満足。


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夕方からの宴会前に、井の頭公園でブルーシートを敷いて適当に集合するとのことで、途中から参加した。桜もとっくに散ってしまった時期に、しかもこんなに好天気の中、各自持ち寄りの美味い酒やおつまみで盛り上がっていた。先日の焼肉会でご一緒したMさんから、デニッシュパンのお礼に、熊本出張土産でくまモンのハンドタオルをいただいた。ありがとう。早速ぬいぐるみのお布団として大活躍してます。

 

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新郎clavisさんと新婦の奥様に、お祝いのご挨拶。贈答品の不室屋の宝の麩を、奥様がご存知でとても喜ばれた。不室屋のお麩は、自分も誰かからお祝いで贈られて以来、いつもおめでたい時の贈答品として選んで贈っているものなので、まるで心遣いの系譜が受け継がれたようで、嬉しかった。あ、手作りアップルパイ、めっちゃ美味しかったです!


clavisさんの器の大きさや人徳の高さを示すかのように、さまざまな人々が集まっていた。一度オフ会で会って以来だいぶご無沙汰な人たちから、初めてお目にかかる人たちまで、人見知り発動しちゃうかなーと思ったが、みんなお互いの自己紹介も(最後の解散まで)特に何もないままなのに、何となくすぐに打ち解けていた。これも新郎の人徳のおかげなのかも……いやマジで。一次会からぽつぽつと集まりだす面々をふと見回すと、気づけば主役の二人以外、自分を含めた参加者はみな全員メガネだった。9割がメガネ……非常に面白い。こんな沢山のメガネモブが集結する機会もそうそうない。各自がかけてるメガネブランドについて語り合ったりしてたのが興味深かった。


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二次会兼本会場は、いせや公園店で。いせや、改装前以来で、すごく久しぶりに来られた。信じられないほど綺麗になってて驚いた。あの猥雑さがたまらなく好きだったので多少寂しいけど、小綺麗に改装して女子客が入りやすくなったかも。


clavisさんの大学時代からのご友人・Nさんの奥様と隣席になり、先日観に行ったディズニー映画「リメンバー・ミー」の話や「ご主人がオタクだと、いろいろめんどくさいコト多くないですか?」という話題で盛り上がる。Nさんも2年前にめでたく結婚されて新婚、今回初めて奥様とお目にかかったが、「めんどくさいオタクの旦那とどう付き合っていくか?」話ができたのが、オタク(の旦那がいる)女子友達がまったくいない自分にとっては非常にタメになり、大収穫だった。

Nさんの場合、プラモデル好きで、レンタルスペースを借りているほどプラモの箱がかさばって部屋を圧迫しているのが大変、とのことだが、奥様の話で特によかったのが、Nさんはプラモが好きだが、ガンプラだけ好き、スケールモデルだけ好き、などジャンル別に選り好みの偏りがなく、プラモならまんべんなく何でも好きなのがNさんの良いところ、と仰っていて、目からウロコだった。

自分はゲーオタだが、特に興味がなかったり得意でないジャンルのゲームはあえてやらず、比較的選り好みしてしまう傾向にあり、面白そうなゲームは何でもやってみたいゲーオタの姿勢としてあまり良くないのは理解しているのだが、Nさんにとって、ガンプラでもスケールモデルでも、プラモはどれも同じくらい好き、という前向きな姿勢とプラモへのひたむきな愛情の注ぎ方(を見守っている奥様)に、感銘を受けた。これはオタク旦那いい話に認定したい。


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といった矢先、Nさんが「MS in Pocketのコンティオの出来の良さを、どうしても皆さんに伝えたくて、持ってきました!」と言い、突然コンティオのプレゼンが始まった。まったくもってワケがわからない展開だが、触ってみたら関節も滑らかでハサミもついてるし、VガンダムのMSってこんなにカッコいいんだーと改めて感心した。Nさんのガンダム激アツオタ語りはそのまま三次会まで続き、ガンダムをよく知らない自分でも楽しく、めちゃ盛り上がった。Nさん、毎日家でこんな感じなんですかね……奥様、ほんとすごい。


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時間入れ替え制のため、2時間ほどでいせやをあとにし、まだ時間もあるので、駅前の居酒屋で三次会。気持ちもお腹もいっぱいだが、ドリンクメニューにコアップガラナサワーを見つけてテンションが上がる。ガラナ大好きー。さらに飲んでしまい、楽しい宴につい調子に乗りすぎて、二次元エロ方面でかなりゲスい話ばかりして周りをドン引きさせてしまった……なんだかすみません。でも美少女の皮をかぶるジャンルは実在するんです!


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どなたかが持参していた、歴史上の出来事や発明品を年代順に並べるカードゲーム『Timeline』の音楽&映画編。小さなカードに描かれた味わい深い絵も魅力的で面白そう。ダフト・パンクの「Random Access Memories」って最近っぽいけど2013年、もう5年前だっけか……みたいな再発見もできて楽しい。

 

 
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Dさんが買ったばかりの新しいiPadApple Pencilを持参して、参加者にお祝いコメントの寄せ書きを募って、新郎新婦にプレゼントする超ナイスアイデアを提案していた。デジタル寄せ書き、手軽でみんなに喜ばれてさらにシェアもできて、すごくいいと思う。自分の寄せ書きのみ抜粋した。ペンの描き具合がよく分からず、筆圧太めになっちゃった。まあ普通に紙で描いてもこんなヘタレ絵だけど。


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超手軽にお絵描きできるデジタル画板、めっちゃいいなー。うちも欲しくなってきた。iPadを買ったら、最近らくがき帳にクレヨンでしか絵を描いていない家族も、好きなお絵描きを気軽にたくさんできるだろうか。


プレゼントといえば、幹事のPさんがとても素晴らしい贈り物を用意してきて、『Sam & Max』シリーズのウサギ、マックスのclavisさんアイコンをアイロンビーズで作ってきた。すごい……!


彼らの行動を見ていて、ごく当然のことだが、気付かされた。自分以外の人や誰かのために、何かを作ったり、贈り物を捧げる行為は、どこまでも純粋で尊く、あげる側ともらう側、どちらも幸せになれるのだ。


近頃、自分自身や周辺で、家族がアキレス腱断裂の大ケガをしたりなど、正直あまりめでたい話がなく、気持ちも閉塞気味になっていたのだが、めでたい会に参加し、文字どおり幸せのお裾分けをいただいてきたというか、世間は暗い話題ばかりの中、この明るい話題が一筋の光のように見えて、まるで自分のことのようにめでたく、幸せな気持ちになれた。ご無沙汰だった人も、初めて会った人も、その場にいたみんなで、生まれたばかりのひとつの幸せを共有できて、とても良かった。気づけば涙ぐんでいる自分が……と思ったら、左目から目やにが大量に出てる。結膜炎が再発!! ガーン。久々につけま装着してきたのだが、アイメイクすると目の負担が大きいのかしら……。


お互い疲れた顔を合わせると、景気の悪い話や病気の話など、気づけばついネガティヴテーマで盛り上がってしまい、酒も苦く、辛気臭くなりがちだが、せっかく会いたいと願っていた友人と久々に再会できたときくらい……何かひとつだけでもいい。景気のいい、めでたい話を、土産に持ってこられるような人間になりたい。そして、もっと誰かの幸せを願えるようになりたい。


とても素敵なおめでた会を、ありがとうございました。幹事のPさんも、お疲れ様でした。これからも、どうか末永くお幸せに。

若く、愛し合う君たちの、これからの人生に幸あれ。

 

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今回残念ながらお仕事で欠席だったヤマナカさん、また別の機会に、必ず飲みに行きましょう。長いこと借りてた?360のゲームソフトも返さないとだし。次の飲み会機運、楽しみにしてます。

高畑勲とアニメ版じゃりン子チエ、慈愛のまなざし

先日の高畑勲監督の訃報に接し、胸に去来した何かをひとつ、ふたつと綴ってみる。今回はゲームとあまり関係ないような、あるような。

西川のりおが高畑さん悼む 「じゃりン子チエ」テツで「当たり役くださった」/芸能/デイリースポーツ online

ハイジや火垂るの墓の話だけじゃなく、もっとじゃりン子チエの話聞きたいよ! と思ってたので、西川のりおの追悼コメント有り難い。アニメ版じゃりン子チエは声優キャスト含めて本当に素晴らしい。

2018/04/07 06:13

各方面からあらゆる追悼コメントが寄せられていたが、自分はこの西川のりおのコメントがもっとも胸を打ち、グッときてしまった。なぜなら自分が一番好きな高畑勲作品が、アニメ版「じゃりン子チエ」だからだ。氏の代表作として主に挙げられる「アルプスの少女ハイジ」「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」などをあえて差し置いたうえで、マイオールタイムベストが「じゃりン子チエ」なのだ。

ネットの断片情報によると、当時の声優出演ギャラはあまり高くなかったようだが、アニメ史上、これ以上のはまり役がないと断言しても過言でないほどのキャスティングだったテツ役の西川のりおが、今でもアニメ版「じゃりン子チエ」を大事に思い、高畑勲に感謝しているがとても嬉しく、感銘した。

 

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 「じゃりン子チエ」は原作漫画が好きで、もちろんKONAMIファミコン版ゲームも、一度手放したソフトを中古で探して買い直して遊びまくった。劇場版アニメでビジーフォーが歌う主題歌「ジャリジャラタイム」のイントロバージョンを久々に聴いて改めて気づいたが、これ冒頭のフレーズがゲームの各章オープニングのジングルと一緒だね。

youtu.be

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同じ双葉社漫画アクション連載、かつ「ホーホケキョ となりの山田くん」のいしいひさいち作「がんばれ!!タブチくん!!」のアニメ映画版の主題歌(エンディング曲「WAOH!!」)もこんな感じのサンバ調だった。歌と作曲はスターダストレビュー根本要フュージョンとサンバ、これぞ東京ムービー節。大滝詠一作曲の「がんばれば愛」もよかった。

脱線。ゲーム版に話を戻すと、主要キャラ3人(チエとテツの2人+小鉄の1匹)の三章構成のアドベンチャーパート、バラエティ豊かなミニゲームもよくできていたし、大阪の下町イメージから連想されたようなブルース調BGMもとてもよかった。開発スタッフは原作をかなり熟知して制作してくれたのだと思う。

あのゲームの影響で、祖父や父から花札を教わりながらオイチョカブも覚えたりした。そういえばSIMPLEキャラシリーズでじゃりン子チエ花札が出てたが、あっちは未プレイだった。

じゃりン子チエTHE花札

 

アニメ版「じゃりン子チエ」は、DVD化もしてるしアニメ専門チャンネルでも時おり放映されているものの、なかなか見る機会がなかったところに、数年前、Huluの配信サービス開始時に、アニメ版全65話が配信されたと聞きつけ、14日間無料トライアル中、一気にすべて視聴した。その後しばらくしてHuluは解約してしまったが、むしろ「じゃりン子チエ」を見るためだけにHuluに加入したほどの衝動だった。

 

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主に通勤移動中、iPhoneで視聴していたのだが、ふと気づけば、なんとなく気に入ったシーンを何枚もスクショ保存していた。野球してたら看板が落ちてくる後期版タイトルコールのSDキャラがかわいくてお気に入り。スクショの中からいくつかのシーンを紹介したい。

 

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アニメ版でも、幼少の頃から読んでいた原作漫画でも、特に好きなキャラの花井渉。こういうタイプが個人的好みってわけでないが、テツとの隅に置けない奇妙な友情関係や、気弱だけど温厚で誠実な人柄が何となくいいなーと好意を持っていたら、渉に恋人がいて婚約、結婚してしまい、まるでリアルに失恋したような喪失感だった……渉と結婚したかったよ!! フィアンセの朝子にもつい嫉妬してしまうけど、朝子がテツの苦手なタイプっていう力関係逆転設定は、なんとなくいい。

 

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テツとヨシ江の出会いと馴れ初めエピソードから。地区対抗リレー大会でヨシ江に負けたテツが、再戦のためヨシ江を呼び出したら、ヨシ江がデートの誘いだと勘違いし、スカートを着てお弁当を持参してきたシーン。若い頃のヨシ江かわいいなー。駆け足が速いところもチエにそっくりで、チエも成長したらこんな感じに(テツみたいなダメ男と出会って結婚?)なるのかな、と思った。

 

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テツとヨシ江の思い出の喫茶店デートを、あとをつけたチエたちが見守るシーンで、チエがテツがなぜガチガチに固まり、お母はんがなぜあんな楽しそうに笑っているか不思議がるところで、突然気づかされる。

娘のチエが今まで見たことのない、母・ヨシ江が本来持つ女の顔、破天荒なテツを手玉にしてまるごと包み込んでしまうほどの女の包容力……同性視点から見た、ヨシ江の“デキるオトナのオンナ”の凄味を見せつけられただけでない何かを……語彙力がないのでうまく言語化できないのだが、実は高畑勲って、人間、特に女性の繊細な表情やリアルな心情の機微を描くのが、すさまじく得意なのでは? と気づいたのだ。

 

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はるき悦巳の原作絵でも時々描かれる、ふと見せるチエの大人っぽい、物憂げな横顔とまなざし。多少大げさかもしれないが、前出の渉やヨシ江にも見られる慈愛に満ちた瞳の奥に、深い人情や人間愛をたたえているように感じられるのだ。劇場版は線も絵柄も洗練されて、より一層それを感じさせる。高畑勲作品のキャラクターたちは、原作モノも含めどれも造詣がいたってシンプルだが、表情に目ヂカラがあるというか、フトした表情、瞳の光やまなざしひとつに、見る側の想像力をかきたてられ、魅せられてしまう。

アルプスの少女ハイジ」から何となく感じていた、高畑勲作品のまなざし。改めて全話視聴してみて、アニメ版「じゃりン子チエ」はその真骨頂のように感じられたので、自分にとってより一層大好きなアニメ作品になった。

 

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氏の事実上遺作となった映画「かぐや姫の物語」は、公開前の制作ドキュメンタリー番組を見て興味が湧き、劇場まで観に行ったが、やはり女性の描き方や仕草がすごく繊細で、象徴的に感じられた。かぐや姫の厳格な教育係の相模に「ハイジ」のロッテンマイヤーを重ね合わせてみたり、「火垂るの墓」で西宮のおばさんが、握り飯を作った手についた米粒をついばむシーンは何気ない仕草だが、普段から女性を観察していないと描けないと思った。氏の個人的な女性像がどのようなものかは存じ上げないが、同性から見ても共感してしまう、リアルな女性像の浮き彫りを見事に表現されているのだ。

 

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実はこの2月に、初めて三鷹の森ジブリ美術館へ行ってきたばかりだった。宮崎駿監督のフルCG初挑戦の新作「毛虫のボロ」は、あいにく上映タイミングが合わず見られなかった。スタジオジブリ公式サイトの追悼コメントにも宮崎駿の名前がなかったので、宮さん大丈夫かな……と今後を心配してしまう。

 

高畑勲はこの世を去ってしまったけど、残してくれた作品はこれから先の人生でもずっとお気に入りで何度も見るだろうし、あの「じゃりン子チエ」の優しくも物憂げな瞳と慈愛のまなざしに、いつまでも言葉にならない想いを馳せ続けたい。

 

ところでアニメ版の背景にこんな小ネタが隠されていたのを、近年初めて知って驚いた。まさかアニメスタッフに暴威ファンがいたとはー。先見の明すぎる。

続・飲酒してもいい頃 ~君たちはどうイキるか~

今回は、ただの日記。

先月末の土曜日、およそ一年ぶりに、同じ面子に号令をかけて、飲み会してきた。昨年のはこんな感じ。

macgirl360.hatenablog.com

 

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夕方。Kさん、Mさん、Dさんと高田馬場ゲーセンミカドで集合。出発時間まで、各々で好きなゲームを遊んだりした。思い出のゲーセンで待ち合わせ、なんだか久しぶりだ。

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マーブルマッドネス』はいつもどおり3面がクリアできず、子供の頃通いまくった駄菓子屋ゲーセン以来の『ソンソン』、初プレイっつーかKONAMIからこんなん出てたん!?だったベルトスクロールアクションの『シンプソンズ』などなど、いろいろ遊び、あっという間にコインが減った。新作STGの『アカとブルー』と『クレイジータクシー』ハイローラー筐体が、稼働のタイミングが合わず遊べなかったのだけが残念だったが、ヘッドフォン装着して『パカパカパッション』に没頭するMさんの姿など、普段間近では見られないゲーオタ友人たちのゲームプレイも見られて、とても楽しかった。

先日放映されたNHKの「ドキュメント72時間」で見た、2階の対戦格闘ゲームコーナーの熱気とプレイヤーたちの情熱。実物はすさまじく、じんわりとクるものがあった。写真には写らない美しさだと思い、写真はあえて撮らず、脳裏に焼き付けてきた。

 

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ひとしきり遊んだあと、場所を移動して沼袋の焼肉店へ。何年ぶりだろうか。以前、常連である知人の誘いで業界飲み会的集まりで過去に二度ほど来店し、常連特別メニューを堪能させていただいたが、ゲーオタ友人の間でも馴染み深い店のようで、次回は飲みよりもうまいもんでも食べながら、のテーマにも相応しいと思い、1ヶ月以上前から予約した。久々にわさびカルビを食べたが、相変わらず最高だった。隣席のDさんはよほど腹が減っていたのか、シメの卵かけごはんを、おやっさんに「醤油は先にごはんにかけるんだよ!」とダメ出しされながらも、追加の肉が来る前にあっという間に平らげてしまっていた。

女性客とおしゃべりが好きなおやっさんにマーキングされ、店主自らによる肉焼きサービスを受けながら色々と話を伺ったら、この数年で心臓を患ったらしく、ここにペースメーカーがあるんだよ、と自分の手を胸に当てさせた。骨とは異なる、硬くて真っ平らな物質がそこにあった。ペースメーカーが埋まった胸を初めて触った。以前よりすっかり痩せてしまったみたいだが、また来店したいので、どうかくれぐれもお達者でいてほしい。

 

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友人たちへの土産に、先日行ってきた上野の生賴範義展のグッズ、「モンシェール」のデニッシュパンを買っていった。ゲーセンミカドと同じく「ドキュメント72時間」で紹介された、東陽町の24時間営業のパン屋の名物パンだが、番組放映後は反響が大きく客が殺到したせいで、24時間営業でなくなり、販売数も制限しているそうで。皮肉にもあの番組に出ていた常連客がパンを買えなくなっているという……。自分はイトーヨーカドー木場店で週末に限定販売しているのを知り、通り道に立ち寄りラスト4斤をゲットした。パンって4斤も運ぶとめっちゃ重たいね……。

そういえばKさんから、思いがけず素晴らしいお土産を頂戴してしまった。Kさんは昨年からずっと取り組んでいた一大プロジェクトが先日無事に終わったとのことで、労い打ち上げも兼ねて一席設けたのもあった。Kさんの偉業と比較できるほど立派ではないが、自分も似たような大きめの仕事を何度か経験しているので、その労力のハンパなさが非常によく理解できる。いやはや本当に……お疲れ様でした。ありがとうございました。じっくり拝読させていただきます。

 

20時頃でラストオーダーです、と言われ、2時間ほどで退店。ここって時間入れ替え制だったっけ……と思ったら、数年前にドラマのロケで登場して以来さらに人気店となってしまい、時間制にしないと回転できなくなったようだ。我々が店を出ると、すでに一組の客が待っていた。まだ時間もあるので、高田馬場へ戻り、ルノアールで駄弁ることにした。

 

4人集まり、なんとなく適当に話し始めていたら、自ずとトークのテーマがざっとこんな感じになった。

 

①カッコよくイキりたい

②オシャレな人はイキりもオシャレ

③10年前=ちょっと前? ひと昔前?

 

“イキる”とは何か? ……平たくいうと、傲慢で偉そうな態度のことを示すのだが、デザイナーのインタビューはカッコいい、若者や大物クリエイターの自信たっぷりな振る舞いが、カッコよくて羨ましいという話だった。また、本物かつ真のオシャレな人とは、オシャレの産湯をつかった天賦の才(オシャレ)であり、後々に努力したりセンスを磨いてオシャレ人間になるのとはワケが違う、というのだ。

自分も前職の広告デザイン会社で、上司から「デザイナーはハッタリが必要!」と散々教えられてきたが、末端中のスーパー末端デザイナーである自分はそれを地でいくほどイキれないで今までやってきたというか、勝てない相手とは勝負したくないというか……そもそもイキる相手が大人しいオタ編集者(と、そのバックの販売営業)とかばかりなので、イキる機会があまりなかったのかもしれない。ただ、後ろ向きに前向きであるのが、自分のスタイルであることには長年変わりなく、オタク系編集デザイナーとしての矜持もあり、ポリシーに妥協はしないが、イキるほどカッコよくなれなかった。イキりやオシャレの世界とは、次元がまったく異なると思った。一体どうしたら彼らのようにカッコよくイキれるようになれるか、ルノアールで議論をかわしたが、答えは出なかった。

 

自分的にカッコよくオシャレなイキりって何だろう? と連想してみたら、最近ならSuchmos(サチモス)が、都会感と若者特有のオシャレ&カッコいいイキりを体現していて、とてもいいと思った。メンバー全員が神奈川県育ちというプロフも、“STAY TUNE”のイントロのなんて言ってるか分からない謎のフレーズも、チーム暗号みたいな歌詞やタイトルも、とにかく最高のオシャレイキりだ。「Mで待ってるやつ もうgood night」のMはマックでも松屋でも、どのような解釈だってできる。


【IKZO】STAY TUNE in 農協 【Suchmos】【吉幾三】

最近のマイテーマである「都会と田舎は表裏一体」をうまく表現しているマッシュアップ。どこかの盆踊りで“STAY TUNE”をかけて踊る動画も見たが、都会と田舎は決して水と油でなく、きっとこんな具合でスンクロしていく運命なのだ。

 

今度リマスター版が出る『バーンアウト パラダイス』が発売されて10年経ったことに触れて、「10年って、つい最近のことじゃね?」なんて話も出た。そうか、10年か……と、前身ブログで以前、こんな記事を書いたことを、ふと思い出した。

gameside.hatenablog.com

 

10年の節目を感じて書いたものだった。ここからすでに3年経ってしまったので、今年でもう13回忌になるのか……と、10年というつい最近のような出来事から時間距離が離れ、ますます過去に感じられてしまった。バンパラ10周年の今年・2018年、「バンパラは人間の手を離れた自動車たちの楽園だ」と熱弁していた、もうひとりのかつての同僚が楽園へ旅立ち、同じく10年の節目となってしまった。

当初はどうつながったのか、もはや記憶が薄れてしまったが、今回集まったゲーオタ友人たちと知り合ったのは、同僚のネットでの活動を知っていたり交流していた関係がきっかけのひとつだった気がする。同僚として、ゲームライターとしての彼しか知らなかった自分は、彼が仕事を辞めて故郷へ帰る頃、彼が実はネットでちょっとした有名人であることを初めて知った。ゲームライターの商業原稿もさることながら、ネットの日記や文章も、ゲーオタの救いのない、しょーもないやりきれなさ、破滅的な生きづらさが爆発していて、最高に面白く、せつなかった。そんな彼のことを、10年経った今でも忘れないでいてくれる人々が、自分たち以外にもいることを、とても嬉しく思う。

 

件の記事でも述べているが、10年なんて、神や仏から見れば、またこれからの人生の長さからしてみれば、ほんの一瞬のまばたき程度に過ぎないのかもしれない。しかし最近、身の上や周囲の変化など、思うことがいろいろ重なり、人生って実は思うほど長くないんじゃないかって気がする。このところ、夭折した同僚たちのように、あまりにも若く、短く人生を終えてしまう人が多いのだ。

また会えると思っていた友人が、もう二度と会えなくなることだってある。こうして1年後、また再会の好機を迎えられたのは、当たり前でなく、きっと偶然がたび重なった奇跡なのだ。

自分が友人だと思っている誰かは、ただ一方的に自分がそう思い込んでるだけで、自分のことを友人だとは思っておらず、誰かにとって自分ごときは、特に会うに等しくない、取るに足らないつまらん存在かもしれない。だが、それでも自分にとっての誰かは、互いに不義理がない限りいつまでも大事だし、人と会える一期一会、機会を大切にしたい。会える人とは、再会を願いつつ、会えるうちに会っておきたい。

……いやね、別に会えたって、会えなくたっていいから、この世界のどこかで、どうかくれぐれも健康で、元気で楽しく生きていてほしいんだよ。まさか自分が、あの人が……みたいなのは、もうこれ以上見たくないんだわ。ほんと勘弁してくれー。あと健診で引っかかったら精密検査は必ず受けてほしい。本記事のサブタイでついふざけてしまっているが、わりとマジな話、イキ(生き)ていてくれるだけでいい。これだけが、マクガの切実な願い。

 

焼肉店おやっさんトークカットインなどもあり、主にイキりカッコいい話くらいしか聞けなかったが、今回の集まりも、とても楽しかった。また来てくれて、会えて嬉しかった。ありがとう。次回はもう少し静かな場所でゆっくり、近況トークや下衆いオタトークなどもしたいし、またゲーム遊んだりしましょー。

 

そんな感じで、いつもどおり、とりとめもなく、おわり。

『Florence』――あなたが私にくれたもの

昨晩、PCに向かってブログを書くのが億劫だったので、寝っ転がりながらはてなブログiOS版アプリで記事をしたためていたら、ある程度書いたところで下書き保存しようと画面をちょっとスクロールをした途端、全文がっつり消える痛恨のミスを冒してしまい、布団の中で2時間ほど悶絶していた……1.5時間が、1000字以上が真っ白に~! せっかくいい感じ筆が乗って(筆なんてないのに)まとまってたのになー。がっくし。iOS版も下書きの自動保存機能付けてほしいよー。

あ、でも携帯キャプの写真アップだけは成功してたみたい。それと、一晩明けてみて、出力はできなかったが頭の中を整理してみたら、書くべき本質が見えてきたので、ただの書き直しでなく、書ききったもの以外の要点だけ述べることにした。

 

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Florence

Florence

  • Annapurna Interactive
  • ゲーム
  • ¥360

『Florence』。先日、このゲームを予約購入した。有料ゲームアプリを予約購入したのは初めてだった。ゲームニュースサイトの記事で、まずこのシンプルな線の絵柄に一目惚れして、リリースを楽しみにしていた。

2/14、バレンタインデーに配信開始し、お昼休みの1時間ほどで、あっという間にクリアした。ゲームというよりも、インタラクティブ絵本のような……自分の最近のテーマでもある、ゲームを通じて誰かの人生を体験できる作品としても、2018年、いまこの時代を生きる誰かの、どこにでもあるかもしれない、とあるビターな初恋ストーリーとしても、最高だと思った。とても良かった。

 

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ストーリーが進むにつれ、あらゆる場面でゲーム的要素が登場するが、選択を間違えたりどのようにプレイしても基本的にスコア概念もなく進行できるので、感情の趣くままに操作をしてゆけるのもよい。

本作で特に感心したポイントは、主人公フローレンス・ヨーと恋人のチェリスト、クリシュの会話の吹き出し=会話の組み立てが、出会った当初は形も複雑で数の多いピースだったのが、ふたりの距離が縮まるにつれて、次第に単純化してピース数も減ってゆくさまを表現している、言葉のコミュニケーションをパズルゲーム化したところだ。恋人とケンカになると、4枚目の画面のように吹き出しパズルの形も刺々しく変化する。たとえば漫画で、キツい言葉の吹き出しがキャラの胸にグサリと刺さる表現のような、言葉が刺さるとか言葉にトゲがあるとはよく言ったもので、言語を一切使わず、それらの形容を見事にゲームにしたのだ。

 

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食事シーンもなんだか楽しげ。主人公は寿司が好みらしい。パンとピザの耳を残しちゃうのが気になる。美味しいのに! あと、出会った頃よりもフローレンスの髪の毛が少しずつ伸びていくのも、時間の経過が分かっていい。自分もいまちょうど昨年から髪を伸ばしていて、ショートボブだった髪が鎖骨あたりまで届いたので、すごく理解できる。

 

出会ったふたりが、果たしてどのような展開になり、結末を迎えるのか……これ以上書くとうっかりネタバレになりそうだし、せっかくこれから素晴らしい体験を控えているかもしれない人たちにとても申し訳ないので、以下、つれづれなるままプレイ後の個人的所感に替えさせていただく。

 

『Florence』のメインビジュアルを一目見て、実際にプレイしてみて、昔読んだ絵本のことを思い出していた。

おおきな木

おおきな木

 
新装 ぼくを探しに

新装 ぼくを探しに

 
続ぼくを探しに  ビッグ・オーとの出会い

続ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い

 

シェル・シルヴァスタインの絵本たち。若い頃好きだったアーティストが勧めていた絵本作家だ。「おおきな木」は村上春樹翻訳でないほうの版を持ってたはずだが、実家に置きっぱなしだったかも……今度探してみよう。

『Florence』の絵柄が、シェル・シルヴァスタインの描くシンプルな線に似ているなぁ、と久々に思い出せたのだ。ゲームプレイ後、「おおきな木」の根底のテーマにも通じる何かを感じてみたりした。

思えばこれらの絵本は、かつて大好きで影響を受けた対象が、自分に与えてくれた作品だった。今はすでにもう、あの頃の熱は冷めてしまったが、時々こんなふとしたきっかけで思い出せるような、自分の中にしまってある大事なものだけは残してくれた。

 

ゲームの話からさらに脱線するが、ごく最近、同じく昔好きだったものを思い出し、再び手にする機会があった。

弾アモウ 1巻

弾アモウ 1巻

 

山本貴嗣の「弾(アモウ)」(全5巻)。20年ほど前、作者のファンだった親友が勧めて貸してくれて、痛々しくもアクション全開で闘うセクシーヒロインに、自分もすっかり夢中になった。単行本版は巻の途中で読みかけで、少し前にKindle版で全巻買ってたのを思い出し、再読してみたらやはり面白かった。しかし、以前単行本版で読んだときのあとがきが、なぜか省略されていた。たしか主人公の弾のモデルにした女性編集者をデッサンした時のスケッチが載ってたはずだが……? と、あとがきネタで、さらに記憶の糸をたぐり寄せられたのが、同作者の「夢の掟」(全2巻)。

夢の掟 1 (ジェッツコミックス)

夢の掟 1 (ジェッツコミックス)

 
夢の掟 2 (ジェッツコミックス)

夢の掟 2 (ジェッツコミックス)

 

こちらは原作付き漫画だが、作者の強いこだわりであるアクションがハードボイルドに描かれていて面白かった。本作も親友から借りて読んだのだが、最終巻がいつまでも忘れられない内容だったのを、「弾(アモウ)」のあとがき未収録ネタを通じて、突如思い出したのだ。本編も読み直したかったが、どうやらKindle版や電子版は出ておらず、しかしあの最終巻をどうしても読みたくなり、ネット通販で探しまくって単行本版を取り寄せてしまった。

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「夢の掟」最終巻あとがき。連載終了後に長年共にした愛猫を亡くした作者の悲しみが、終始綴られていた。本作について一切語られていないあとがきを生まれて初めて読んで、当時とても衝撃を受けた。この漫画、あとがきがすごいんだよ、と言って親友も貸してくれたのを覚えていた。

思い出の漫画、そしてあとがきを久々に読み直し、作者の悲哀を再び噛みしめていた。もし自分も同じ立場であったら、きっと同じように、本編そっちのけで愛するものへのメッセージを書いていたと思う。

 

漫画を貸してくれた親友も、時々どこかで近況を見かけるが、お互い直に会うことはなく、すっかり距離が遠くなってしまった。

これからの人生で、いくつこんな機会があるか分からないけど、かつて大好きだった、大切だったあなたたちが私にくれたものは、心のどこかにしまってあり、こうして何かのきっかけで時々は思い出して、引っぱり出してみているよ。そしてできれば、私にくれたものが、これからの人生で役に立れられるよう、がんばって生きてみたい。

 

――とまあ、ごく個人的だが切ないアレコレを、『Florence』は思い出させてくれた。いやはや、たった360円ポッキリで、すごい体験させてくれたよ。ありがたくて、尊い

そうそう、ゲームだけでなく、劇中音楽もとても素晴らしいので、ぜひサントラも聴いてみてほしい。ちなみにゲーム本編はイヤフォン装着を推奨されてたり。

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ところでSpotify、ついに有料プレミアム会員になっちゃった。だってZUNTATA楽曲がついに配信開始しちまったんだぜー。ゲームサントラを浴びるほど聴くなら、ぜひともプレミアム会員になろう!

 

ひとまず『Florence』については、こんな感じで。ほかにも新年ゲーム初めとばかりにいろいろプレイしてるのだが、追って書くことにしようかな。ああーしかし『Florence』について、誰かと語りたい。誰かまじでやってみてくれー。そして切ない初恋について、涙拭きながら語ろう!

明けてました2018

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とっくのとうに、明けてました。今年もゲーム障害な当ブログをよろしくお願いいたします。

 

月1更新目標を継続したいがためだけに更新するってのもアレなのだが、月末から、っつーか現在進行形でスーパーめっちゃ忙しい。しかも最悪なことに思いっきり風邪を引いてしまった。幸いインフル感染はしてないのだが、喉と鼻が弱くて風邪を引くとすぐに声がつぶれて副鼻腔炎になってしまう。実は今(現地時間1/30深夜)も熱と副鼻腔炎特有の鼻周辺痛が出ていて、寝る前にロキソプロフェンをキメたトコ。

先週末から風邪を引きはじめたのが月曜になり本格化して、熱あり体調超badな中、熱を出した家族の看病もしつつ、無情にも押しまくった仕事の〆切や納期がメタルぷよのように降り注いできて、特にヤバかった。あちこちからの追い詰められ感ハンパないプレッシャーが、若干精神壊れかけ寸前のようだった……あぶねー。こんな些細なことで絶対に壊れたくないので、たとえば受けてた仕事を減らしてもらうなどして、なんとか逃げきった。

あと1/28でフェレットのコッパの一周忌だったが、哀悼する余裕も暇もなかった……ごめんよコッパ。イヅナも旅立ってそろそろ二年目だよ。この季節は別れが多くてほんとやーねぇ。

 

そんなわけで、ありえないことに新年入ってからまだゲーム初めすらままならぬ状況に……あ、でもSwitchの『ストライカーズ1945 Ⅱ』は合間を見て買ったのだった。あとPS4の『ワンダと巨像』も通常DL版を予約した。モンハンワールドも、シリーズ全然やってないけどオモロそうだし、フレンドのみんながこぞってやってるからやりたいんだがなー。

とにかく、今の月末多忙と風邪地獄から脱出しないとゲームはおろか、日常生活すらどうにもならん。しかし自分ごときな風情がなぜこんなに忙しいんだ。っつーか毎隔月だけ特に忙しいスパイラルからそろそろ抜け出したい次第。

今も仕事のプレッシャーに押されつつ寝るのだが、厄介な風邪を回復させるには、もうとにかく寝るしかない。けど月1更新目標にしているブログだけはせめて更新させてほしい。

 

とりとめもなく、おわり。早くヒマになれ、風邪治れー!

2017年マクガ的音楽オブザイヤー

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おやすみなんかしていられねえ! ド年末こと大晦日がついにキターッ!!

実は今日の昼便で田舎へ帰省せねばならぬのに、またもや夜明け前に書き終えて予約投稿するつもりでブログ更新する。生きとし生ける者にたちすべてに死が平等に訪れるように、新年も平等に訪れてしまう。もはや我々に残された時間はナッシングなので、書きたかった音楽エントリもYouTubeリンクを貼りつつ要点だけザックリまとめて、激動の一年だった今年にオサラバして平穏に帰省したい。

 

今年は実家に死蔵していた何百枚もの音楽CD、物理メディアにサヨナラバイバイし、YouTubeSpotifyで音楽を聴きまくった一年だった。その中でも特に、新たに出会いファンになった、昔聴いてて再び聴くようになった、何度もヘビロテした、の3点に焦点を絞りピックアップしてみたい。もし気に入ったら、帰省やUターン時のお供にぜひどうぞ。つーか聴け!!

 

2017年マクガ的ブレイク期待アーティスト

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ふとしたきっかけで初めて聴いたThe fin.の「Night Time」にすっかりハマり、iTunesでアルバムも全曲購入。歌詞がフル英語なので、聴いた当初はイギリスあたりのバンドかと思ったほど、透明感のあるギターとシンセがちょっと懐かしい、UKドリームポップのような雰囲気がとても気に入った。今年のフジロックにも出演したようなので、今後更なるブレイクを期待したい。

 

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ドリームポップ関連でいうと、Chromaticsとの出会いが最高だった。最初はYouTubeサーフィンで80年代シンセポップ→Vaporwaveムーブメントから存在を知ったのだが、この新曲「SHADOW」で決定的にメッタ打ちに打ちのめされた。PVもビビッドな色彩や分割画面がデ・パルマカット風でよかった……といいつつ、彼らはどうやらデイヴィッド・リンチ監督のお気に入りバンドらしく、今年放映された新シリーズ「ツイン・ピークス The Return」の劇中でもライヴ出演している。

 

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同じく「ツイン・ピークス」新シリーズにライヴ出演している、女性三人組シンセユニットのAu Revoir Simoneもすごく気に入った。美しい才女3人がシンセとボーカルやってるってだけでも、彼女たちの曲も佇まいも……とにかく尊い。人生に疲れ気味のおっさんが突如アイドルにハマり多幸感を得たときの気持ちって、こんな感じなのかしら。

 

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Vaporwave系だと、Desireの「Under Your Spell」もすごく良くて毎日聴きまくった。ライアン・ゴズリング主演映画「ドライブ」のサントラにも収録されている。“あなたに魔法をかけられた=あなたのとりこになった”とリフレインする歌詞もいいし、“この気持ちは永遠に続くと思う? ーー神よ、そう願いたいね”というセリフもいい。そう、この気持ちは永遠に続くのだ。

 

2017年マクガ的20年ヒストリープレイバック

 

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CDインポート作業で数十年ぶりに聴き直してみたら、昔アレコレ聴いてたけど思い出せない曲があったなーとか、当時は数回聴いてそれっきりだったのが、数年経ていまの自分の好みピッタリに感じた曲などがいくつかあったのでご紹介。

 

AIRはエロな年 ~AIR année érotique~

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フランスのエレクトロデュオ「AIR(エール)」。デビューアルバム「Moon Safari」に衝撃を受けて、2001年のサマーソニック来日公演も観に行った。いま聴いてみるとものすごく映画的なムードBGMっぽいというか、実際にソフィア・コッポラ監督作品のサントラ担当もしてたりするのだが、こんなに70年代洋モノポルノや日活ロマンポルノのBGMみたいにエロかったっけか……と改めて彼らの良さに気づかされた。このあたりの曲が特に官能的でジュンとキちゃう。彼氏の部屋やラブホの有線でかかっていてほしい曲たち。

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布袋寅泰ミュージックスクエア」への感謝

昔買って聴いた大量のCDをインポート中、当時の思い出を振り返りながらふと思い出したラジオ番組が、90~93年にNHK-FMで放送されていた「布袋寅泰ミュージックスクエア」。BOOWYからの布袋ファンだった自分は、毎週木曜21時、CDラジカセに120分録音テープをセットして(同時間帯に「とんねるずのみなさんのおかげです」がやっててそちらを見ていたので、リアルタイムでは聴かず録音してた)何度もテープをリピートしてはかかった曲をチェックして、気に入った洋楽アーティストのCDを渋谷のタワレコhmvで毎回10数枚単位で買い漁った。

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そういえば当時買いそびれたけど、ぴあから番組の読本が出てたよな……とAmazonで本を探し早速注文した。オンエア曲ほぼ全リスト、読んでるだけでもワクワクするし懐かしい。布袋氏の曲紹介コメントまで鮮明に覚えていて脳内再生される。その後、録音テープは処分してしまったのだが、番組内でかかった好きなアーティストや曲名はネット検索で番組データベースをチェックしておおよそ把握できた。しかし今回、ネットの資料でも載っていなかった、あるアーティストと曲名を思い出せないものがあり、副読本の曲目リストと当時のオンエア記憶を辿りながら読んでみたら……やっと見つかった!!

 

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メモリーズ・オブ・ア・カラー

メモリーズ・オブ・ア・カラー

 

ティーナ・ノルデンスタム!(読本とネットでは日本語読み表記ゆれがあり分かりづらかった)うわーまた逢えて嬉しいよー。彼女はレオナルド・ディカプリオ主演映画「ロミオ+ジュリエット」のサントラに収録された「Little Star」がもっとも有名曲らしく、改めて聴いたらこの曲も知っていたのを思い出したが、そちらの映画曲とは記憶が全然リンクしていなかった。彼女の名前と曲名はど忘れしてたが、リッキー・リー・ジョーンズっぽいアンニュイな歌声がいつまでもずっと覚えていて……もう二度と忘れない! こうして思い出せなかったあの曲を思い出す体験って、何物にも代えがたい。エアチェックで出会った曲って、やっぱりいいよね。番組読本は、今後Spotifyのフォローアーティスト収集の参考書としても、一生モノの音楽教本になりそう。ありがとう、布袋寅泰ミュージックスクエア

 

キリンジと和解せよ

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以前のエントリでもちらっと書いたが、16年前にいた前職の職場でBGMにいつもJ-WAVEを流していて、当時特によくかかっていたのがキリンジだった。ちょうど「雨は毛布のように」がヘビロテされていて、上司や同僚たちがキリンジファンで、堀込兄と弟のどちらが好みか? みたいな話題で盛り上がっているのを、自分はよそ目に聞き流していた。

実は自分はあの頃、キリンジがあまり好みでなかった。ただ職場で半ば強制的にヘビロテされてるから、勝手に耳に入ってくるだけだからやむを得ず聴くしかなく……今思えば上司がキリンジ好きだから逆に気に入らない、という野暮な反抗心もあった気がする。

しかし16年後、今年になりある機会でキリンジをふたたび聴いてみて、今さらながらその良さと素晴らしさに、やっと、ついに、気づいてしまったのだ。まるで16年モノのウイスキーを舐めて嗜むように、キリンジを聴きまくった。ファンにとっては月並みかもだが、このへんの曲たちが特に響いた。

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LINEモバイルのCMで再び脚光を浴びた「エイリアンズ」。夜のバイパスや公団の屋根の上など、都会から少し郊外にあるベッドタウンの情景が心に浮かぶ。キリンジは他曲にもバイパスが登場するので、実はバイパスマニアなのかも。

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ふたたび聴くきっかけのひとつに、仕事中平日の昼にいつも聴いているTBSラジオの「ジェーン・スー 生活は踊る」の中で、番組ジングルや交通情報、相談コーナーなどのBGMをキリンジが担当していて、16年前にキリンジをやたら聴かされていたのを思い出して若干モヤモヤしつつも、番組のテイストによく馴染んだキリンジBGMに感心していたある日、名物コーナー「相談は踊る」で、お悩み相談の解答の代わりとして「Drifter」がかけられた瞬間、相談者でない自分がまるで諭されたような気持ちになり、言葉にならない感情があふれてきた。

「Drifter」は、愛の歌でも、別れの歌でも、人生の歌でもあり、聴く人の心情によってさまざまな解釈をできるのが、とても素晴らしいと思った。いまの自分の気持ちとしては、愛の歌に背つかれて、与えるより多く奪ってしまっているのだろうか……という葛藤を感じたりもする。おそらくこれから先の未来の節目に、何度も何度も聴きかえす、人生でかけがえのない一曲になりそうだ。いや、もうとっくになってしまった。長い時間や人生経験を経て、ついにキリンジと和解したのだ。16年前、あんなにキリンジを毛嫌いしてたのが信じがたい状況だけど……今さらファンになっても、いいですか?

キリンジの新旧の曲を聴いてみて、「Drifter」のような至極の名曲も好きだが、最近Spotifyで配信された冨田恵一冨田ラボ)との過去曲「乳房の勾配」のような、堀込兄の変態度を振り切ったドエロい曲もちょういいと思った。身持ちの悪い女たちのようにみなしごの蜜を指でなじるし、恥知らずな漲りに喉笛も鳴るんだよ!

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冨田ラボといえば、ハナレグミとの「眠りの森」、MAMARAID RAGの田中拡邦との「アタタカイ雨」もよかった。キリンジからいろんな好みのアーティストが手繰り寄せられるのすごい。キリンジファミリー万歳!

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MAMARAID RAGも職場BGMのJ-WAVEでよくかかっていて、当初キリンジと曲が似ていて混同してた記憶がよみがってバンド名を思い出し、ベストアルバムを購入して聴き直した。椎名林檎トータス松本の最新曲と同名な「目抜き通り」が特にお気に入り。あれからメンバー脱退を経て、現在は田中拡邦のソロユニット活動のようだが、喫茶ロック系特有の高音ボイスと大滝詠一が好きすぎるんだなーって感じがよい。あと「春雨道中」といい、「あたたかい雨」ってフレーズが多すぎやしませんか?

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2017年マクガ的ヘビロテしまくった曲

 

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ここにきてやっと、自分が最も好きなジャンルであるパンク/ニューウェーブ系アーティストの登場だが、いろいろ聴いていた中でも、今年はなぜかNew Orderの「Bizarre Love Triangle」を何度もリピートしまくってた。しかもあらゆるバージョンの。New Orderは楽曲の良さに反してライヴ演奏の超絶すぎるヘタさに定評があるが(やな定評だなー)、新旧どの時代の「Bizarre Love Triangle」を聴いてみても、やっぱりすげーヘタなのが最高。ためしに86年、98年、最新の2016年、各バージョンを並列してみた。

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もう何度もライヴ演奏しているはずなのに、このヘタさ加減は何なんだろう……数多くある演奏の中でも、実はこのアコースティックバージョンが一番マトモな気がする。すっかりいいおじいちゃんだが、今後もバーナード・サムナーの成長ぶりを見守りたくなった。

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紹介したいオススメ曲やアーティストがまだまだいっぱいありそうだが、気づけばまたもや朝6時になってしまったので、観念してこのへんで。やっぱり予約投稿になってしまった……新年明けてあとでごっそり直すかもだけど、やっと書ききったのでよかった。今年最後の有言実行間に合った!

今年のブログ更新も、これで本当におしまい。相変わらず、誰が読んでくれてるのかも分からない闇ブログだけど、一年間、お付き合いありがとうございました。新年2018年もゲームに音楽に、どうぞよろしくお願いいたします。

皆さんも、よいお年を~!

 

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2017年マクガ的GoTy(ゲームオブザイヤー)とIGD(いいゲームだった)

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前回は書き散らかし気味に2017年を無理やり統括ってみたけど、やっぱゲームのことは書ききれないっつーことで別エントリにした。こっちも書き散らかしモードになりそうだけど、とりあえず書く。おととい忘年会が終わったらゲームもブログ書きもできぬままいつの間にか30日になってて恐ろしい……年越しが来るぞー! 年末なのにヒマを無駄にもてあましてるのならば、クソ長いブログを読みながら震えて備えろ!!

 

■2017年マクガ的ゲームオブザイヤー『Cuphead』

 

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ヘタレすぎてまだ2面クリアすらできてないけど、もーこれでいいっしょ!? とにかく、よくぞまあ出てくれたよ。しかもつい先日200万本達成したじゃん。めでてえ。実にめでたすぎるー。ゲーム制作~完成に至るまでのバックボーンも「ゲームを作った男たち」みたいにカートゥーン化……いや漫画化してほしいくらい。

jp.automaton.am

 

そういえば、今年2度目のディズニー入場の件を書き損ねていたが、Cupheadプレイ前と後では、パーク内のオブジェもパレードも、すべてがCupheadナイズド視点にされてしまうほど、完全に影響を受けてしまった。ほら、トゥーンタウンはRunステージ、パレードなんてボスラッシュに見えなくね?

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あーもうマジでボスにしか見えねえ。ところでXbox One版のバグ修正ってもう済んでるのだろうか。冬休み中に2人協力プレイの再トライしたいところ。

 

 ■2017年マクガ的いいゲームだった『人喰いの大鷲トリコ』

 

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『トリコ』は昨年末リリースのタイトルだが、今春にPS4本体と同時購入して一気にクリアしたのでノミネート。いつも思うのだが、どうせ一本になんて選びきれないのだから、今年リリース作と、今年初プレイした前年以前リリース作を1本ずつ、つまり2本選ぶって提案はいかがだろうか。近年は移植のタイミングがリリース翌年以降から、インディーズ洋ゲーが日本語対応で普及してから話題になるケースもあるから、ぜひそうしてほしい。つーか俺ルールで勝手にそうしよう。

 

僭越ながら、『トリコ』は初めてプレイした上田文人作品だったので、制作に至るまでの背景やエピソード、ゲームデザインの技術面などを、ネットメディアの上田氏インタビューや表現方法講演レポ記事などを片っ端から読み、自分なりに考察にしてみた。いくつかある中でも、このあたりが特に納得、参考になった。

 

jp.gamesindustry.biz

www.4gamer.net
entertainmentstation.jp

 

自分にとっての『トリコ』は、ゲームをプレイするというよりも、現実的な空気感をそのままに、絵本や寓話の世界に入りこむ体験に限りなく近く、そう思わせるようなギミックや表現は一体どうやって作られてたのだろう、と興味が湧いた。トリコの風になびく羽毛を表現するための巧妙なテクノロジーがリアルなファンタジーを生み出し、上田氏の「『アウターワールド』や『プリンス・オブ・ペルシャ』『フラッシュバック』のような、リアルな頭身のキャラが出てきてリアルに動くのが好み」という趣向は、現実的空気感を再現するうえでのキーワードにもなっている気がした。あと細かいのだが、上田氏が初回特典版『トリコ』の冊子で缶コーヒー好きを語っていて、上記のエンタメステーションのインタビュー写真を見ていたらBOSSの缶コーヒーがちらっと隅に写っていて、ホントに缶コーヒー好きなんだ……と感心した。昔、レッドカンパニーの広井王子氏がファミ通の連載コラムで自称コーラジャンキーを語ってたのを思い出したり。今でもコーラ好きで、国内で発売してるDVDを全収集してるのかな……。

あと、上田氏インタビュー記事ではこの対談が、個人的にとても嬉しかった。

www.famitsu.com

実は『INSIDE』も、昨年リリースだけど今年初めてプレイしたゲームで、『トリコ』と並ぶほどのIGDタイトルだった。いずれも言葉や名前のない世界をゲームで表現している稀有なクリエイターだと思った。『INSIDE』、潜水艦に乗ってある程度進んだところでストップしてるので再開してクリアしちゃいたい。でも夜プレイする怖いんだよなー。

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■そのほかやったゲーム Switch編

 

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本体同梱の『スプラトゥーン2』も『ゼルダBotW』もプレイしてみて、やはりすごいゲームで感心したし、特に『ゼルダBotW』は誰もがGoTyノミネートするのも納得だけど、他の人たちがすでに散々評価してるだろうし、超個人的体験としてはあまり響かなかったかなー。どっちかっつーとSwitchで彩京過去タイトルが突然移植されたのが驚きと感動だった。『堕落天使』とか『戦国』シリーズとか、今後もリリース期待しちゃっていいんすかね?

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マジョリア今見るとめっちゃエロい。縦画面モードもできるのが感激したなー。そういえば今年のTGSで開発会社のゼロディブが東北関連ブースで出展していて、試遊したらスタッフの方に福島と仙台にスタジオがあると聞き、東北復興のため頑張っているようで、自分も福島が田舎なのでぜひ応援したい次第。

 

 ■2017年やったゲーム Xbox One

昨年本体を買って以来、今年は別ハードばかり遊んでたので、『Cuphead』以外はあまりプレイできなかったかも。下位互換性タイトルがもっと増えないかなー。

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これも旧作だが『CONTRAST』。Xboxリワードのアンケート回答でコツコツためたリワードクレジットで購入したのを思い出してプレイした。ゲーム自体はわりと単調気味だが、ムーランルージュの世界観と影を使ったアイディアがキラリと光ってていいと思った。

 

■2017年やったゲーム PS4

 

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PS4を購入以来、『ニーアオートマタ』や『Fallout 4』など、家族にPS4を占拠されるタイトルばかりが増えていった印象。セールで中古ショップ相場よりも安くDL版がサクッと買えるしなー。先日も『ウィッチャー3 ワイルドハント』を買ってて、あーまた占拠時間が長くなる……と思った。

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そんな中、PS+で無料DLして合間を見てプレイしたのが『グラビティデイズ』。実はこんなにオシャレゲームだと思わなかった……バンドデシネ好きなのでグイグイときた。サブタイが往年の名作映画邦題のパロディなのがイカす。こういうトコから映画の元ネタを知らない若い世代が古い映画を観るようになったらいいよねーとか、キトゥンちゃんがネットでよく「くさそう」と言われてる理由が分かったり。下水道暮らしならそりゃー臭いよ!

あとまだ未プレイだけど、今年リリースされた続編『グラビティデイズ2』のこのイメージムービーとCMソングがゲームの浮遊感と疾走感を非常にうまく表現していてとてもよかった。こねことジャケ写かわいーなー。

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■2017やったゲーム Steam編

 

買った(積んだ)ゲームの数はもっとも多いし、もはや買ったゲームの数など数えないのがSteamゲーミングだが、PCゲーミング環境もだいぶ整ってきたのでちまちまとプレイしてる。台湾の高校が舞台のホラーアクション『返校 Detention』は、『トワイライトシンドローム』を彷彿とさせる懐かし怖いテイストと、日本語の縦組テキストが見事にマッチングしててよかった。文化圏の違いを感じるゲームをやると新鮮だなー。

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redcandlegames.com

 

■2017年やったゲーム スマホゲーム編

 

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昨年は『ポケモンGO』、今年は『ポケ森』の一本となったが、『ポケ森』はクリスマスイベントでクラフトコンプ後、クリスマスのもとが余ったのでもう少しクラフトしようかなーと思った瞬間、ゲームのリフレッシュ→お正月イベントが始まり、今まで貯めてたクリスマスのもとが全部消えてしまって、なんだか燃え尽きてしまった……まじかー。せっかく貯めたのだから別の材料(主にふわふわのもと)に交換とかできればいいのに! おしょうがつのもと、集めるのどうするかなー。面白いけどだいぶ疲れ気味に。

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『ポケGO』も、開始時からずっと続けてきたおすもうゲーム(大相撲カード決戦)もすっかりやらなくなり(おすもうゲームは引退した日馬富士の扱いを今後どうするのか、近頃時々ログインしてる。カード自体が抹消、あるいはレジェンド化するのかな? なお『大相撲カードバトル』は事前登録したが、おすもうゲームと内容がほぼ一緒なのですぐやらなくなった)、ハマりたくないから敢えてスマホゲームを遠巻きにしてたが、ふと思いたってスマホ版『みんゴル』をやってみたらなかなか面白くて、ひとりでゴルフモードの全コースをクリアしてしまった。当然だが、スマホでもちゃんとみんゴルになってるのがすごいなー。スマホ操作の相性もかなりいいと思う。

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■2017年やったゲーム その他編

つい先日、発売時に買えなかったミニスーファミが在庫潤沢になり購入できたので、ちょこちょこプレイしてる。こうして改めて画面を見ると、どのタイトルも青色の面積がやたら多い印象。大画面かつドットくっきりで『パネポン』や『FF6』ができるのは素晴らしい。やっぱりFF6のドット描写は超絶すごい。目玉である幻タイトル『スターフォックス2』は、わりかし普通だった。キャラにサーバルキャットがいるのは今どきっぽい感。

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任天堂つながりになるが、そういえば先月末、上野のヤマシロヤで開催された『星のカービィ』25周年記念ミュージアムに行ってたのだった。年末の慌ただしさでレポを書きそびれたが軽くレポっとくと、会場には若い女子や子どもたちにあふれていて、写真撮影OKの企画書、資料展示がとても充実して読み応えがあった。カービィグッズもたくさん展開されており、つい散在しまくってしまった。ウィスピーウッズの森を模した寄せ書きコーナーには、ファンからのカービィ愛たっぷりのコメントがびっしりと埋め尽くされていて、カービィめっちゃ愛されてるなーとこっちまで微笑ましくなった。はるかぜポポポ(開発当初のタイトル)25歳おめでとー。

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カービィといえば、今年は粘土でこんなのを作って遊んだりした。紙粘土は軽くて使いやすいが、やっぱり小麦粘土のほうが質感や手触りがよいかも。丸くて色のはっきりしたキャラは子どもにも認識しやすくて親しみがあるし、何よりも造型が作りやすくていい。

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無邪気で無慈悲な創造と破壊。


■2018年 マクガ的来年やる&楽しみにしてるゲーム

www.jp.playstation.com

『トリコ』にすっかり魅入られてしまったので、フルリメイクのPS4版『ワンダと巨像』の発売がすっごく待ち遠しい。どこかで「まだ『ワンダ』が未プレイな人がとてもうらやましい」というコメントを見かけて、『Portal』をそのように勧められて初めてプレイして感激したのを思い出した。自分も誰かに「まだアレをプレイしていないなんて、これからアレを体験できるなんて、うらやましい!」と言えるようになりたいものだ。

www.jp.playstation.com

新規タイトルだと、PS4の『Detroit Become Human』にすごく期待してる。TGSのアンドロイド販売ディスプレイに感心して、これは絶対にプレイしようと思った。

store.steampowered.com

今年リリースで、楽しみにしていながらまだ購入できてない『Wolfenstein II The New Colossus』もやりたい。あっ、いまウィンターセールで50%オフになってる……早く買わないといつの間にかGWセールで100円で買えちゃうヒャクエンシュタイン2になっちゃうよ~!

jp.automaton.am

スマホゲームでは、『風ノ旅ビト』のthatgamecompanyの新作『Sky』も、とても楽しみで仕方ない。8人マルチってどんなんだろー。『風ノ旅ビト』のように、名前もIDも表示されない、世界のどこかの見知らぬ誰かとco-opしてみたい。

 

ふと気づいたら、いま12/30の朝の6時くらいなのだが……これでおおよそ書き切っただろうか。まだ残ってる気もするが、ゲームについてはたぶんこんな具合の2017年だった。

統括してみると、今年は何度目かの、おそらく2.5度目くらいのゲーム元年だったと感じた。1度目は親にファミコンを買ってもらったとき、2度目はGC版『PSO』にハマったとき、そして今年、現行ゲームハードを2台も買ったとき、の2.5度目。そのくらい、ゲームを通じてたくさんの体験や思い出が生まれた。自分にとって、新作・旧作を問わず、初めてプレイしたらそれは新作で、今年のGoTyやIGDで常にあってほしいし、ゲームをするのもしないのも、一期一会の大切な機会なのだと思う。

ところで○○元年とか最初に言い出したのは誰かしら……平成だー!! その平成も再来年、あと数日で来年になる平成31年には終わっちゃうなんて信じがたいが、平成が終わっても新時代が来ても、ずっとゲームやって生きていたいなー。

 

ゲームエントリについては、これでおしまい。残りの音楽エントリを書く時間がもはやなさげ。本日書けたらがんばってみる、ってなわけで今夜の自分に託してみたり。