Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

20年ヒストリー、その後

今回はただの日記。
先日の20年ヒストリー記事内でも少し触れたが、先週末、20年ほど前に勤めていた編プロのOB会@池袋に行ってきた。20年前のスナップ写真アルバムを持参して。

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おお……これが“ストリートのREAL”こと、週末夜の池袋!!(用途間違ってる)めっちゃ若者がいるー。いやーすごい。どこ歩いても人がいっぱい。交差する人の言葉は外国語が多く、ガイジンも増えてるのかしら。

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開始が20時と遅めだったので、1時間ほど前に池袋へ着いて、時間つぶしついでにゲーセンスナップ活動するべーと散策したが、池袋の土地勘がなさすぎたのと、週末の池袋のすさまじい人混みに流されて迷子になってしまい、やっと到着した池袋GIGONESiCA台で『雷電Ⅲ』をレベル4までプレイするしかできなかった。もっと雷電やりたかったしゲーセン巡りもしたかったよ……。しかし週末夜の池袋、通行人が突進してきたりしてとても怖い。そもそも夜の繁華街自体が久しいし、Googleマップを見ながらでも相変わらず迷子になるので、池袋=知らないこわい街、のイメージは自分の中で払拭できずじまいだった。新宿や渋谷あたりならまだわりと知ってるんだけどなー。

 

OB会では、約4年ぶりに再会したスタッフもいれば、退職後以来、長くご無沙汰していた先輩デザイナーも来ていた。在職時は腰まで長いロン毛をなびかせ、パンクロッカーのように細い体躯のアウトロー風情だったのに……髪はさっぱりと短く白く、体格も中肉中背となり、一体どこのサラリーマンですか!? あまりにも容貌がガラリと変わってしまい、今回再会したスタッフ内ではもっとも衝撃的だった。男性陣は長年の不摂生などもあり、頭髪から体格まで変化が著しかった。逆に女性陣はとても綺麗でオシャレになっていて、時間の経過に男女差を感じた。中には昔と一切変わりがない、まるで不老不死のようなスタッフもいて、自分もできればこちら側であってほしかったが、周囲の反応からすると、やはり中身しか変わりがないような印象だった。この20年、いろいろ激変したからね……。

持参した20年前の写真アルバムをみんなに回して見せたところ、もっと悲鳴が上がるほど反響があるかと思いきや、みんな懐かしがるものの、意外と昔の写真を見ても驚きがないというか、あー昔はこうだったねー、とあっさりしていた。どちらかというと、この場にいない端々に写っている短期在籍スタッフの名前が誰も出てこなくて、脳の老化を感じたり。顔は分かるんだけど名前が……。

しかしこうして20年来の付き合いの人々と再会すると、みなほとんどが20年前と変わらず、現役でオタク系(中にはお堅い企業系もいるが)編集やデザイナー……中には立派な売れっ子作家先生にもなった人もいたりと、同じフィールドで闘い続けているのが素晴らしい。かくいう自分もそんな末端中の片隅に、転職や人生の機転を迎えながらもしつこく居続けてるのだが、それは20年間、心身ともに健康だから仕事が続けられるのであって、実はわりと奇跡なのでは? 参加メンバーやその他の人々の近況を尋ねると、中には別業種へ転職したり、体や心を壊して故郷へ帰ってしまうなどのドロップアウト組もいたり。音信不通や消息不明になっている人もいるが、今のところ訃報の類いは聞いてないのも安心した。われわれが勤務していた編プロの社長は、先日還暦を迎えてパーティーを開いたそうだ。自分らくらいの年齢の頃に、何十人ものスタッフを束ねていたのは実はすごかったんだなーと、今さらながら感心してしまった。

OB会の帰り、幹事担当の同僚女性編集が「10年前だとちょっと前すぎてだいぶ恥ずかしいけど、20年前だともう恥ずかしくもなくなるわよね~」と言っていて、まさにその通りだと思った。

繰りかえすが、先日古いアルバムを眺めても特に動揺もしなかったのは、20年経ってみたら、いつの間にか、やっと過去の自分と振り返り、向き合えるようになっていたのだ。“思い出補正”と似た言葉、“時効感”と呼んでもいいかもしれない。

20年前。振り返りたくない過去だってもちろんあり、楽しかったポジティヴな思い出よりも後悔や反省などのネガティヴな感情に支配されそうだが、このしばらく使っていなかった記憶の引き出し、脳を刺激されるような何とも言えない感覚を、たまたまタイミングよく開催されたOB会で、他のスタッフたちにも共有したかった。そんな思いがみなに通じたかどうかは別として、久々の酒席で話のタネにはなったようで、やはりアルバムを持ってきてよかった。「ポケットアルバムなんて、もう何年も触れてないかも」という感想ももらった。

OB会参加メンバーも含めたかつてのスタッフ、おそらく誰もここを読んでいないだろうけど、その節は大変お世話になり、また(主に酒席でも)ご迷惑をおかけいたしまして、すみませんでした……でも、若きあの頃、数々の戦線や死闘をくぐり抜け鍛えられたおかげで、20年経った今でも現役で仕事をしていられるのだと、誇りに思っております。誠にありがとうございました。また再会できるかは分かりませんが、これからもどうぞ、いつまでも、お達者で。

 

そんなわけで、シリーズ(?)でお送りした20年ヒストリーも、OB会の参加により、ひとまずこれで第一部おしまい。これで次の20年もやっていけるぞー。そのための20年ヒストリー回想なのであった。

次は編プロ後に転職した広告デザイン会社時代のOB会にも出てみたいけど、回転の速い職場ゆえ、あらゆる時代のOBが入り交じったり家庭持ちがやたら多かったりなど、開催もお誘いもらうのもなんだか難しそうな……個別でこぢんまりとやるのが一番かなー。あと会場は、できればゲーセンのあるロケーションがいいな。飲み会前にゲーセン寄って遊べるの、最高だよね。