Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

応援上映や大声出してもいい上映が映画の定番になればいいと思う

タイトルだけで言いたいことが完結しちゃったけど、なぜそう思うのかを書いておく。

 

以前、友人たちとディズニーピクサー映画「WALL・E/ウォーリー」を劇場まで観に行き、劇中のとあるシーンでMac OS 9以前のMacユーザーにとってかなり面白いネタでつい大声で大爆笑したところ、上映終了後、近くの席にいたおじさんからすごい剣幕で「あんた、ものすごい大笑いしてうるさかったんだけど、なぜあんな大声出したんだ?」と突然怒られて「ハァ!?」となって驚いた。上映中、ワンシーンで大爆笑した以外は特に大声も出さなかったし、他人への迷惑行為をしたつもりは決してなかったが、爆笑したことを知らないおじさんにいきなり激詰めされて戸惑っていたところに、友人たちが即座に「映画を観て笑うのがなぜ悪いんですか?」と返したら、反論の余地がなくなったのか、おじさんはその場を去って行った。

 

この話からさらに以前、映画「チーム★アメリカ ワールドポリス」を劇場で観た際に、パラパラ点在する観客を見たら大半が外国人で、日本人には若干伝わりづらいネタや下品でくだらないネタにもギャハハハとドッカンドッカン大爆笑しているのを目撃して、「映画上映って、楽しいときは思いっきり笑ってもいいんだな」と初めて感激して、映画本編だけでなく、いい体験ができてとても満足したのが今でも忘れられない。だから「WALL・E/ウォーリー」でもつい思いっきり笑ってしまったのだけど、上映中に他人が声を出すことが我慢できない、静かに厳かに観たい人もいて、お互い気を遣いながら劇場で映画を観るのって、せっかく楽しみに来たのになんだか辛すぎるよなぁ……と時折思っていたところに、近頃はアニメ映画の応援上映や、子ども向け映画の赤ちゃん連れで大声を出してもお互い様な上映が少しずつ主流になっているようで、すんごく、非常に、とてもいい傾向だと思う。

たとえば上映1回目はじっくりとノイズなしで観たいので通常の「静かに上映」バージョンと、上映2回目は次の展開が分かっているのでオーディオコメンタリーを聞きながらのような「ガヤガヤ上映」バージョンみたいな、IMAXデジタルシアターなどの映像規格や洋画の字幕/吹替を選ぶ感覚で、上映の種類が気軽に選択できるようになるといいのになぁ。上映館数、上映期間の都合や映画のジャンルにもよりけりだけど、いかがなものか。

 

劇場で観る映画は、人生の貴重な金銭や数時間をすべてそこに集中して注げる、最高のエンタメ体験なので、赤ちゃんから年寄りまでみんなで楽しめるものになってくれるといいな、と願ってる。