Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

いつかドラクエが終わる日まで

わーい、今回もゲーム話が書ける! 据置機からスマホアプリまで、最近いろいろゲームしまくってて、ほんと充実してる。時間がもっと欲しい。
そんなわけで、只今特にハマってるのが、ウォークするほうのドラクエと、2Dと3Dモード切り替えできるほうのドラクエ。どっちもやってます。

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DQウォーク』アバターはこんな感じ。おかっぱロングが欲しいのにない。フレンド増やすために自分のIDも貼っておこう。このゲーム、フレンド増えてもあまり恩恵がなさげだが、先日フレンドから東北のおみやげを贈ってもらったりした。ありがたい。この場を借りて御礼します。まだ関東地方のおみやげすらゲットできてないが、東京では雷門や東京タワーでおみやげがもらえるっぽい。

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最新状況。RPGのサブキャラには過去のペットの名前を付ける系。ミルキーは千葉へ引っ越してきた頃に飼ってたメスのシェルティーの名前。あ、メスなのに男キャラにしたままだった。あとで直す。

LV25を超えたあたりでクエスト推奨LVが急に高くなり、★4以下の非レア装備品だけだと徐々にキツくなってきて、ストーリーも第3章の終わりでボスのキラーマシン2体にぶちのめされて何度も失敗を繰り返してる。パーティLVを上げて強くなるのにも限界があり、装備強化で所持ゴールドも減ってきて、正直なところ、ガチャでレア引いて装備品強めないとこれ以上進行できない、見えざる課金壁を感じてしまう。
あと、これは携帯自体の限界なので仕方がないが、自分のiPhone6s+だとバッテリー消耗と熱暴走がハンパなく、ゲームプレイが最新機推奨なのだと思い知らされる。そもそも日常生活が毎日引きこもり状態なので、徒歩で歩く機会は週末くらいしかない。目的地も自宅付近をうろうろ、移動も自転車やクルマでWALKモードにしてちょっと足数稼いだりズルする程度。また、イベントクエストはできてもメインクエストをLVの限界で積んでしまってるから、やることが少ない。ゴールドとリアルマネーを稼ぐしかないのか……。
ガチャは10連でやるよりも1回ずつ引いたほうが、引き運がいい気がする。10連はハズレのガッカリ度が大きいからもうやらない……と言いつつ、つい先ほどたまった3000ジェムで10連やってみたが、唯一出た★5のやしゃのこんがダブってしまった。あー。限界突破素材にするか。

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そうこう言いつつも、なんとなく惰性でも続けられるDQウォークの楽しみのひとつが、週末限定メタルダンジョン。メタルおじさん、北欧メタルやピュアメタルを熱くウザく語ってきそう。

今のところ課金ゼロでも楽しめてはいるし、徒歩で出かける機会を増やしてくれている、よくできたゲームだと思うけど、とにかく強さの限界で積んでしまうのがどうにかならんかなーと悩ましい。ある日どこかで限界に直面したらピタッと止めてしまいそうだが、せっかく携帯の料金プランも、DQウォークをやるために普段ほとんど消費しないデータ容量を3GB→7GBに変更したので、ひとまずどこかランドマークへ出かけておみやげをひとつくらいはゲット&フレンドにもお裾分けを目標にしておきたい。

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スイッチ版『ドラクエ11s』。体験版を試しにやってみたら、とても面白くて続きをやりたくなった。しかし元々うちにあるスイッチ本体を独占してしまいそうなので、この機会に出たばかりのニンテンドースイッチライトを購入した。色はターコイズブルー。もうちょいカラーバリエの選択幅があってもいいのに。いつもの任天堂戦略か……。
ついでにニンテンドースイッチオンラインのファミリープランに加入して、クラウドからセーブデータの引っ越しもしてみた。ちょっと特殊なやり方だけど、これは便利だわー。
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おお~セーブデータがちゃんと復活してる。ふだん遊ぶ本体にも設定しておいた。これでマクガ専用機の爆誕

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体験版の続きができた記念撮影。フォトモードも時々撮ってて、ポーズパターンが楽しい。景色がほんと美しい。

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ヨッチ族の村に入ると2Dモードになってビビった。まだ本編での2Dモード切り替えは試していないが、ストーリーを一定のグラフィックでちゃんと追いたいし、その都度セーブしなきゃならなかったり面倒そうなので、気がむいたらやってみるかも。

現在の進行状況は、マルティナ&ロウを仲間に加えて、オーブ探しが全部終わったあたり。ナンバリングのドラクエは9以来のプレイだが、とても面白い。会話もフィールドもじっくり楽しんでいる。マップも見やすいし、オートセーブやちょうどいいところに神父(教会)がいてセーブできたり、各地のキャンプ場にもルーラで飛べるなどの細かい便利さにありがたみと感心する。

しかし『ドラクエ11s』、これが初めてプレイするドラクエシリーズという子どもたちや若い世代には、一体どんな風に映っているのだろうか? というのも、2010年代なイマドキっぽい造形キャラデザ&超リアルな美麗3DCGグラフィックを当然のように摂取して馴染んでいる世代にとって、もしかしたらドラクエのシンプルイズベストなデザインは、全般的に古くさく見えてしまっているのではないかと不安になる。ドラクエ世代な自分にとってはこれが普通というか、イマドキ風に洗練されてて感激を覚えるのだが、若者、ないし広範囲世代的には、鳥山明デザインはデフォルメの効いた力強いタッチなドラゴンボールのほうが馴染みがありそうだし、情報量の少ない鳥山明絵は、若い世代には古めかしく見えているのかな……という気がした。まーただの勝手な懸念なんだけど、若者世代のドラクエ観を改めて知りたくなったり。

自分が『ドラクエ11s』をやりたくなった理由は、体験版を一通り遊んでみて、「そうだよ、これこそドラクエなんだよ……!!」と頷いた点が多くあり、自分はやっぱり、ゲームデザイン堀井雄二、音楽すぎやまこういち、キャラデザイン鳥山明の三大巨匠の才能が融合した仕事であるドラクエが好きなのと、自分の30数年ほどのゲーム人生の中で、ドラクエが深く根付いていると思い知らされたからだった。

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自分が「ザ・ドラクエ」だと思ったセリフ抜粋。ほかにも列挙のキリがないほどたくさんあるのだが、1枚目のエマの「私ってばドジなんだから」なセリフや、ヨッチ族クエストでダーマの神殿に押しかけるピチピチギャルに転職したいジジイなど、このゲームほんとに令和(3DSPS4は2017年7月リリース)に出たんだろうか……。いわばザ・ドラクエ=昭和感なのだが、こうしてサラッと昭和チックな堀井節を織り込まれてもすんなり受け容れてしまうのは、どんなに時代が変化しようとも堀井雄二テキストが時代を超越して不変的、もしくは普遍的であるからなのかも。

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ドラクエの主要キャラはみんなそれぞれお気に入りなのだが、自分が特に気に入ったのは、オネエ旅芸人のシルビア。LGBTジェンダー問題で何かと沸点が高く湧きやすい昨今で、彼女の存在がとても輝いていて、パーティ内のよいムードメーカーになっている。純粋にオトメでカワイイ一方で、騎士道を語る一面もあって多面的かつ多芸、カッコいい。ハッスルダンスでめちゃお世話になってる。鳥山明作品にも獣人が普通に登場したりしているが、ドラクエもモンスターと一部で共存していたりと、ドラクエ世界は生物多様性に満ちている。

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じつは先日更新したポッドキャストでもドラクエ話をして、内容が若干重複してしまうのだが、一部テキストでも残しておきたくなり、改めて綴っておく。

これはあくまで自分の中で、正統ナンバリングタイトルにおける話だが、『ファイナルファンタジー』シリーズは、初代オリジナルを制作したスタッフがいなくても、スクエニスタッフの誰が作っても『FF』になるだろうけど、『ドラクエ』は堀井雄二鳥山明すぎやまこういちの三つの才能のうち、どれかひとつでも欠けてしまったら、それはもう『DQ』ではない別物であると考えている。そして、これがドラクエの作家性なのだと思う。ドラクエはナンバリング以外の派生シリーズも多数出ていて、各シリーズのスタッフがドラクエワールドを継承、展開しているが、ある時ふと気づいてしまった。あと何作、ナンバリングのドラクエを遊べるのだろう?

 
以前の記事でも書いたが、今春、小池一夫の逝去に接した堀井雄二のツイートを読んで驚いた。帯状疱疹、自分も10数年前に仕事の過度なストレスで初めて患ったことがあるが、高齢者が一度罹ると後遺症の神経痛で苦しみ、ステロイド処方薬も高額など、かなり厄介な病なのだ。2ヶ月近くも入院というのは結構な重症かと思った。ゆうぼんが闘病しながら仕事していたのはショックだった。
すぎやまこういちも88歳と高齢ながら、ずっとドラクエの音楽作り続けているが、ドラクエが誕生してこの33年、ゲーオタとしてほぼ同じ年数を生きていて、「どちらかというと、ドラクエの新作を遊びたくて生きてる」みたいな、ささやかながら大きな願いが片隅にあり、でも人間にはいつか必ず訪れる寿命や天命があり、永遠に続くと思っているシリーズ、そして願いにもいつか終わりがくる。

不謹慎だけど、もしかしたら『ドラクエ11s』が、最後の正統ナンバリングのドラクエなのかも……? という思いが過ぎってしまった。アニメや漫画で、原作者が亡くなっても終わりがなく、いつまでも永久に作り続けられる作品もたくさんあり、ゲームにおいても同様に、オリジナルスタッフがいなくても作り続けられるシリーズタイトルがあるのは間違いないだろうが、ドラクエだけは……堀井雄二鳥山明すぎやまこういちの3人の誰かが欠けたドラクエだけは、自分の中ではどうしてもドラクエだと認められない気がする。ただの「ドラクエっぽい何か」にしか見えない。

前述した『ドラクエ11s』のザ・ドラクエ感も、別の若手ドラクエ継承スタッフの手によるもので、堀井雄二たちは監修のみ手がけているだけかもしれないが、それでもドラクエの新作が出てくれることの喜びと、随所にドラクエを感じられる嬉しさに溢れている。変な話だが、逆にこれが最後のドラクエかも? と終わりを意識したことによって妙な覚悟が生まれ、自分をドラクエと真摯に向き合わせてくれている。
日中は『DQウォーク』で歩き過ごし、週末の夜ふかしには『ドラクエ11s』と、日常がいまだかつてないほどドラクエづいている。全シリーズをプレイしてるわけでないが、やっぱりドラクエが定期的に出てくれてるって、なんだかホッとしていいなー。
ドラクエには、いつか必ず終わりはくるだろうけど、いつかくるその日までずっと遊び続けたいし、ドラクエ三大巨匠におかれましては、これが最後のドラクエとならず、いつまでもお達者で、元気にドラクエの続編を作り続けてほしいと願っている。

……と言いつつ、ところで堀井雄二って、ドラクエばかり作ってて飽きないのだろうか? と突如疑問が。高橋よしひろが犬の漫画ばかり描いてて飽きないのか問題にも近いが、ドラクエ以前はアドベンチャーゲームモノポリー好きが高じてからのいたスト、という別の面もあるのだから、ドラクエでない新作ゲームも作ってくれないかなー。

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6月に「伊集院光とらじおと」に堀井雄二がゲスト出演した際に、ドラクエ以外でやりたいことを話していて、実家が墓石業な自分的にとても興味深かった。勇者の墓ゲームやりたい。ゆうぼん、スクエニとか周りが許さないだろうけど、もっと自由に余生で別のゲーム作ったりしていいんだよ? 楽しみにしてます。