Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

真夜中のタバコ恋慕

もう辞めて10年近く経つのに、タバコをまた吸い始める夢を見て目が覚めた。好きな銘柄だったマルメンライトメンソールのボックス。美味しくて、めっちゃ気持ちよかった。
もし今、値段や栄養や健康面など一切気にせずいくらでも食べていいものを挙げるとしたら、チョコレート、からあげの次にタバコと言ってしまうかも。そのくらい、気持ちよく吸っていた。

マルボロっていま一箱460円もするんだね……自分がタバコを辞めたきっかけのひとつが、280円→300円の値上げタイミングだったので、この10年で160円も上がってるのが驚きだ。マルメンひとつとっても種類がめっちゃ増えてるし。漠然とした禁煙目標として「一箱の値段がジャンプコミックス一冊分よりも上がったら辞める」ってのがあったけど、今ほぼ同じ価格になってるし。あと最後に好んで吸ってたルーシアシトラスメンソールって匂いの少ない低タールタバコも、いつの間にか銘柄自体が消えていたのもショックだった。

前職の別部署でタバコのポスター広告を作ったりしてた頃から、やれパッケージに未喫(みきつ。未成年者喫煙警告文の略称)スペースが増えてデザイン的に美しくないだの何だのと言われてたけど、公共施設や飲食店の喫煙所の少なさを、喫煙者の視点で改めて見てみると、いま喫煙者であり続けている人は、世間で相当肩身の狭い思いをしているんだろうなぁ、と元喫煙者ながらちょっとさみしく感じてしまう。
禁煙に成功した人は有害性を訴えてより偏屈な嫌煙家になるとも言うし、自分もそのうちの一人なんだろうけど、それでもこうして夢にまで出てくると、喫煙所でくだらない話に華を咲かせたり、夜の飲み会の途中、手元に切らしてしまいタバコ自販機を探し求めて彷徨う(深夜販売規制前、taspo導入前の話です)あの焦げるような衝動など、たまーにタバコが恋しくなる。

ああ。居酒屋で、喫煙所で、くっだらないトークしながら、タバコ吸いたいなぁ。
そんな夜明け前。