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Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

成田線で出会ったおじいさんの話

先週末は、土曜に柴又帝釈天、日曜に成田山新勝寺に参拝してきた。帝釈天は毎年、一家の初詣で行ってて、今年は家族の厄除祈祷してきた。成田山は、この正月に「鶴瓶の家族に乾杯」と「ブラタモリ」の特番を見て、一度行ってみたいなーと思い行ってみた。二日連続参拝してるけど、まあ寺巡りはいつ何度行ってもいいものだ。

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いずれも正月過ぎてもけっこうな人出だった。くじ引きしたら二日連続で「凶」が出てだいぶショックを受けたが、これから節分を控えてさらに混雑するので、今のうちに行けてよかった。成田山新勝寺でちょうど護摩修行をやるところだったので本堂で座っていたら、後ろに座っている一人のおばさんが突然すすり泣きはじめて、坊さんたちが念仏を唱えだしたら合わせるように大号泣して、周囲の人たちとちょっとビックリしてしまった。何か胸にこみ上げるものを抱えてるのか、よほど信心深い人なのか……ともかく特殊な経験だった。正直言うと、修業中なのでもうちょい静かにしてくれませんかねーと思った。

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帝釈天めし。ラーメンは「とらや」、草だんごは「吉野家」。とらやは一杯やるならおでんセット、五目ラーメンもオススメ。草だんご、帝釈天では多分吉野家が最強にうまいのでは。女将ができたてをその場でちぎって串に刺さず出してくれるので、ホカホカ柔らかく、ヨモギの香りも強い。きな粉&黒蜜もお好みで出してくれる。持ち帰りの時は、お湯で茹でるとあの柔らかさが再現できる。

 

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成田山めし、「近江屋」のうなぎとビール。参道のうなぎ屋はどの店も昼過ぎても行列がすごくて、混雑の流れと勢いでサッと並んで入ってみたら、なかなかの老舗店だった。モモ焼きのような焼き鳥もタレが甘く美味しかった。実は自分の金でうなぎ食べるの、これが初めてかも? うなぎでビールだなんて大人っぽーい。

 

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成田山景観。池の石亀めがけてコイン投げるの、なんかゲームっぽい。特に縁起が良くなるわけでもないのに、人類はなぜ池を見ると身銭を投げ入れてしまうのか。

AKIRA」の金田のバイクに貼ってある成田山ステッカー、どこかに売ってないかな~とか探したり(結局なかった)、初めての成田山だったが、見どころも多く参道も境内も賑わっていて、とてもよかった。

 

そういえば、成田山へ向かう時に乗った成田線で、ひとつ印象的な出来事があったので書き残しておこう。

 

向かいの席に座っていた、左手に軍手をはめて杖を持ったおじいさんが、ポケットから箱入りのチョコを取り出しシュリンク剥がしているのだが、どうやら剥がし方が分からないのと左手が不自由そうでうまく剥がせず、だいぶ苦戦しているのを見かねて思わず「お手伝いしましょうか?」と声をかけてシュリンクを剥がしてあげたら、とても喜んで「ありがとう。これはこうやって使うんだよ」と、チョコを全部取り出し、箱の中にペンを刺し、さらに胸ポケットからもうひとつのペン入れ化したチョコの空箱を得意げに見せながら、取り出したチョコ数個をお礼にくれた。

(チョコの空箱をペン入れにねぇ……)と半分あきれながらチョコをいただいたら、おじいさんは話を続けて「俺はこれからね、ゴカイジョに行くんだよ。これが楽しみでなぁ。じゃあね」と挨拶して、次の停車駅で降りていった。片足を引きずるように杖をつき、ゆっくりとホームを歩く姿を、動く電車から見届けた。

カイジョ? と一瞬理解できなかったが、あとで家族から「碁会所(ごかいしょ)のことじゃないかな」と教えられた。どうやらあのおじいさんは、電車に乗って囲碁サロンへ碁を打ちに行っているようだ。

手が不自由でチョコのシュリンクも満足に開けられず、足腰も弱って杖をついてもなお、囲碁をするのがとても楽しみで、碁を打つために電車に乗り碁会所へ向かうなんて、なんかいいなーと思った。

自分はテーブルゲームにはあまり縁がなく、対戦したければネットゲームでいくらでもできるし、ゲーセンへ行く機会ももはや少なくなってるけど、年老いてから囲碁サロンや雀荘にわざわざ出向いて打つの、出かける用事が「ゲームするため」ってのが最高にイカす。自分もそんな年寄りになりたい。

ゲーセンへ足繁く通う老人になれたらもっとカッコイイんだけど、自分が老人の頃にゲーセンってあるのかな……とかリアルに考えてしまう。囲碁サロンや雀荘は何となくなくならなそうだけど、ゲーセンはヘタしたらなくなっちゃうかも。ゲーセンが、老人になった自分らが集えるような場所になっていてほしいなーとか思った。

 

成田線のおじいさん、チョコとカッコイイ老後を見せてくれて、どうもありがとう。これからも、好きな囲碁とチョコレートとともに、どうぞお達者で。