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しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

【20年ヒストリー番外編】物理メディアに、サヨナラバイバイ。

夏頃の話になるが、実家で永らく寝かせていた300枚以上あるCDコレクションを、このたび全部、PCへインポートしたのち、ネット宅配買取にて売り出した。

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ゲームサントラCDコレクションの一部。駿河屋の買取では、邦楽CDとゲームサントラCD95枚は22,330円(手数料差し引き)で値が付いた。買取不可品はなし。KONAMIタイトーのゲームサントラは家族所有のコレクションなので、売らずにまだ手元にある。ケースなしで管理してるから、そもそも売りにくいよね。

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ディスクユニオンの買取に出した洋楽CD139枚は、15,360円で売れた。1枚だけ値段が付かなかった。邦楽は駿河屋、洋楽はディスクユニオンと何となく区分けして買取に出したが、駿河屋に較べると査定額がだいぶしょっぱい……買取額20%アップキャンペーンで割増してるはずなのにー。けど差し戻しの自己負担送料を考えると、他に査定出しても結果的に変わらないかなーと思い、査定額にOKを出した。ディスクユニオン買取は査定明細書を送付してくれて、一番高額だったのはシャッグスのアルバム、デペッシュ・モードの「リミックス81-04」……って、いま駿河屋で見たらこっちのほうが買取価格が断然高いじゃんー!! まじかー。ぜんぶ駿河屋で買い取ってもらえばよかったなーちくしょー!

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どこまでもCDの山。洋邦問わずジャンルも節操ないし、とにかく枚数がハンパない。夏の間は夜な夜なCDインポート作業しつつ、CDを聴いてた当時のことを思い出したり、ライナーを広げたり最後の別れを惜しんだりした。アーティストや曲によっては歌詞がネットに上がってなかったり、英語歌詞の意訳情報に乏しかったりなので、ホントはEvernoteでライナーを全部キャプってデジタル保管も考えたのだが、めんどくさくなって断念した。

 

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レンタルショップの中古品CDから。もしかしたら若い世代の人にはこのシールの意味がさっぱり理解できないかもだが、昔はレンタル店で借りたCDをカセットテープに録音する時、収録時間(記憶容量)に合わせたテープを用意するために、収録時間情報が必要だった。品質に少しこだわるとハイポジやメタルテープにしたりとかね……と、カセテ録音ネタはすごい長話になりそうなので、このへんにしとく。買取のため剥がすのが正直大変だったが、こんな何気ないシールにも、甘酢っぱい思い出がこみ上げたりした。

 

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コレクションの中には、ケースとライナーはあるのに中身のCDが入ってなかったり、アーティスト直筆サインが入ってる超貴重CDもあったりなど、売り出せないものも多々あった。

ノイバウテンブリクサ・バーゲルトのサインは、たしか95年に単独来日した際のサイン会でもらったんだっけ。実物のブリクサは身長がデカくて色白で青い瞳が美しくて、握手したら手が大きくてフカフカだった。太ったり痩せたり容貌の変化が慌ただしいけど、今でもめっちゃ大好き。

C-C-Bは「毎度おさわがせします」の主題歌“空想Kiss”が最も好きなのだが、Youtubeを漁ってたらアルバム収録の関口誠人ヴォーカル版やアニメPVなどもあった。アニメPV、いかにも80年代ファンシー雑貨風タッチでなかなか出来がいい。出崎影(パラフィン影)の演出がやたら入ってるけど、作監誰なんだろ。あと「毎度おさわがせします」のOPは、今見ると都会の原風景の中で踊っているのが昭和のラ・ラ・ランドって感じで最高だった。

www.youtube.com

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最後にインポートしたのは、中高生の頃聴きまくったBOOWYのCOMPLETEボックス。気恥ずかしさもあってか、なぜか一番大好きだったものほど後回しにしたくなった。季節が君だけを変えてしまったんだよ。

PCのiTunesにインポートしたCDを、Google play Musicのマイミュージックライブラリへアップロードして、iTunesなしの環境でもクラウドで聴けるようにした。Google play Musicのアップロード、最初はなかなかうまくいかずヤキモキしたし、一部アルバムが完全にアップされなかったりなど不具合もあったが、手持ちの音源を無料で5万曲もアップできるのがとても素晴らしい。ただしゲームサントラは収録曲数がSE音などでだいぶ多いぶんカウントされちゃうので要注意。XEXEXのサントラとか35曲もあった。

play.google.com

 

音楽配信サブスクリプションサービスは、ファミリー会員のAmazon Prime Musicくらいしか利用していなかったが、Spotifyってのはどうかなーと試しに会員登録してみたら……Youtube巡回でここ最近気に入ってiTunesでアルバムを買ったり、今回CDインポートしたアルバムが、ほぼ全部Spotifyに入っていて、唖然とした。Amazon Prime Musicでは見つからなかった君たち、そこにいたのかー!感。

www.spotify.com

無料会員はスマホで広告入り&シャッフルプレイのみなどの規制はあるが、おおよそ足りる感じ。他社のサブスクリプションサービスのラインナップを比較すると、Google play Musicが最も充実してるようだが、Spotifyには国内外のゲームサントラがかなり多くて魅力的。特に洋ゲーがすごい。ゲームタイトルで検索するといくつか引っかかるので、気になる人は探してみるといいかも。あと映画のサントラもユーザーがプレイリストを作成してたり、めちゃ充実してる。

jp.ign.com

 

そんなワケで、時代や周辺のインフラが完全に整ったので、ついに物理メディアとのサヨナラバイバイしてしまった。20年以上経つと劣化が始まるCDを、いつまでもこのままずーっと保管しとくわけにもいかないし、実家の倉庫も不要品を一掃整理したいとのことだったで、断捨離も兼ねて実際にやってみたら、意外とあっけない惜別だった。こうして売り出してしまうと、自分が最もお金をかけた趣味は音楽CD、次にマンガ本だったと気づいた。あと15~20年くらい前までは、ものすごい枚数のCDを買ってたんだなーと思い出した。洋楽を聴きたての頃、渋谷のHMVタワレコまで出かけて輸入盤CDを20枚ほど一気買いしたりとか。あの頃の音楽への衝動や情熱は、今やすべてクラウドサブスクリプション化してしまい、手元のフワフワ感を残すだけだ。嬉しいような、ちょっと寂しいような……でも、テクノロジーの進化が、色あせぬ思い出をよみがえらせ、幸せをもたらしてくれているのだと信じ、感謝したい。

ゲームって、子どもの頃から買い続けてるけど、ずっとプレイもし続けてるから、実は意外とお金かかってなかったり。むしろゲームサントラのほうが投資しまくってるかも。昔のソフトは過去に売ったり処分したりしたが、いま手持ちのゲームソフトは売るのがまだ躊躇われる。PS3と360がもっと後方互換してくれるといいんだけど。すでに一部で始まってるものの、ゲームも手持ちのソフトがクラウドサブスクリプション化がもっと手軽にできるといいのに。

 

以上、とりあえず駿河屋の買取は高価なのでかなりオススメ、って話でした。