Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

普通自動二輪MT免許教習ダイアリー

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実は先月6月初旬から、昨年末12月に卒業した自動車教習所へ再び通い始めてる。今度は普通自動二輪MT免許を取得するためだ。

3月頃に教習所から「二輪免許取得で再入所の方は入所金2万円オフ!」とDMが届き、そういえば卒業式のアンケート用紙に、普通二輪免許で再入所希望します、と書いたのを思い出した。DMの有効期限は6ヶ月とあり、本当は就職・進学前の繁忙期が過ぎ、かつ天気も暖かく走りやすい季節の4月頃から入所したかったが、ヘルメットやグローブ購入などの入所準備で何だかんだバタバタしてしまい、梅雨入りの6月入所となってしまった。

自分の場合、普免取得済みなので学科は免除され、最短18時限の技能教習(学科1限含む)で普通二輪MT免許が取れるとのことで、毎週3-4限のペースで技能教習を受けていて、先週やっと第1段階みきわめが合格。しかし第1段階は最短9時限で終わるはずが、教習のやり直しで大幅にオーバーして13時限もかかってしまった……オーバー追加料金や卒検不合格の再検定代が免除される安心コースに加入してたからよかった。この調子だと、次の第2段階(最短8時限)もきっとオーバーしまくりで卒検も何度か落ちそうだが、ここまで来たのでなんとかやっていけそうな気がする……とか下書きをポチポチ書いてるうちに、なんと今日第2段階のみきわめが一発合格、明日卒検を受けることに! どうなっちゃうの~?

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普通二輪教習では計4回シミュレータに乗った。二輪は路上教習がなく、基本所内でしか走らないためシミュレータの出番となるのだが、うちの教習所はWindows XPで起動する三菱製の年季の入った古めかしいシミュレータ機だった。施設も教習車も古いので仕方ないが、セガの最新シミュレータに一度乗ってみたかったな……。

www.slds.jp

二輪教習はすでに普免取得済みの人が多いからか、シミュレータ教習はちょっと乗る程度で、あとは最新交通事情の雑談がメインのまったり進行で終わったような気がする。ペアになった若い男子教習生が、愛想の良さと適当さだけでここまで来たような軽い感じのイマドキ男子だったので、空気や雰囲気がほぐれて良かった。明日の卒検でまた一緒になるかな……?

6月の再入所日、技能教習1限目で、生まれて初めて教習車のホンダCB400 SUPER FOURにまたがり、エンジンを付けてアクセルを入れた。初めて体感する400ccエンジンの振動に、体と魂が震え上がった。

次にクラッチとギアチェンジ操作を教えられたが、普免がAT限定のため、マニュアル車の仕組みを最初イマイチ飲み込めず、動作がもたついてしまい、自分以外の教習生はみなMT免許持ちですんなり理解しているっぽい中、指導員から「あなただけオートマ限定で、他の人よりもスタートラインが遅いから、より一層勉強しておいてね」と言われて強烈なプレッシャーを感じる。その後の転倒引き起こしも、グループ中女性ひとりで順番を一番最後に回され、さらに重量200キロ超のCB400の重さにうろたえ、引き起こしのコツをうまくつかめず、思いっきり腰を痛めてしまった。

次の技能教習2限目で初めて実車に乗ったが、緊張して発進時にいきなり転倒。その時に痛めた左手親指の付け根がいまだに痛くてつらい。そしていつのまにか作っている手足の擦り傷や青あざ。治る間もなくどんどん増える。転倒引き起こしのたびに消耗する体力、痛める腰。加えてその時の教官が四輪教習時に当たってちょっと苦手なタイプだったため、二輪に乗りたい気持ちよりも、二輪への恐怖心に支配されてしまった。右足の後輪ブレーキを踏み込む際、エンジンの振動か自分の体の震えのどちらかわからなくなってしまうほどの恐怖心と、緊張の連続。転倒でミラーを何枚も割ってしまった。きっと教官の間で自分は“ミラークラッシャー”と呼ばれているかも。

 

「いきなり400cc普通二輪を目指すのではなく、125cc小型限定二輪にすればよかったかな……」
「AT限定でオートマ脳だから、二輪もAT限定にすればラクだったかな……」
などの諦めや後悔が一瞬よぎったが、次の教習から教官ひとりのマンツーマン指導を指定されて、クラッチ操作の基礎やコツを毎回教わったり、教官の後ろに二人乗りして操作のタイミングを見たりして復習するうちに、ほんの少しずつだが、二輪への恐怖心が徐々に薄れ、楽しさや気持ち良さが上回ってきてくれた。マンツーマン指導は教習所指定日でしか実施できず、教官から解除OKをもらえないと自分の都合で技能予約が入れられないので、配車係からはかなりせっつかれた予定組みをされたが、日時が限られているシミュレータ教習を進み具合によって先読みしてくれたり、逆に自分がなるべく早く卒業できるために予定を組んでもらい、大変ありがたかった。

 

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送迎バスにて。教習で使うメットと、以前パラッパ20周年展で買ったトートバッグ。教習用のバッグに使ってる。普免の時もこいつと一緒だった。「僕ならできるさ!」→ムースリーニ先生から「Again.」と言われないよう頑張ってきた。結局二輪はやり直しオーバーしまくりで、もしかしたら明日の卒検も緊張して不合格しちゃうかもだけど、今日のみきわめでは、今の調子で走っていれば合格するから大丈夫、と太鼓判をくれたので、これまでやってきた、できたことをいつもどおりやり通して、苦手ポイントも克服できればきっと……! 緊張や不安でいっぱいだけど、とにかく、状況を楽しもう。

インターネットであらゆる教習所日記や情報を見てきて、自分と同じような境遇や立場の人たちの姿を垣間見て、いろいろ不安な気持ちがだいぶ救われた。本当は入所式から詳細の教習所ダイアリーを書きたかったが、6月から毎週夢中で二輪に乗っているうちに、日記を書く間もなくあっというまにこの日が来てしまった。

もし検索でこのブログに偶然たどり着いた、今さらいい歳こいて二輪に乗りたくて教習所通いを検討中、あるいは入所済みで教習中のおじさん・妙齢のお姉さんたち。こんな自分でも、たとえ教習オーバー&転倒ケガしまくりでも、なんとか卒検直前まで来ましたので、大丈夫です! 自分もたくさん救われたので、みなさんも救ってあげたいです。
自分は二輪免許取得できて、乗りたいバイクがあっても、家族との約束や条件があり、バイクを購入できず、すぐには乗れません(そもそも四輪で初心者マークが取れてない)。けどそれでも二輪免許が取りたくて、いつか必ず絶対に好きなバイクに乗って走りたくて、通ってます。
もしかしたら免許取得しても、もう一生バイクに乗れないかもしれない。でも、一度しかない人生で、いまのバイクに乗りたい気持ちを抑えて我慢して生きて、いつか年老いて体が動かなくなったあとで「あの時免許を取りに行けばよかった……」なんて後悔は絶対にしたくない。昨年末、今さら取得できた普免が家族たちや自分自身の役に立っているように、二輪免許もいつか役に立つ日がくると信じています。二輪免許を持っていれば、やろうと思えば、ヤクルトおばさんだってUberEats配達員だってなれる! どこまでも連れて行ってくれるバイクという翼のライセンスを持っているだけで、このさき楽しく生きていくための自信になると思います。我々に残された時間、つまり免許取得後に乗れる年数は、たかだか20数年ってとこでしょう。でもいまのがんばりが、その20数年のためにいちばん大事なんです。

自分の場合、いくつかある二輪免許を取りたい理由のひとつが、主なゲームやマンガなどオタク趣味以外で外に出られるオタク趣味があるといいなーってのがあって、ほかにもたくさん理由はあるんだけど……免許取りに行くとか、人に何かを教わって勉強するとか、いい歳こいてるのに伸びしろがあるって本当に素晴らしいし、せっかくの人生なのでもっと拡張させて楽しみたい。

だから、頑張りましょう!!

……ってメッセージしてみたが、果たして届くべきひとに届くのだろうか。世界中につながるブログなので、きっとどこかの誰か、ひとりくらいには届くかもしれない。まーこんな感じでやってます。お互いやり通していきましょう。

では明日、がんばってきまーす!