Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

教習所卒業&普通免許取れました話

先週末の12/13、卒業検定に合格し、ついに教習所を卒業した。

第二段階みきわめで不安があったため、みきわめを再チャレンジしてOKをもらい、翌日ちょうど検定日だったので、即受検した。

検定路上コースは、前日のみきわめで走ったコースと同じで、所内駐車は同じく前日に再練習して何とかクリアできた方向変換(右)だった。別コース&苦手な縦列駐車でなくて本当によかった……。しかし当日の検定官が、一番苦手だったビシバシ厳しい教官に当たってしまい、さらに路上で1回制限速度オーバーをやってしまい、横で教官がカリカリとメモチェックしていて、もうダメだー土曜にまた再検定だー、と同じグループだった女子教習生たちと絶望感いっぱいで合格発表を待っていたら、グループ3人とも全員合格だった。合格発表時、苦手教官からなぜか合否発表をタメられて非常にもどかしかった。点数はギリギリっぽかったけど、合格は合格。よかった!

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 合格発表後、午後から卒業式だったが、教室のプロジェクターにこんな画が投影されてるだけで実に質素な卒業式だった。富士山の横比率がやたら長い。ほぼ卒業後の学科試験の説明会だった。式の終わりに、交通遺児支援の募金箱を差し出されたので、ささやかながら寄付した。


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教習所からもらった卒業お祝い。他にも群馬サファリパークのマイカー来場者限定招待券などもいただいた。いつか高速に乗って遠くまで出かけられるようになりたいな。来年以降、二輪免許取得で再入所するつもりなので、また何かお祝いがもらえるようにがんばる。

 

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翌日12/14金曜、地元の免許センターへ早速学科試験を受けに行った。卒検合格後、教官から「明日金曜の試験は簡単みたいだから受けてきたらー?」と、どうやら曜日によって試験問題の難易度が変わるという、嘘か誠か分からない話を聞き、一日でも早く免許を取りたいのと、教官情報の真意も確かめたかったので、即受けようと思った。

 

実際の試験は、めっちゃ簡単だった。最も苦手で時間ギリギリまで復習していた数字記憶系問題(駐停車禁止の場所とメートル範囲、大型~中型自動車の種類と積載量など)は、ほとんど出なくて、酒を飲んだら車に乗るな的な、ほぼ常識問題ばかりだった。むしろ教習所卒業まで来た人で、この難易度で試験に落ちる人がいるのー? と思ったくらい簡単だった。教官の言う通りかどうか、まるで都市伝説のような噂の真意は結局定かでないが、実際に解いてみたら、この日はとにかく易しかったとしか言いようがない。

 

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電子掲示板に表示されるドキドキの合格発表。54番……無事合格! 会場で、前日一緒の卒検グループだった女性教習生にも会い、彼女も合格だったのでよかった。この1週間、こんなに心臓ばくばくの緊張が続く日は今までの人生でないほどだった。

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夢のマイ運転免許証。普通って書いてある……! あ、「原付」は原付免許取ってないから表示されないのかしら。普通持ってるから原付も乗れるのだが、せっかくなら原付表記も載せてほしかったなー。来年はここに「普自二」の文字が載るようにがんばる。

証明写真は前日に、街の証明写真ボックスで撮影した持参写真にしようとしたが、どうやら持参写真は再スキャンするため実物よりも不鮮明になるから、ここで撮っちゃったほうがいいよーと撮影担当に勧められ、結局その場で撮った。自分はジャージが正装=トレードマークなので、写真でももちろんジャージ。メガネっ娘だが、メガネはかけないで撮った。あれメガネかける/かけないのどっちも選択できるのね。

 

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翌日土曜に、実家の軽ワゴンを借りて、お祝い品の初心者マークを貼り、早速地元を練習走行してきた。助手席の母からナビを受けながら、隣町まで走って回転寿司屋の駐車場へ車庫入れした。幸いクルマが少なく、駐車スペースに余裕があったが、やはりラインから思いっきりズレてしまった……これも慣れだろう。何度か経験しないと。

 

家には手持ちのクルマがないため、マイカーを持つことになるのだが、クルマ選びに迷っていることがとにかく楽しすぎる。年末年始はカーディーラー巡りで過ごすことになりそう。早速お目当てのスズキのショールームで2台ほど試乗させてもらったりした。実家の軽ワゴンも試乗車も、どれも教習車と全然違う乗り心地で驚いた。カーディーラー担当さん曰く、免許取り立てドライバーの場合、中古だと傷つけてもいいから、と雑に乗ってそのままってケースが多いらしい。これからクルマを大事に乗りたいし、せっかく乗るなら新車が欲しいかも。アレコレ迷っている間がとても楽しいし嬉しい。

 

8月から週1~2ペースで通い始めて5ヶ月。今年初め頃は、自分が長年トラウマを抱えて避けていたクルマの免許を取るなんて、まさか思いもよらなかっただろう。人生どうなるか分からないし、あとで後悔したくなくて、いまだからこそ免許を取ろうと思いたった。高齢者返納からカウントしてあと数年程度しか乗れないだろうが、自分にとってはとても大きな、どこまでも行ける第一歩となった。生きとし生けるひとそれぞれの幸せがあるが、いまの自分は、これが幸せのカタチのひとつだ。

 

anchor.fm

そんなわけで、免許が取れた嬉しさを隠しきれず、ポッドキャスト第3回目を更新した。よかったらこっちも聴いてみてください。嬉しさが滲み出すぎててほんとキモい。

ブログとポッドキャストの棲み分け、今後どうしようってところだが、それぞれにしかない特性があるから、ブログはブログ、ポッドキャストポッドキャストでしか読めないor聴けない話を綴っていこうと思う。

ポッドキャスト第2回目、もう録った

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舌の根も乾かぬうちに、第2回目を更新しましたー。よかったら聴いてください。なんか先週末行ってきたオペラのコンサートがほんと感激すぎて、すぐに伝えたくなってしまった。クリスマスといいつつクリスマスっぽい内容はほとんどないんだけど……

そんな感じで、気が向いたらどんどん録音してアップします。よろしくです。

ポッドキャスト始めました

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突然だけど、自分のポッドキャスト番組を始めてみた。番組名は「Listen to me 熱情」。このブログ名が「Read me 激情」なので対になるように名付けた。
以前、Audiobooというオーディオアプリでトークや対談を録ったりして遊んでたけど、久々すぎて緊張しまくり噛みまくり。自分のキモい声と下手くそなおしゃべりを聴いて耳を慣らしたり、何度も録音を取り直したり、あからじめ番組構成を考えて台本テキスト読みながらしゃべったり。で、なんとか1回目を録音してみて、楽しかった。スマホ一つでポッドキャストできる。いやーすごい便利。ポッドキャストアプリAnchorの使い方は、このへんを参照にしてみたりした。

homepage-reborn.com

自分で好きな曲も選曲できるなんて、こんな気軽にラジオDJになれちゃうんだー。Spotifyプレミアム特権の音源選曲は、リスナーは30秒のプレビュー再生しかできないみたいけど、自分で聴く分にはフル再生できるので、完全に自己満足な世界。

そろそろ教習所通いも終わっちゃいそうなので、通ってる間の空気感とか免許取得直前のワクワク高揚感などのアレコレをパッケージしたくて、クルマとバイクをトークテーマに録音してみた。果たしてリスナーには伝わっただろうか。あと、冒頭とお別れ挨拶は「こんばんは」「おやすみなさい」に統一しようと思う。どの時間帯で聴こうがひとの自由だが、たぶん夜のまったりした時間帯に聴いてくれるのを想定してるから。

トーク内でも言ったけど、何度か続けて慣れてきたら、そのうちゲストにゲーオタ友達を呼んでグループトークとかやってみてもいいかも。あと、適当に集まった面子で各々好きにトークしてるのを録音するとか。楽しみひろがりんぐ。

誰が聴いてくれるか分からないし、誰も聴いてくれないかもだけど、オタトークをただひたすら録るのだけでも自分は楽しいので、こんな感じでゆるりと続けてみたいと思う。よろしくです。

秋、時の過ぎゆくままに、秋田。

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今回は、ただの旅日記。
先週末、相棒のYくん一家とともに、4年ぶりに秋田の湯沢へ一泊旅行に行ってきた。

約束どおり、雪の降る前に、3回目の墓参りへ。

ご遺族のお母様と再会。ここ数年、年賀状のお返事が途切れていたので心配していたが、お元気そうで何よりだった。

 

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菩提寺にて。11月の秋田は紅葉が終わりかけかも、と事前に伺っていたが、ちょうど紅葉の散り際のピークで、最高に美しかった。小さい家族たちは落ち葉拾いに夢中だった。地元では台風による塩害のせいで、街路樹が色づくことなくほとんど枯れ落ちてしまったので、ここで秋色真っ盛りの山々と素晴らしい紅葉がたくさん見られて、本当によかった。

つい先日、11回忌の法事の際に、ご先祖様の200回忌も同時に執り行ったそうで、どんだけ歴史ある代々なの……と思った。どうやら先祖は武家の一族だったらしい。言われてみれば風貌もお侍さんっぽいところがあったなー。

 

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墓参りの帰り、無形文化財の西馬音内(にしもない)盆踊り会館へ連れて行ってもらう。黒頭巾や編み笠で顔を隠した踊り子たちが、かがり火を囲みながら夜通し踊るのだそうだ。囃子はおおらかな農村ソング的艶歌だった。ゆうべはおたのしみでしたね。

 

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夕飯はお母様の弟さんが経営しているラーメン屋へ。このお店はみそラーメンとスジャータソフトクリームが売りらしく、豊富すぎるメニューに迷いつつ、前回と同じみそバターコーンラーメンを頼んだ。美味い。初めて知ったのだが、秋田南部では醤油ラーメンにお麩を入れるのが当たり前らしく、たしかに別の店の中華ラーメンでもお麩が乗っていた。関東では入れないんですか? と聞かれて驚いた。お土産に比内地鶏ラーメンを買ったので、今度家でも試してみようかな。

 

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翌日は、隣町にある秋田ふるさと村へ。屋内にはキッズパークや手芸体験、ドーム劇場、プラネタリウムまであり、小さな家族たちも広い敷地内でたくさん遊べて楽しそうだった。屋外にあるオブジェも味わい深くてよかった。ここも紅葉が綺麗だった。

 

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本場の横手やきそばもやっと食べられた。見た目よりソースが意外とさっぱりしていて美味しい。ババヘラアイス、7年前のお彼岸頃に初めて墓参りへ来たとき、道路で通りすがりに販売してるのを見かけて以来、ずっと気になってた。いつかおばあちゃんの手売りババヘラアイス食べたいなー。

 

葬式と墓参りで通算4回目の湯沢訪問となったが、この10年、ずっと心残りだったことにやっと決着が付けられて、これでいい、これでよかったんだ……という気持ちがあふれてきた。

お母様の「自然の形で、ありのままを受け止めたい」のひと言に、改めて考えさせられた。自分たちは、こうして写真を撮り、日々の出来事をSNSに記録し、生きた痕跡を日常的に残していくのがごく当たり前になり、何でもかんでも残そう記そう、と躍起になっているが、人が本来あるべき自然の形を亡失してしまっているのではないか。自分はというと、自分自身のため、あるいはどこかで情報を求めている誰かのために、記録としてブログを書いている。いつの間にか、ただひたすら記録するためだけに、日常を生きてしまっているのではないか……ジュリーの唄でないが(どっちかっつーと神宮寺三郎シリーズ方面なんだが)世の中には、特に何もせず、何も残さず、足掻くことなく、時の過ぎゆくままにこの身を任せてしまうのが、結果としてよいこともあるのではないか?

死の直前まで、人生をゲームと共に生き、ネットや原稿でゲーオタの生きざまとゲームへの熱い思いを書き綴ってきた彼は、あらゆる創造と破壊を繰り返してきた。たとえそれが他人から見たら不安定で不自然でイビツな姿であったとしても、それが彼にとってはありのままだったのだと思う。不運にも交通事故で突然に逝ってしまったので、彼の本心などはもう誰にも分からないが、自分たちはこの10年、彼のために、自分たちのために、最善を尽くしてきた。それが大事なのだと。生前叶えられなかった自著単行本2冊を世に出せたのは、少なくとも自分たちにとって文字どおり最高級の最善(ベスト)であり、ほんの短期間だが共にデスクを並べて働いてきたことを誇りをもてる仕事のひとつとなった。それでいい。

うろ覚えだが、いつか友人が言っていた「この単行本が彼の墓標なのだ」という言葉が、リアルに墓参りへ行けない人たちにとっては、単行本が墓標そのものなのだと気づかされた。本を2冊出すのは大変な苦難だったが、彼らにとっての墓標を作れただけでも、作ってよかったと思っている。

 

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墓参り後の夜、宿で軽く打ち上げした。お互いここまでよく頑張った。乾杯。
4年前、お母様から「次に来るときは、お二人のご家族も一緒にいらしてくださいね」と言われて、その約束も果たせた。墓参りの長旅に同行してくれた、家族たちにも心から感謝したい。

お母様も「10年間、皆さんが息子のことを忘れずにいてくれることを、とてもありがたく思っています」と話していた。これからも、みんな忘れないので安心してください。ただ、「私ももう歳なので、次にお墓参りに来られるときはお付き合いできないかも……」と寂しそうに言われたので、免許も取れてる(はずの)次回は、現地でレンタカーを借りてフラッと行こうかな。都心から高速片道7時間超はちとキツいかも。

我々は、たまたま同僚として巡り合ってしまっただけにすぎない関係だし、自分勝手で図々しくお節介焼きかもしれないが、こうして自分の人生にも関わってしまった以上は、彼の人生の終わりと続きを、そっと静かに見届けていきたいと願う。

今は教習所通いでますますできずじまいだが、冥土の土産よろしく、ゲームをもっともっと遊びたい。向こうで羨ましく、妬ましく思われるくらいに。それが自分なりの供養になればいい。

 

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さよなら、秋田。またいつか。

 

教習所に通いはじめて、仮免合格した話

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ものすごく今さらだが、この8月1日から、自動車教習所に通いはじめて、先日10月12日、仮免許試験に合格した。


実は教習所通いはこれで初めてでなく、人生2度目になる。前回は20年以上前、専門学校卒業間際に東京の教習所へ通ったのだが、就職して時間が取れなくなり、さらに教官がとにかくビシバシ厳しかったのと、交通手段も少なくて送迎バスを一便逃して教習が受けられなくなったりなど様々な理由で、仮免手前あたりで断念してしまった。あの時教わった知識は一切覚えておらず、おっかない教官の顔がいまだに忘れられないほど。ただ教習所や車の運転自体への恐怖感やトラウマが残っただけだった。退所時に半分以上返金されたが、教習費を全額支援してもらった母には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

それ以来、クルマへの恐怖心と心のどこかで避けたい気持ちもあり、クルマがなくても十分移動できる生活圏だが、それでも前々から普免は取っておきたいと思ってた。でも仕事の節目の長期休暇を利用して取るチャンスを逃してしまったり……で、そうこうしてるうちに、ふと突然、二輪に乗りたくなってきた。クルマはだめでも、原付でもいいので乗れるようになりたい。できれば原付二種。
一番迷惑をかけた母に相談したら、二輪はダメ、普免にしなさい=普免取れば原付も乗れるんだから、まずはクルマ乗れるようになりなさい、とのことだった。

というわけで、ちょっとヨコシマな理由もあるが、20数年間ぶりに、ついに自動車教習所へ通う決心がついた。いろいろあり吹っ切れたいって心境の変化も大きいが、あの時のトラウマと向き合って克服したい、成長したい、と願った。
加えて、この3月に家族がアキレス腱断裂の大ケガをしたり、実家父が先月から体調を崩して入院(現在は退院)といった周囲の変化もあり、もし万が一の時、家族のひとりがクルマに乗れたら、今後グッと生活が便利になることは間違いない。自分がクルマに乗れるようになれたら、自分もみんなもとても嬉しく楽しい、とやっとイメージできてきた。

教習所入所の期限は来年5/1まで。2-3月は非常に混み合うらしいので、できれば年内に取りたいところ……と思ってたら、来年3月から有効期限表示が年号から西暦に変わるらしい。おそらく平成最後の免許取得候補者としては、実在しない「平成3X年まで有効」があえて欲しくなるなー。もういよいよ、平成が終わっちゃうんだね。自分の平成にも、ひとつケリをつけないと。

 

いざ通い始めてみると、とにかくスケジュール組みが大変。自宅勤務ゆえに平日限定で時間調整も効くが、6月から通い始めたスポーツクラブや朝ウォーキング習慣との並行も考えなくてはならない。特に8~9月は夏休みの高校~大学生でいっぱいだった。教習所は月曜休みなのでジムは月曜、ジム休みの火曜は教習所へ……とトントン拍子に受けたいが、技能予約はいつも埋まっており、受けたい学科の時間割が希望の日程や曜日に入っておらず、ジムはしばらく週一ペースにしてセーブしようかな……など、毎日の中心が教習所通いとなっている。

 

クルマへの抵抗心は、技能で乗るたびに徐々に薄れて慣れてきたものの、適性検査で判断力や適応力が低いと診断されて、あーやっぱり性格的に運転向いてないのかな……と自信がなくなったりもする。教官も、以前通っていた時代よりははるかに優しく親切だが、中には凄味を隠しきれない系の教官もいたりして、ただハンコを与える判定評価が甘くなっただけな気がする。つい先日受けた応急救護教習で、自動車教習所は警視庁の管轄なのもあって、前職が警察官や自衛隊の人が多いのだと聞いた。どうりで手の甲に空手ダコのある厳つい教官がいるわけだ……。

昔と違うのは、苦手/得意なタイプの教官はごめんなさい/お気に入り登録をネット申請して、担当割りふり調整してもらえる点。教官も評価が給与査定に影響するとかで大変らしい。オンラインでいつでも教習予約が取れるのも便利だが、当日のキャンセル待ち抽選でいまだに当選したことがない。

 

学校受験以外で勉強なんてほぼしたことがないので、学科の予習復習で非常に苦労している。 インターネット学科勉強ソフト「MUSASI」でいつも勉強してるが、教習所の自習室の模擬テストとMUSASIの問題集は問題内容が異なるので、結果的に自習室で数時間こもって詰め込み勉強をせねばならない。模擬テスト問題は若干ひっかけカーブ問題と剛速球問題が同時に突然出てきてキョドる。トンネルは追い越し禁止である→○(えっ「ただし車両通行帯のあるトンネルは追い越しOK」なのに!?)とか。模擬テストは家で復習できないので、間違えやすい問題はiPhoneでメモを取り家で覚えたりした。

技能教習は、毎回変わる担当教官によって教え方のタイプも異なるしムラもあるのだが、運転中の指導や会話の中で、重要ポイントがハイライトで感じられるようになったり、自分の頭の中で返答の選択肢が出てきたりして気づいたのだが……これって、ちょっとADVっぽいのでは? 教官との会話で進行度が変わるレースゲーム&ADVというか。

物静かで寡黙だが、運転の本質を熱く教えてくれる教官、運転を一目見ただけで自分の性格タイプをズバリ見抜き、性格に合わせた適切なアドバイスをしてくれる教官、前職はエンジニアだったのが、家族が交通事故の被害に遭い、一人でも交通事故を無くしたいと願って自動車教習所教官に転身した教官……教わる側も、教える側も、いろんな人たちがいる。教習所とは人生の交差点で、交通事故を起こさない、遭わせないために、交通ルールだけでない学びがあると感じた。

 

MUSASIでひたすら問題解いてるのも、なんだかクイズゲームっぽいし、これまで培ったゲーム脳なゲーム感覚ってやつで、何とか乗り切れるのでは……と思えるようになってきた。ゲーオタ友人たちからは、やれ構内リッジレーサーだのクレタク路上教習だのとアドバイスを受けたが、学科も技能も、コンテニュー=補習がちょっと手痛い程度(とはいえ追加補習が実質無制限の安心コース加入済み)のゲームをプレイしていると解釈すれば、あまり辛く感じられないかも……? と思ったり。すると、若干気楽な気持ちになり、緊張しっぱなしだった技能教習も、待ち遠しく楽しみになってきた。なお、今のところ技能のハンコは一発でもらってて再検定なし。ゲームならクリアできず何度もやり直してるハズなのに……。

 

第一段階の技能みきわめの際、主に目視確認ミスで教官から一番厳しくキツい指導を受けて、こりゃリトライかな……とめげそうになったが、なぜかハンコをもらえた。教官に理由を尋ねたら、「修了検定は、別に百点満点を目指さなくてもいい。停止線無視や縁石乗り上げ通過などの一発アウトさえやらなければ、今日できたことをそのままできれば、合格ライン70点を越えられるから、頑張って」とのことだった。ダメ出しされつつも問題なくできた点はきちんと評価され、少し自信がついた。

 

そうこうしているうちに、修了検定と仮免許学科試験となり……無事一発で合格! やったー。修了検定は、やはり少しギリギリ採点っぽかったが、仮免試験は、事前に配布された100問問題集を昼休み中に2回ほど解いて予習バッチリもあり、予想外に割とやさしめ問題?だったので、合格できたのだろうか。なかなか覚えられずもっとも予習に力を入れた、路面電車の安全地帯の有無徐行問題がまったく出なくて拍子抜けした。

 

先週からさっそく第二段階に進み、当然だが技能でいきなり路上教習がすんなり始まって驚いた。構内と路上の距離感、スピード感覚がこんなに違うとは……でも国道を自分の運転で走るのは気持ちよく、楽しかった。いつの間にか指定速度を数キロオーバーしてた。周りのクルマの速度に合わせてるとつい出し過ぎてしまうのか。

 

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また、40歳以上は受けなくてもよい任意教習なのだが、むしろ二輪に乗りたいオーバーフォーティーな自分は喜んで原付技能教習を受けた。これもまたちょう気持ちよくて楽しい……!! 普免を取ったらすぐに再入所して二輪免許も取りに行くつもりなので、早くまた乗りたい。二輪免許は、普通か小型でまだ迷ってる。二人乗りしたいのと、二段階右折が不要の125ccに乗りたい。乗りたいクルマはあまり思い浮かばないのに、二輪ならたくさんあるんだよね……とはいえ家族たちとの約束で、普免取って最低でも1年以上、初心者マークが取れないうちはバイクに乗っちゃダメと言われてるので、その間は二輪の夢を見ながら車社会に慣れるしかない。クルマは第二の足、バイクは夢とロマン。

 

そういえば先日、教習原簿に添付されている仮免許証を初めて見た。いま、20数年前には諦めて到達できなかったレベルにいる感慨深さが、じんわり染みた。

 

こんな歳になって学校へ通って勉強するのは、すっかり凝り固まってしまった頭や体にとても堪えるが、それもさほど悪くないというか、この歳になっても学びや成長、伸びしろがあるのが、すごく楽しい。仕事と家庭とジム活とのマルチ両立しながらの通学で、教習もますます難しく複雑になってくるが、引き続きがんばっていきたい。

勉学のためしばらく大好きなゲームも封印してるけど、免許取れたあとにやるレースゲームは、今までとは感覚が違うのかな。そんな楽しみも待ってる。やるぞー。

for H 10 years.

10年。あっという間だった。

10年前のある金曜の昼近く、仕事の締切に追われてる最中、Yくんから突然すぎる報せを聞き、茫然としてしまった。堪えきれず勝手にあふれてしまう涙をぬぐいながらも、とにかく仕事に集中せねば、とその日は何とか乗り切った記憶しかない。今でも思い出すと、あの時の衝撃がよみがえってきてしまうが、10年の月日が、幾分か和らげてくれた……と、月日の経過を言い訳にして、解釈するしかない。この10年、毎日そうやってごまかしながら、時にはゲームで気を紛らせながら、生きてきた。

 

以前、彼が編集部用の日記として立ち上げ、残してくれたはてなダイアリーが、このたび来春でサービス終了、サービス終了後もブログ未移行のダイアリーは閲覧できるようにしてくれる予定だが、いつまで継続されるか分からないので、現担当にお願いして、今後は自分が運営を引き継ぎ、アカウント管理することにした。もう日記を更新する機会はないが、彼のネットでのテキストはもうあそこでしか読めないし、自分たちの長年の軌跡としていつまでも残しておきたいので、自分がやることにした。こちらは引き継ぎ完了後、合間を見てぼちぼち移行するつもり。

 

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形見の品を、久々に引き出してみた。愛用のiPod。充電を始めたらずっとこのまま充電中に。そういえばiPodの中に入ってる曲、セガZUNTATAなどのゲーム音楽や邦楽などいろいろ入ってたが、もしかしてSpotifyで収録曲プレイリストを作れるかもしれない、と引っぱってきた。が、まだ充電中……こちらは時間を見て、プレイリストを作れそうならやってみよう。

 

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お宝のような、ただの見本品のような、未使用テレカやQUOカード。大事に取ってあったんだなぁ。この他にはZUNTATAファンクラブの会員証があったのだが、そっちはもっと大事そうだったので、置いていった。

 

仕事では、もうすっかりゲームから離れてしまって戻れなさそうだけど、それぞれが適当に距離をとりながら、これからもゲームに狂おしいほど愛された君へ永遠に尽きない嫉妬をしながら、自分らなりに、愚直に足掻きながらも、ゲームと接していきたいと思う。あと、遺されたものはきちんと残していくから、しょうがねぇなぁ、と嫌味でもボヤいていてほしい。

 

また、近いうちにYくんと、雪シーズンを避けて、墓参りに行くから、待っててくださいな。

朝ウォーキングは物語とゲーム感覚でいっぱい

8月。異例づくしのめちゃアツな真夏が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 私は運動にめちゃハマってただでさえ汗かきまくってます;;;

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というわけで、前回でも予告した、5月から始めた平日朝1時間のウォーキングの話を書く。

ここ数年のライフスタイルの劇的変化と自宅引きこもり業務がたたって、まったく減らない体重と健康診断の結果がかなりヤバいことになってたりと、もう色々な不摂生に踏ん切りを付けるために、なにかひとつ運動せねばと思いたった。

昨年から腹筋ローラーやダンベルの軽い自宅筋トレは継続していたものの、外に出ないから運動量が圧倒的に低く、まずは外に出なきゃ……と、ある朝ふと、ちょっと外に出てみよう、と近所を軽く歩いてみた。

近所には海が見える大きな公園が2つあり、まずは1つめの公園まで徒歩で行ったらどうだろう?→到着。次の公園へ→到着。これでざっと30分。家に戻る往復でちょうど1時間。

……このくらいの距離と時間なら、忙しい朝を調整して得た、実質的な始業時間前の1時間を使って、ウォーキングできるのでは? と思った。

しかし翌日、足首と太ももにすさまじい筋肉痛が襲ってきてめっちゃキツかった。一日休んで翌日、まだ残る筋肉痛がつらかったが、1時間歩いてみた。前回とコースを少し変えてみたり、通りかかる車や人がなるべく少ないルートを探索した。

そして1週間続けてみて、これなら自分の中で習慣化できる、と確信できた。平日隔日ペースなら週2~3回は歩ける。

一番最初に外へ出てみたとき、あまりにも無防備にフラッと出てしまい、失踪者の心境ってこんな具合なのかな……と想像してみたりした。あと普通のカジュアルスニーカーじゃ足が痛くなってダメだった。格好もただの短パンにTシャツだと、汗でびしょ濡れになる。

ユニクロでドライストレッチ素材のトレーニングウェアを一式購入したり、以前上野のスポーツ店のセールで買ったインスタポンプフューリーの赤を、ランニング用シューズにシフトした。カジュアル用に買ったのだが、何気に初めて購入したポンプフューリーだった。

sneakerwars.jp

翌月からスポーツジムに入会し、さらに物欲がブーストされるのだが、運動を始めるときは、お気に入りグッズや便利アイテムを揃えたり、何か形から入ることは、とてもいい導入だと思う。夏本番になり、日射しが厳しく日焼けが気になってきたから、先日ついにネックカバーまで買ってしまった。これに全身黒の帽子&サングラス&アームカバー装備なので、見た目の怪しさ満点なのだが、イスラム衣装のニカブっぽくてカッコよくちょっとした変装気分になれるし、首回りの汗が抑えられて比較的ラクになった。

 

朝ウォーキング習慣化が可能になったところで、ネットの友人からこんな走法を教えてもらった。 

www.nhk.or.jp

音楽を聴きながらなら、なお捗りそうかもーと試してみたら、だいぶキツい。けどずっとランニング状態で走るよりも膝に負担がかからず、1時間で8000歩もクリアできるので、これなら続けられそうだった。音楽が一曲終わるまでは速歩、次の曲になったら歩行のペースをこなしてる。

ウォーキング中の音楽は、主にSpotifyでワークアウト用プレイリストをいくつかあらかじめDLしておき、その日によって変えたりしてる。このへんがちょうど60分で収まっていて聴きやすく、ジムトレ中もよく流している。EDMは速歩パートでかかると、やっぱり気分がアガっていい調子だが、ずっと聴いてると耳が疲れるから、たまーに70-80年代ヒッツとか混ぜて耳直ししてる。

open.spotify.com

そういえば最近Spotifyで、GTAシリーズの公式プレイリストがアップされて、よく聴いている。ラップからクラシックまでごちゃまぜ選曲なのが最高。Spotifyのゲームのサントラ、ほんと充実しすぎてて、プレミアム会員になってよかった。いま人生の中で一番、毎日浴びるように音楽を聴いてる時期だよ。

open.spotify.com

 

ここで朝ウォーキングの楽しみなどを、いくつか挙げてみる。

まだまだ続けてる散歩ゲームアプリ『Walkr』で、歩行エネルギーをめいっぱい集めるのがとても楽しくなった。

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ちょっと前のスクショだが、ブースター強化して1時間ほど歩くとこんな感じ。毎回フレンドからの分配エネルギーをいただいてばかりで、自分からは何も供給できてないのが気が引けてしまってたのが、自分でエネルギーを稼げるようになり、フレンドへの貢献度が少しでも上がっているなら幸いだ。しかしこのゲーム、いまだに何が楽しいのかよく分からないが、飽きない・止められない楽しさもある。ただゲーム要素のある歩数計としては最適だから、今後もしばらく続けてるかも。

 

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朝ウォーキングの楽しみのひとつに、いつも見慣れた何気ない光景に、ひとつの発見があったり、心が動いたり、物語を感じたりすることがある。

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公園や海、あちこち歩いてると、とにかく虫に遭遇する。6月頃はクマバチが頭上をよく飛んでいて、この時期に繁殖するのに気づいた。いまは地面が干からびたミミズだらけ、木々にはセミ、空にトンボたちが飛び交っている。夏だなぁ。

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公園に置いてあった、忘れ物たち。えらいところに掛かってる自転車のワイヤーロック以外は、ちゃんと持ち主の元へ戻ったっぽい。公園の日よけなんてそうそう盗まれないだろうから、持ち主は安心してほしい。

道ばたによくある忘れ物、ゴミひとつとっても、そこにどこかの誰かの思いを馳せ、ドキュメントな物語を感じずにはいられない。ここ最近だと、海辺のコンクリ地面には、リプトンの紙パック紅茶や、片付け忘れた花火のカスなどがよく落ちているのだが、きっとヤンチャな若者らが夜中集まって花火したんだろうなーとか。自分も大昔、まさに同じトコで中学の友達と花火やったよ。真夏の青春の通過点。

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ある時は、実に謎めいた落とし物があった。古めかしいブローチと金の鍵。配置もこのまま。最初見つけたときは二度見した。ここの空間だけオープンワールドRPGというか、異世界のように感じられた。さぞかし大事な個人用アイテムかと思われるし、ウォーキング中である当方の身軽なインベントリには空きがなかったため、持ち帰りせず見過ごした。数日後、しばらくしたら消えていた。そしてどこかで別の物語がまた始まる。

 

そういえば朝ウォーキングをしていて、様々な場面でゲームっぽいと感じることがあった。

海の見える公園を歩いてると、遠くから浅黒い物体がこっちへ向かってきて、視力が悪いので何だかよく分からず静かに恐れ戦慄いて、徐々に近付いてみて、上半身裸に短パンのマッチョおじさんがランニングしているのだとやっと気づいて、この感じが何となく『スカイリム』で遠くに巨人を発見してビビるのと似てるなーと思った。遠くの生物反応や存在に敏感になりがち。

あと同じ時間帯でも、天候効果によって外にいる人の種類の変化があるのも面白い。半裸マッチョおじさんはレギュラー、同じ半裸でも彫刻みたいに美しい筋肉のガイジン男性はちょいレアキャラ、青空ヨガに勤しむマダムたちは天気のいい日にしか出現しないかなりレアキャラ、数十分経っても同じ場所でずっと準備体操っぽい謎の動きをしてるおじさんはたぶんバグキャラ。ここ数日の猛暑で日射しがとにかく強すぎて、なるべく日陰を見つけて歩こうとするのも、『ゼルダBotW』の砂漠で体力が消耗しない日陰を選びながら歩くのと似てる。

この運動漬け自体も、そもそも『ときメモ』で筋トレばっかやって体力と根性値アップさせてるのと変わりないんじゃ……友人から「お前嫌われてるぜ!」と言われない程度に、知性と容姿も上げていきたいところ。ジムのスイミングで水着に慣れたり3キロ痩せただけで自信がついたのか、この夏はもうちょい肌を露出したい気もする。筋トレにハマった人たちがタンクトップとかノースリーブなど、やたら腕を強調した服を着たがる気持ちも分かってきた。自分も肉が落ちた腕とか背中とか見せたいので薄着したい!

 

そんな具合で、多少つらくキツめの運動も、今まで培ってきたゲーム感覚で乗り切ればなんとかイケるんじゃないかと思う次第。

運動だけでない、マクガのゲーム感覚な挑戦、まだもうちょっとだけ続く。