あっという間に年度末。業務が年度内に締まる気がしねえ~! 相変わらずポケモンSVに明け暮れゲーミング中、3DSとWiiUのニンテンドーeショップがこの3月末にいよいよ終了してしまうとのことで、ゲーマー周辺が徐々にざわめき立ってきた。
www.nintendo.co.jpうちは特に遊びたいタイトルがなかった理由でWiiUは購入せず、3DSばかりを遊んでいた。パッケージ版ソフトはあとで中古でも買い戻せるとして、ダウンロード版ソフトや追加コンテンツは後継機での復刻でもない限り、もう二度と購入もできず、遊べなくなる……! 人生の転機やらニンテンドースイッチへの移行などで、ここしばらく、いやこの数年間電源すら入れられなかったマイニンテンドー3DSを、再び目覚めさねばならない。出でよ、マイ3DS!
じゃじゃーん!! マイニンテンドー3DS。辛いときも楽しいときも、いつも一緒だった。東京ゲームショウのセガ物販で購入した、セガハード蒔絵シールを青い本体に貼り、実質的セガハード化に成功した。嬉しくてTwitterでアップしたら、いつの間にかゲーム系ニュースサイト(今は亡きKotaku Japan)で許可もなく勝手に紹介されてた。この時代の無断転載ムーブはホントひどい。セガシーってなんだよ! なおセガハード蒔絵シールはその後復刻販売してたらしい。
電源を入れたら案の定、充電が切れており、日付が2014年11月4日午後11時で止まっていた。現在の日付に修正(西暦を2022年に間違えちゃったので、改めて撮影)。ACアダプターを常時差していないと、もはや充電を保たなくなっていた。バッテリー電池はあとで交換するとして、シールカスタムするほどお気に入りの3DS本体にも、いつか必ず訪れるハードの寿命を意識せざるをえない。別れの時が来るまで、長く大切に遊んでいきたいと改めて決意する。
Miiもいまの近影に近づけた。前髪伸ばしてラクをしすぎて手入れをサボリ気味な、ブリーチカラーやサウナ通いですっかり傷んだボサボサヘアーを再現。女子として終わり気味でヤバい……! もっと暖かくなったらもうちょいマシにイメチェンしたい。
平成から令和へ。約9年の時を経ていま、マイ3DSに再び火を灯し、時は動き出す。さあ買うぞー!!
まずはD3パブリッシャーのファイナルセールから。お、残高が1,000円近くあった。ごく個人的に特別な思い入れがありすぎる、『THE 鑑識官』シリーズ(トムキャットシステム)。PS版はもちろん、パッケージ版もDL版のFile.1もプレイ済みで……あれ、File.2買ってなかった?? というわけで購入。500→100円。各担当課のクセつよキャラクターも個性的で、タッチ機能を十分に堪能できる、お手軽な値段も嬉しい名作アドベンチャーなので、全部買え!
eショップの「気になるリスト」に登録していたタイトルリストを覗いてみたら、以前ゲーム本制作していた頃に紹介して、気になって登録していながら買いとどめていた『あぁ無情 刹那』(アリカ)も、この機会に購入。これDSiタイトルだったのかー。Wi-Fiコネクションサービスがすでに終了しているので、ネットスコアランキングはもう機能していないが、DSで遊べるジャラジャラ系STGとして貴重なタイトル。
ところで3DSのパッケージ版STG、いま結構なプレミア化してるらしい。『哭牙 KOKUGA』、『NANO ASSAURT』とか。後者タイトルはちょっとした特典で協力したこともあり、3DSタイトルの中でも特段の思い入れがある。作ってきたゲーム本もだが、発売された当初は見向きもされないのに、今さらプレミア化しても……という虚しさだけが残る。なお『NANO ASSAURT』はWiiUのDL専用で続編が出ているようなので、興味がある人はこの機会に触れてみてほしい。惑星をグルグルさせながらウイルス退治、面白いよ!
「気になるリスト」には、他にもDSiのゲーム&ウオッチの単体ソフトがいっぱいあった。DL専売らしからぬ中途半端な端数価格が気になる。ついでに『ゲームボーイギャラリー』1と2も購入。ゲーム&ウオッチはいずれニンテンドースイッチのオンライン配信でも遊べそうだが、ゲーム&ウオッチは、大画面よりもチマっとした小さな画面サイズにゲームの夢とロマンを感じるから、3DSで遊びたい。あとこの際だから念を押すが、正式表記は「ゲーム&ウオッチ」で、「オ」は小文字ではないので要注意だ!(記事のメーカー修正で初めて気づいた)
eショップ終了にともない、テーマも購入できなくなるため、ポケモンやセガゲームのテーマも購入。販売中のテーマをざっと眺めていると、サンリオキャラやボカロPなど、ある特定ファン層に向けられていたのが窺える。普段はクラブニンテンドーで配布していた限定オリジナルテーマを愛用していた。今後はランダム表示でいろいろ楽しもう。
アレコレ購入していたら、あっという間に3DS内の残高を使い切ってしまい、ニンテンドースイッチ経由で残高をチャージ。いっぱい買っちゃったけど空きブロック大丈夫かな……と確認したら、以前SDカードを大容量に替えていたのか、割と余裕があった。DSiは本体メモリーのブロックを使用するので、SDカードの残り容量と合わせてチェックをお忘れなく。
以下、購入したタイトルをいくつかご紹介。
カプコンのパブリッシャーセールで『逆転裁判4~6』、『ロックマン クラシックス コレクション』。他タイトルも一律300円。すげー!! 逆裁シリーズは『大逆転裁判』以外は全部プレイしていて、各ハードの復刻版もおおよそ遊んでいるが、やはり携帯機がオリジンであると思う。
セガの3DSファイナルセールで『セガ3D復刻アーカイブス』1と2。この先の未来、VRゲームが主流になっていくだろうし、3D立体視ゲームはもう作らないし出ないだろうなー、と3D時代の終焉の見届けも兼ねて。
アークシステムワークスのラストセールで『探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK』、『鹿狩王』。神宮寺三郎シリーズが大好きで、携帯アプリ版も遊んでいた。『鹿狩王』は気になるリストに入ってて100円だったので購入。
当ブログでもおなじみ、OBでゲーオタ友人・Yくんに、おすすめの3DSダウンロード専用タイトルを教えてもらった。
『EYERESH for ニンテンドー3DS 眼のストレッチ&トレーニング』(リメディア)。3D立体視をよりリアルに実感できると話題のタイトル。3Dアートで視力回復ブームってあったな~。同世代も老眼デビューが増えてきたし、ますます衰える脳と眼をもっと鍛えろ!
『ひゅ~ストン』(ポイソフト)。井戸に落ちた石となり、落下感覚で操作する斬新なゲーム。石が主人公のゲームって他にないかも……と思ったが、『マーブルマッドネス』は玉が主人公だった。
『引ク落ツ』(任天堂)。あーあったあったこんなの~と思い出せた。自分で作ったヒクオツを公開配布したり、マイデザイン共有ゲームの先駆け感ある。(´・ω・`)ショボーンちっくなキャラもかわいいのに、後継タイトルが出なかったのは残念。
『バルーンファイトGB』(任天堂)。ファミコンの名作『ハローキティワールド』とまんま同じ……というよりも元々は海外版で日本未発売の『Balloon kid』が先にあり、キャラを乗せたハローキティ→バルーンファイトGBという発売順だった。スイッチのオンラインで今後配信されそうなタイトルだが、そもそもがニンテンドウパワー向けのゲームボーイカラー用ソフトのバーチャルコンソール化という、なかなかお目にかかれないタイトルなので、3DSでも遊べるように備えておこう。
『燐光のランツェ』(アムジー)。メカ少女形態と飛行形態を切り替えながら闘うドッグファイトアクションゲーム。Yくん曰く「ムズくてもいいならオススメ」。
『Aiレース:スピード』(フライハイワークス)。「立体視をオフにするとクリア不可能なくらいムズかしくなる、遠近感が必要なネタゲー。これも激ムズでもよければ……」とのこと。スピード感がすげえ!
『X-RETURNS』(任天堂)。「Hさんセレクトならコレかも」と教えてくれた。そういえばHさんはGB版の『X』が好きでレビューも書いていたなぁ。Hさん逝去後にリリース(2010年発売)のDL専用タイトルで、まさか『X』の続編が出るなんて思ってもなかっただろうなぁ。オススメゲームを通じて、二人でHさんが好きそうなゲームを想像したり、いつまでも話題が尽きない人だと再認識できた。
eショップラストセールのオススメについては、各ネット記事も参照した。本地さん、多根さんはとても信頼しているゲームライターなので、ぜひ参考にしてほしい。
3DSやDSについて振り返っているうちに、個人的にとてもハマったゲームを思い出した。『咲かせて!ちびロボ!』(任天堂)。公園環境美化シミュレーションとしてもすごく面白かったし、何よりも健気に働くちびロボが愛おしくてたまらない。たいらいさおと高田サミが唄う「グリーングリーン」のCMソングも、世界観と見事にマッチして印象深い。ゲームキューブ~3DSでシリーズが途絶えているのが実に惜しい。開発会社のスキップが事実上解散状態のため続編は難しそうだが、スイッチでもぜひ復刻、あるいは精神的続編が出てきてほしいところ。
ところで10年前のちょうど今頃、いまと同じように、ゲームボーイアドバンスを再び発掘して夢中になっていたのを、前身ブログで記録していた。数年おきに到来する携帯ゲーム機ブームが、この機会にやってきたのも運命を感じる。100インチゲーム会、めっちゃ楽しかったなぁ。またやりたいね。
それと、Wiiから3DSのニンテンドーeショップのBGMって、スーパーに入店して「さあ買うぞ~!」って時に流れる、景気のいい店内BGMのように心地よく、購買意欲をかきたてられることに気づいた。これも聴けなくなっちゃうのか~。ニンテンドースイッチのeショップだとBGMがなく無音で、欲しかった無駄を省かれたようで逆に寂しいよね……。ゲーム購入時の、ダウンロード容量がジェムで表示されて貯まる演出や、プレゼントボックスの開封演出も、ワクワク感がたまらなく好きだった。
eショップセールを駆け巡りながら、「すれちがい広場」やフレンドリストを眺めていたら、昔の自分のメッセージや、もう会えないであろうフレンドたちが、そのままの形で残っていた。古いゲーム機は、まるでタイムカプセルのようだ。最新ゲームを追いかけていくのもよいが、こうして時々起動して、自分の人生のように振り返ってみるのも、いいかもしれない。ここ数年の人生テーマである「過去にケリをつける」にも通じる。
以上、マクガ的ニンテンドーeショップのラストセールおすすめでした。3DSオンリーかつかなり極端なチョイスだが、もし琴線に触れるタイトルが見つかっても、あるいは見つからなくても、とにかく今すぐ3DSもしくはWiiUを起動し、eショップを覗いて、片っ端からゲームなどを買ってほしい。もうきっと二度と出会えないタイトルばかりだから。あの時買っておけばよかったな……とならないよう、どうかくれぐれも、あとで悔いが残らないゲーミングライフを送ってほしい。そして3DSのバッテリーや本体寿命もかなりヤバめなので、バッテリー交換やデータ引っ越し用の後継機本体新品を買っておくことも、お願いしたい!