Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

広島旅行をポケモンGO画像のみで振り返る

9月のシルバーウィークは、2泊3日の広島旅行へ行ってきた。行きも帰りも台風に遭遇して終日あいにくの土砂降りで、復路では危うく飛行機も欠航しかけたけど、何とか無事に帰って来られた。実は2年前にも初めて広島旅行してて、今度は同行した友人のレンタカーナビで行動範囲を拡げてみた。以下、表題どおりポケモンGOのキャプ画像で旅レポ。

 

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広島1日目。到着口は何もないローカル駅構内みたいだった広島空港。飛行機を降りてすぐ目の前にレンタカー窓口があるのは便利。

雨降りの中、車で尾道へ。ここにきて道中のポケストップのなさすぎ問題にショックを受ける。そういやポケモンGO始めて以来、初めて山奥の田舎へ遠出したかも。田舎は本当にひたすらポケストップがない。ちょっとした記念碑なども点在するのに。

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高速走ってる間はずーっとこんな感じ。千光寺山ロープウェイに乗って展望台へ登ったところで大雨になったので、千光寺参拝も省略して尾道ラーメンを食べにいく。もっとたくさん専門店舗があるのかと思ったら、さほどないんだね。「雑兵」っていう、お前そんな名前でいいのか……的な店名のラーメン屋がやたら気になったけど、「壱番館」という有名店に並んで食べた。1時間近く待ってほぼ夕飯になったけど美味かった。お土産リクエストの多いラーメン土産はここに決めた。この勢いでしまなみ海道も走っちゃおうかーとルートや交通費を調べたら、完全に予算オーバーなうえにチェックイン時間を振り切ってしまうので、残念ながら見送った。尾道界隈、最近はロードバイクのツーリングとしても人気だそうで自転車置場も各所に完備してたけど、さすがに悪天候すぎたので自転車乗りもあまり見かけなかった。

 

夕方過ぎにホテルへチェックインしたら、周辺に何も店舗がなく、仕方なしにホテル内レストランで夕飯に何気なくかけうどんを頼んだら、つゆが西日本特有のだし味で、ただのうどんのはずなのにめちゃくちゃ美味しくて感激した。翌日も呉市のフードコートで細うどんを食べたら、これも西日本だしでまたもや感激した。だし味うどん大好物なのよね……。赤いきつねどん兵衛も、もちろん土産に買った。

 

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広島2日目は、午前中は呉市大和ミュージアム〜てつのくじら館へ。2年前に来た時は、大和の模型の横に石坂浩二が「発掘!なんでも鑑定団」で自腹購入、寄贈した長門軍艦旗が展示してあったのが、今回はなかった。別の場所に移動したのかな。昼は海軍カレーを店で食べたかったけど時間がなく断念した。

 

午後からさらに雨が強まる中、フェリーに乗って宮島の厳島神社へ。天候悪化のこのあたりから徐々に無理してるなー感が出てきて、雨具や着替えの準備を怠ったのが痛手になり、結構つらかった。

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厳島神社へ上陸。ルアーが刺さってないのにポケモンがいきなりドッと湧いてきて、さすが神々の集う場所だと思った。観光客全体の半分以上を占めるガイジン勢もみなポケモンGOをやりながら歩き回ってた。あとガイジン、雨が強くても全然傘ささない。

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にぎやかだなー。幸いちょうど干潮で念願の大鳥居くぐりも余裕でできたが、雨で足場が悪く足元もびしょ濡れに。大鳥居や堂内の一部が工事中だった。天気さえ良ければ宮島内をもっと散策したり野生のシカを観察したかった。

夜は帰り途中の宮島SAで夕飯。ここもだったけど、SAやコンビニなどにやたらポケモンがわらわら湧いてた。集会かな? まだ捕まえたことのない進化型もいて、おかげで図鑑がかなり埋まった。

 

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広島最終日は、広島城へ。さすが城、甲冑兵士が守ってたぞ! 天守閣に登ったあたりで台風がちょうど通過して雨が止み、晴れ間が見えてきた。今が移動のチャンスとばかりに城を降りて原爆ドーム前へ。

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原爆ドーム前周辺と平和記念公園内は、ポケストップが一切なかった。今回の旅の目的のひとつ、これを自分の目で確認したかった。近頃は主にマナー方面で公共施設でのポケモンGO禁止やポケストップ削除要請の動きが目立ってるけど、こうしてポケストップもポケモンも本当にいない静かな場所を目の当たりにすると、色々と考えさせられる。原爆資料館も回りたかったが、時間の都合で今回は断念した。館内に展示してあった、広島市が終戦後毎年送っている膨大な枚数のアメリカ大統領広島訪問嘆願書の手紙が、今年5月のオバマ大統領訪問後、どうなっているのか気になる。あの手紙の展示を見ていたので、やっと長年の悲願が叶ったのだなと思った。

 

台風16号の影響で、帰りの便が搭乗直前まで天候調査中でハラハラしていたが、台風進路が少し逸れて予定通り出発し、夕方ごろ羽田へ到着した。気流で機内がかなり揺れて焦ったけど、欠航で空港内で立ち往生や振替輸送の場合は新幹線で4時間以上かかって東京へ戻るのはさすがに勘弁だったので、とにかく無事に飛んで、到着してくれて本当によかった。飛行機乗りながら空のポケモンが捕まえられたらよかったのになー。

 

以上で広島旅行レポートはおしまい。あ、広島カープがちょうど優勝したので広島のあちこちでカープ一色になってた。出発があと一週間早ければもっと熱いフィーバーが見られたのかな。呉市のフードコートで頼んだ広島焼きが、カープ優勝記念で大盛り無料サービスなどの嬉しい特需はあったので、クライマックスシリーズで今後はもっと盛り上がってくれればいい。

そういやジムに赤い色(チーム ヴァーラー)が多い気がするのは、やはりカープの赤だから? ってのは考えすぎか……次に来る時までポケモンGOをやってるか分からないけど、ポケモンとの旅はなかなか楽しかった。ヒロシマタウンにサヨナラバイバイ

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TGS2016に行ってきた

もう一週間前になるけど、東京ゲームショウ2016ビジネスデー2日目に行ってきた。いわゆるプレス入場で。ゲームショウ自体は3年ぶり。この3年間で休職したり媒体がなくなったり、色々あったけどなんだかんだで戻ってこられた。

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PSVRをはじめ、以前から気になっていた『囚われのパルマ』の試遊をしたかったのが、整理券が入場直後に配布完了やキャンセル待ち行列に90分待ちなど、存分に試遊できなかったのが残念だったけど、ビジネスデーですらこんな感じで満足にプレイできないほどだし、初めて見るインディーズゲームブースなど、全体の雰囲気はとても活気にあふれていて、人々がゲームで浮き足気味で盛り上がっているさまはやっぱいいよなぁと思えた。

 

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ビジネスデー初日の話題でひとつ気になってた「ガンダムゲーム30周年」の文言について、特設ブースを見に行ったら、ほんとにアルカディア版やLSIタイトルが除外されてたので笑うしかなかった。メジャーなコンシューマメインなのかな。あと実写版ケツアゴシャアでおなじみのやつも入ってなかったような……。

 

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あとフードコートが、売店がイベントアリーナ会場で食べる場所が観客席ってのがもっとも衝撃的だった。これまで地べたに座りちょっとした屈辱感を味わいながら食べていたのが、心おきなく椅子に座って食べられたので、フードコートでの昼食が初めて負けた気がしなくてなんとなくいい。

 

こうして再びTGSに戻ってこられたものの、また来年も入場できる保証も明日もないかもしれないので、せっかくだから会える人には会っておきたいと願っていたら、様々な偶然も重なり、思いもかけず初めてお目にかかる人たちとの出会いがあって、今回は来てよかった。しばらくご無沙汰している人たちにも会いたかったなぁ。

 

そんな出会いの中で、いちばん印象的だったというか感激したのが、自分の大好きなあるゲームシリーズのパッケージを「あれ、私が作ったんですよ」と聞いたこと。

昔いた編プロで駆け出し時代、ケイブンシャの攻略本の仕事をやった時、入稿のお使いで担当編集さんと勁文社のある中野へバスで向かう車中で、「子どもの頃、ケイブンシャ大百科シリーズの○○とか大好きで夢中で読んでましたよー」と言ったら、「それ、僕が作った本かもしれないね。そうかぁ、あの頃大百科を読んでいた子どもたちが……こんなに成長してるんだねぇ」としみじみ話してくれて、すごく感激したのを思い出した。

あれからケイブンシャも倒産してなくなり、キャリアばかりが無駄に長くなり時間もだいぶ経ったけど、今でもまだこんな感激ってあるんだなー。

 

コンパイルぷよまんナムコの鉄拳ドリンク&なんでんかんでん特製海苔プリントラーメンが物販で売ってた頃にTGSへ初めて来て以来、ずっと通ってきたけど、やはり自分はゲームが好きなだけでなく、ゲームが好きな人たちが好きなんだなと実感できた。中にはそうでもない人もいるかもしれないけど……いい仕事してくれればそれでもいいんだと思いたい。また来年も、ここに来られるようにがんばろう。

 

 

応援上映や大声出してもいい上映が映画の定番になればいいと思う

タイトルだけで言いたいことが完結しちゃったけど、なぜそう思うのかを書いておく。

 

以前、友人たちとディズニーピクサー映画「WALL・E/ウォーリー」を劇場まで観に行き、劇中のとあるシーンでMac OS 9以前のMacユーザーにとってかなり面白いネタでつい大声で大爆笑したところ、上映終了後、近くの席にいたおじさんからすごい剣幕で「あんた、ものすごい大笑いしてうるさかったんだけど、なぜあんな大声出したんだ?」と突然怒られて「ハァ!?」となって驚いた。上映中、ワンシーンで大爆笑した以外は特に大声も出さなかったし、他人への迷惑行為をしたつもりは決してなかったが、爆笑したことを知らないおじさんにいきなり激詰めされて戸惑っていたところに、友人たちが即座に「映画を観て笑うのがなぜ悪いんですか?」と返したら、反論の余地がなくなったのか、おじさんはその場を去って行った。

 

この話からさらに以前、映画「チーム★アメリカ ワールドポリス」を劇場で観た際に、パラパラ点在する観客を見たら大半が外国人で、日本人には若干伝わりづらいネタや下品でくだらないネタにもギャハハハとドッカンドッカン大爆笑しているのを目撃して、「映画上映って、楽しいときは思いっきり笑ってもいいんだな」と初めて感激して、映画本編だけでなく、いい体験ができてとても満足したのが今でも忘れられない。だから「WALL・E/ウォーリー」でもつい思いっきり笑ってしまったのだけど、上映中に他人が声を出すことが我慢できない、静かに厳かに観たい人もいて、お互い気を遣いながら劇場で映画を観るのって、せっかく楽しみに来たのになんだか辛すぎるよなぁ……と時折思っていたところに、近頃はアニメ映画の応援上映や、子ども向け映画の赤ちゃん連れで大声を出してもお互い様な上映が少しずつ主流になっているようで、すんごく、非常に、とてもいい傾向だと思う。

たとえば上映1回目はじっくりとノイズなしで観たいので通常の「静かに上映」バージョンと、上映2回目は次の展開が分かっているのでオーディオコメンタリーを聞きながらのような「ガヤガヤ上映」バージョンみたいな、IMAXデジタルシアターなどの映像規格や洋画の字幕/吹替を選ぶ感覚で、上映の種類が気軽に選択できるようになるといいのになぁ。上映館数、上映期間の都合や映画のジャンルにもよりけりだけど、いかがなものか。

 

劇場で観る映画は、人生の貴重な金銭や数時間をすべてそこに集中して注げる、最高のエンタメ体験なので、赤ちゃんから年寄りまでみんなで楽しめるものになってくれるといいな、と願ってる。

ブログ名決まった

はてなブログアプリで「おすすめブログ」一覧を見てると、みんな結構凝ったブログ名つけてんのなーと感心する一方で、デフォルトの「〇〇の日記」や「〇〇のホームページ(ほめぱげ)」みたいな超シンプル名称ってもう素のセンスで出ないのかな……とも思ったり。

というわけで、毎日更新できる日記でもないし、いつまでもデフォ名なのが恥ずかしいのでブログ名をついに考えたが、実はこっちのほうが自分のセンスや本質や嗜好を晒してるようで、もっと恥ずかしい。

 

ブログ名の由来は、まずいきなり話が飛ぶけど、自分は音楽の中でも80年代ニューウェーブ/パンクが特に大好物で、そのムーブメントの代表的インディーズレーベル「4AD」の創始者のプロジェクト、ディス・モータル・コイル (This Mortal Coil)のアルバム「Blood」が特にお気に入りで、このアルバムの邦題「激情」から単語を拝借した。

 

4ad.com

youtu.be

この曲が特に好き。PVもけだるくていい。

 

美しいアンビエントなコンセプトアルバムなのに、なぜ“激情”というストロングな単語が邦題なのか、と当初国内盤を手にしたとき思ったのが、何度も聴いているうちに次第に、静かで荘厳な階調の中に込められた、洋題の文字どおり、脈動する、熱くて抑えきれぬ激しい「血」の流れを感じるようになり、“激情”とはなんてふさわしい邦題なのだろう、と感動したのを今でもよく覚えている。

 

話は戻り、自分がブログを始めたのは、思いついたことをただひたすら気兼ねなく、まとまった長文を書きたいからであって、それは“激情”の本来の意味でもある、激しく沸き起こる感情を記したいという思いと完全に一致しているので、どうしても“激情”の単語を入れたかった。元々は書く行為自体が自分のためにあるものだが、とどのつまり、誰かに読んでほしいので“Read me”も入れた。かつての情報収集サイトを彷彿とさせるが、漢字×英単語だと、なんだか椎名林檎の曲名センスみたいでアレなので、逆にしてみた。まあどっちでもいいのだけども。

 

サイトのカッチョいいネーミングとか正直うらやましいけど、いくら自分の脳味噌を絞ってもそんなシャレオツセンスは微塵も持ち合わせていないことを、今回は目の当たりにできたので、ここは分かりやすく、自らの体験をもとに命名するのが一番だと考えた。

そんな具合で、ブログ名がやっと決まって、なんとなく自分の定住先というか、ある意味でドメイン名以外の住所が定まったような気持ちになる。まあぶっちゃけ自分以外の他人にとっちゃ「マクガのほめぱげ」でもどっちでもいいや、というお話でした。

グッバイウルフ

元・千代の富士九重親方の訃報に接し、相撲好きな自分にとって、相撲を観るモチベーションの大半を失ってしまったような驚きで、今でも信じられず、本当に残念でならない。

自分が相撲好きになったきっかけは、幼少の頃、九重部屋の近所に住んでいて、同じ行きつけの寿司屋に通っていたのが当時まだ大関昇進前の千代の富士で、それ以降、父が部屋の後援会に入り応援し続けているので、かれこれ35年以上の付き合いになる。自分の人生の中で相撲が、当たり前のように存在していた。

ここ1年で周囲の大切な人を何人も失っているところに今回の訃報だったので、大関横綱前から親方の活躍を長年支えにしてきた父の落胆ぶりに、かける言葉も見つからない。

 

そんな相撲好きな自分が何となくプレイし続けているのがGREEの『大相撲カード決戦』(以下「おすもうゲーム」)。

jp.apps.gree.net

いわゆる力士を乗っけたブラウザポチポチ系カードゲームなのだけど、九重部屋ファンとして、同部屋デッキを組んでイベントを乗り切っている。数ある同部屋デッキの中でも幕内力士がもっとも多く集めやすく、その他デッキボーナスも結構つくので、ボス討伐や対戦場所イベントではたいへん重宝している。

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千代の富士カードが入手できるイベントは、これまで何度か開催していて、最低でもHRはゲットしているが、SR以上のレアを手に入れておきたかった。ゲームの存在すら知らなさそうな親方に「レア持ってるよ!」と直に自慢したかったけども、もはや叶えられぬ夢となってしまった。

 

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現役横綱時代と、昨年の還暦土俵入りのカード。同アングルのポーズが奇跡的でどちらもちょうカッコいい。

おすもうゲーム自体はちっとも面白くも何ともなく、もっと面白そうなゲームが続々と配信終了してゆく中、なぜ4年近くも継続していられるのだろうかと親方(ゲーム内ではプレイヤーの肩書きは「親方」)をやっていながら謎だけど、これしかやることがないから……ただ相撲が好きだから、これをやるしかない、といった感じだ。

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今ログインしたら継続ボーナスもらった。1300日て。

 

お別れするのがとてもさみしいけど、自分を相撲好きにしてくれたウルフ、今まで本当にありがとう。そしてさようなら。あなたはおすもうゲームの、永遠のマイ横綱だよ。

真夏の夜の夢、ポケモンGO

次エントリー、当初はブログを始めたきっかけなどを書くつもりだったけど、このブログはゲームの話をメインにしたいので、やはり書かずにはいられないというか、今まさに、この時代を生きている記録として体験を綴っておきたいから、『ポケモンGO』のことを書いておく。

 

先週からついに日本でも開始された『ポケモンGO』、毎日があまり外出できない生活環境なので、エンジョイ勢とは縁遠いかなと思いつつプレイしてみたら、引き篭もりな自分でもかなり楽しめているというか、この現象にすごく感激している。

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配信直後、家にいてもTVやラジオではポケモンGOの話で熱狂していて、ちょっと外出したら、スマホを持って立ち尽したりウロウロする人たちが急に増えて、まるで世界や空気がガラリと変わってしまったような気分になった。今までの人生体験でも、ゲームでもこんなこと、生まれて初めてだ。

社会問題になるほどのゲーム現象、古くはインベーダーブームがあるが、自分が体験した中では、近所の家電店の予約番号が3000番だった『ドラクエⅢ』の発売がもっとも大きなムーブメントだったけど、今回のポケモンGO現象は、それらをアッサリ超越してしまった。しかも全世界規模で。

ほとんどの人々がスマホを持ち歩き、SNSを使いこなし、『Ingress』で地図の基盤を固め、すべてのあらゆるインフラが完璧に整ったところに、しかも日本では学生の夏休み開始という絶妙に素晴らしいタイミングで『ポケモンGO』はやってきた。まさに戦術爆撃だ。昨年逝去した岩田社長がこの現象を目にできなかったのがとても悔やまれるが、きっと空の上からニヤニヤしながらポケモントレーナーを見守っているのだろう。

 

そんなある日の真夜中、ふと目が覚めてしまい、おもむろに『ポケモンGO』を起動すると、近所に点在するポケストップにルアーモジュールが刺さっている。こんな時間帯に人が外にいる……これまで窓越しから聞こえる音や憶測で感じ取っていた夜中の人の気配が、今はGPS地図で簡単に目視できるのは、何気にすごいことだ。

 

真夜中に大きな公園で若者たちが大勢集まってポケモンを獲りに来ているニュースなどを見てると、ちょっと背伸びしたい年頃な若者の、ひと夏のアブないキラメキと生命のエナジーを感じずにはいられない。今この瞬間、今しかやってこない若者の夏に『ポケモンGO』がピッタリとはまりこみ、夏の熱狂をさらに加速させる。閑静な住宅地である近所の小さな公園のポケストップにポツリと灯るルアーを眺めてるだけでも、様々な思いがこみ上げてくる。

その公園は昔、学生時代に同級生の男子グループから夜中に呼び出され、たむろっていた場所だった。金も足もないのに「もっと遊ぼうぜー」と誘う彼らに少し怖さを感じ、丁重に断って家へ帰った。そんな思い出も、今ではポケモンジムに塗り替えられてしまった。

 

若い頃、オールナイトのクラブも含め、夜遊びもいろいろしたけど、いまの若者たちは、夏の思い出にゲームがリンクしているのが、なんだか羨ましい。多分、たまごっち世代ではできなかった体験かも。もっと夜遊びしたいなぁと思うけども、こうして真夜中にふと起きてしまい、何となく『ポケモンGO』のことを書きたくて勢い余って、空が白むまでブログを更新するだけで、もう精いっぱいだ。

 

明日は(もう今日だけど)7月最終土曜日、隅田川花火大会もあるし、地表の花火(ルアー)も華やかに打ち上がりそう。やはり夏は7月最終週末が気分的なクライマックスで、そこを過ぎるとあとは残暑の下り坂。今しか体験できない『ポケモンGO』との夏は、一生忘れないものになった。

自己紹介エントリー

ほらほら早速「日記始めました病」恒例の三日坊主気味になってる! ブログや日記なんて、書き始めて継続してる人よりも「日記始めました」と、いちエントリー書いてそれっきり放置の人のほうが絶対的に多いんだ……そんな日記あるあるにはならぬよう、まずは少なくとも3日分までエントリーさせよう。特に人生のためにならない志は低く。

 

別に今さらいらないかもしれないけど、なんとなく自己確認のため、改めて最低限の自己紹介ぽいことを書いておくことにした。

 

主に紙媒体のオタク系DTPデザイナーを、気づけばかれこれ20年以上やってる。途中、無職になって昼夜逆転GCPSOにのめり込んだり、ふたばちゃんねるに出入りするダメ人間生活を送ったり、人生の機転とお休みを経てまた復職したり……じつは、紙媒体は終わったーとか言われてるけど、業界内では末端中の末端ながらも、なんだかんだで20年も紙媒体メイン、しかも同じジャンルで仕事を続けられてるのは、結構すごいことなのかなーと。数多の休刊廃刊経験など、もちろん景気のいい状況ではないが、紙も案外、がんばれてるのかなって気がしてる。ここ数年で変わったのは、紙の本の責了と同時に電子書籍版も作る点。電子版は相変わらず行程や仕様が随時更新されるため慣れなくて苦労してるけども……と、仕事の話をしてもただ退屈なのでしない。

 

ハンドルネーム「Mac-girl」は、仕事のキャリア開始直後に自分で付けた肩書きがそのままHNになった。第1社目で編プロへ入社して、美術専門学校のゼミで軽く習ったという理由だけでMacDTP班に配属されて、「エレベーターガールとかバドガールみたいに、Macを使えるガールって呼ぶの、イケてるのでは?」となぜか舞い上がり、確か会社の年賀状をMacで作っていたとき、自分の名前の肩書きをデザイナーではなく「Mac-girl」と勝手に入れたのが、すべての始まりだったかも。エレガ、バドガ、に倣って「マクガ」と略したのが呼び名になった。「-girl」は当時流行ってたアパレルブランド「X-girl」からもらった気が。ちなみにこのブランドの服は一着も持ってない。

それから2010年頃までずーっとMac DTP環境だったけど、OSは旧環境データを開けないからという理由でOS9を使ってて、結局OS Xに移行することなく、社内都合でDTPMacからWindowsになり、もはやMacガールでなくなってしまった。旧い仕事仲間や友人からは当初「もうWin-girlじゃん!」と笑われたりした。でも長年使ってたHNを今さら変えるわけにはなーと、いまに至ってる感じ。

こんなHNなので「マカーですか?」「Apple教ですか?」「ジョブズ信者ですか?」と時々勘違いされたこともあるけど、OSは9留まりだし、iPhoneも数年前にスマホ機種変した際にやっと手にしたくらいだし、ホームPC的iPadは中古の第三世代だし、Apple新商品発表情報はスルーだしで、中途半端もいいとこだが、どんなにハンドルネームが形骸化しようが、特に変えない。

 

お、ここまででもう1300字以上も書いてる。すごい! 学校の作文用紙や仕事の日報ですらこんなに埋まらないのに!

ブログを始めた動機などもついでに書こうかと思ったけど、次のエントリーでやろうかな。今夜はこのへんでー。