Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

飲酒してもいい頃

先週土曜、フトしたきっかけを得て、しばらくご無沙汰している人たちに声をかけ、自分が主催で飲み会をしてきた。丸一日オフをもらって夜遅くまで飲むのは、本当に久しぶり。昨年のGW中に、休みを利用して前職や専門学校の旧友たちと再会して以来。嬉しすぎて、楽しみすぎて、当日朝イチで美容院の予約を入れてしまったほどだ。

仕事と家庭を両立する生活がここ2、3年ほど続いており、もう自分の時間や休みを持つ余裕もないほどなのだが、この数ヶ月、両方のあらゆるストレス過剰でだいぶつぶされそうになりつつあり、いよいよヤバいかも……と思っていた矢先のきっかけだったので、思いきって、会いたい人たち数名をお誘いしてみたところ、急なお願いにもかかわらず、快いお返事をいただいた。自分に声かけられるなんてきっと迷惑かなーとか、自信なしの引っ込み思案ゆえ、人を誘うこと自体ものすごく勇気を出してみたけど、まさかの全員OKだったので、みなさんの優しさに静かに感激した。ありがたい。だから一度、このメンバーでゆっくり話をしてみたかったのだ。

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iQOSが白黒二台揃ってて斑鳩っぽかったので撮った。もっとカッコよく配置すればよかった。

今回、初めて酒席を共にした人がいて、けっこう飲み歩いてる印象なのかと思いきや、「飲んでみて最近気づいたけど、実は自分はさほど酒が好きでないことが分かった。無理をして苦いアルコールを飲むよりも、甘い炭酸水を飲むほうが好きだ」と話していて、とても素晴らしい気づきだと感激した。

自分は付き合い程度でしか飲酒しないが、最初は甘くて弱いカクテル系アルコールを入れて、気分が良くなったら強めのハイボールや梅酒、日本酒を飲むタイプで、本音を言うと、ただ甘い飲み物が欲しいだけのはずなのに、後半、周囲や気分に流されるなど無理して苦く強めの酒をチャンポンしまい、あとで悪酔いして後悔することが多いので、この気づき……別に飲酒は無理をしなくても、甘い炭酸水を飲んだっていいんだよ! という許しは、もっと一般的に周知されてもいいと思う。ただし、先日たまたま入手した獺祭を初めて飲んでみたら、今まで抱いてきた日本酒の概念をすべて覆されるような、信じられないほど美味しかったことは記録しておきたい。またちびちびやりたいな……と獺祭はさておき、みんな意外と酒がなくてもよいのであれば、今度はうまいもの食べるのをメインにしましょうかね?

ゲームやインターネットやオタトーク、ゲスい話、いい話などなど、いろんなよもやま話もたくさんできて、すごく楽しくて、忘れられない最高の夜だった。そういえば当日は6年目の震災の日だったが、トークが熱く盛り上がりすぎて特に誰も震災の話をしなかったのもよかった。また別の場所で語り継げばよいのだ。

 

後日、会社主催の飲み会(ホワイトデーのつもりの女子会?)にも誘われ、家庭事情を工面して夜に時間を作り参加したのだが、部署も名前も知らない若い女子社員たちが、みるみるうちにボトルワイン数本を空けまくってはきゃあきゃあ騒ぎながら飲んでいる様子をただボンヤリと眺めるばかりで……まあこれはこれでよかった。

 

今の自分にとって、超レアイベントとなってしまった飲酒とは、しばらく失っていた社会性を取り戻す機会なのだろう。これまで小休止していた、人や社会と自分の関わりを再確認するために。

いつか味わった、約1年半の禁酒の解禁日とした祝いの席で、アルコール度数のさほど高くない安い缶チューハイを飲んだときの、あの脳天や五臓六腑に染み渡るうまさと多幸感といったら……つい調子にのると酒に飲まれてしまいがちだが、これからはなるべくあのようなありがたい、うまい酒を、いわゆるいい酒が飲めそうな楽しい面子と飲んでいきたい。また次の飲酒の機運があったら、ぜひ誘ってね。