Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

大事な音楽はすべてゲームが教えてくれた【レースゲーム編・前編】

ネットでテキストを書くにあたり、前々から自分の個人的音楽趣味についてしっかり書き留めたいなーっていう長年の願望があり、このたびマイブログを持ってついにその願いも叶えられるようになったのだが、ほかに書きたいことが山ほどありすぎて今までずっと後回しになりっぱなしだった。

ゲームやりたい&ブログ書きたい熱が再燃して更新をしばらく定期的に続けてたら、出力欲が少し治まり頭の中が空っぽになったので、最近はPC作業中に何となくiPhoneのプレイリストやYoutubeで好きな曲を流したりしてる……うちに、これはもしや、自分の音楽趣味についてのエントリをいよいよ書くワンチャンなのでは!? と思った。出力欲全然治まってねーし! とまあ、ここはゲーオタブログなので、好きな音楽とゲームの関係を、個人的思い出と織り交ぜてひとつ綴ってみたい。

 

昔、20年ほど前、編プロに勤務していたとき、同じフロアで働く同僚にフランス人男性がいた。やってる仕事はそれぞれ別々だが、同い年かつ同じマルボロを愛するヘビースモーカーで、流暢な日本語を使いこなし、ともに楽しく仕事をしていた。彼が仕事中、よく聴いていたCDが『Wipeout XL』のサウンドトラックだった。

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Youtubeリンクは、極力公式チャンネルを貼りたいポリシーなのだけど、今回だけは特例で。以下同。

職場には、いつも彼が好みのテクノやハウスばかり流れていて、時々ヒートアップすると華麗なステップで踊り出したりするのを眺めていたのだが、やっぱりヨーロッパ人だから血の根底に流れるテクノが特に好きなのかなーと思っていた。そんな彼のセンス抜群なチョイスで、もっとも衝撃的なアルバムが本作だった。初めて聴いたとき、あまりにもカッコよくて「これ、何の曲なの?」と尋ねると、最近出たプレイステーションのレースゲームの曲だよ、と教えてくれて、即、ゲームソフトを購入した。これが今後の自分の音楽趣味とゲームの関係に、大きく影響を与えられたきっかけとなった。

 

Wipeout XL』は、ビジュアルからゲームデザイン、そしてサウンドまで、何もかもが生まれて初めて体験する衝撃で、最高にイカすレースゲームだ。シグノシスとTDRデザイナーズ・リパブリック)による、ヨーロッパ生まれのエッジの利きまくったデザインに乗せられた近未来反重力カーレースにアンダーワールドプロディジーケミカル・ブラザーズをはじめとする超豪華テクノアーティストのコンピレーションアルバムが搭載された、まさに“聴くレースゲーム”。タイトーZUNTATAサウンドタイトルにもよく謳われるような、まるで「音楽CDアルバムに付属されたゲーム」の初体験が『Wipeout XL』だった。彼からは、本作にも参加しているダフト・パンクの「Homework」も教えてもらったが、こちらも永遠の名作だ。そういえば彼らもフランス人だったね。

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ゲーム中ではイントロのみで超定番だけど、収録曲でもっともアガるのがやっぱしコレ。2004年のエレクトラグライドで初めて生で見られて感激したなー。デザリパもゲスト出演してて。『Wipeout XL』サントラ参加アーティストはほとんどオールナイト屋内レイヴフェスで観たよ!(森高千里“臭いものにはフタをしろ”の「俺は10回ストーンズ観に行ったぜ」と同じ階調で)

 

同時期に、社内休憩室のゲームでよく遊んでたのがプレステの『レイジレーサー』で、同僚たちとタイトルコールを真似しながらプレイしてた。『レイブレーサー』とか『リッジレーサー』が先じゃないのかよって話だが、自分的にはこっちがシリーズ初体験。ドリフト苦手だったので車種はアージュばかり使っていた。

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こちらはデジロック系サウンドが多いが、どのチューンもアドレナリンが上昇する疾走感がすさまじい。“Mech Monster”と“Silver Stream”が特にお気に入り。

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リッジシリーズはゲームもサウンドもすごく大好きだが、やはり『R4:Ridge Racer Type 4』がすべてにおいて最高。OP曲“Urban Fragments”からの“Movin' in Circles”、“Move Me”がお気に入り。シリーズのサントラだと「リッジレーサーズ ダイレクト・オーディオ」をよくヘビロテしてた。今のバンナムパワーで42歳になった永瀬麗子を復活させられませんかね? 同じく齢を重ねてずーっと待ってますから。

件の編プロで、スポーツカーを乗り回す偏屈でサイバーなテクニカル担当の男性先輩がいたのだが、自分がR4大好きなんすよーと話したら、めちゃくちゃぶっきらぼうに「ほれ、コレやるよ! 聴け!」と、ゲーム音源を取り込んだ自作のサントラCDをプレゼントしてもらったのを思い出した。心なしか、ちょっと嬉しそうだったな。

 

このように、自分のゲームと音楽の趣味は『Wipeout XL』でエンジン点火、『レイジレーサー』をはじめとしたリッジシリーズでアクセル全開になった感じ。レースゲーム×テクノの融合って、ゲーム音楽史上最高の発案だよね。こうして振り返ると、1995年以降から90年代末あたりが、音楽ジャンル界においてちょうどテクノが主流になった時期というか、ゲームにもムーブメントが反映されたのだなーと改めて気づいた。

もしあの頃、フランス人の同僚が『Wipeout XL』サントラをフロア内でガンガンかけていなかったら、自分はレースゲームにも特に興味が向かず、ゲーム由来のテクノっ子にもならなかった。彼とは互いに編プロ退職後も何度か会って、ここ数年はお目にかかっていないが、あれからたいそうご出世して、今では世界的企業のお偉いさんとなっているようだ。このブログが彼の目に届く機会はおそらくなさそうだけど……君のおかげで、人生で大事な音楽とゲームに出会えたよ。あの時は、どうもありがとう。もっとも出世した自慢の同僚を誇りに思いながら、これからますますのご活躍を、遠くから祈っているよ。


レースゲーム音楽についてもう少し語りたいのだけど、長くなりそうなので後編に続く。

 

Steamゲームとのミッドナイト逢瀬

先日の『人食いの大鷲トリコ』をクリアしたあとの余韻と心地よい脱力感を軽く引きずりつつ、ダウンロード版を予約した『パラッパラッパー』のリリースを待つ間にできそうな次に遊ぶPS4ゲームを、夜な夜なPS Storeで探したりしてる。以前TGSで見かけたパラッパラの細かいオブジェクト破壊表現に驚いた『RESOGUN』も気になるし、PS3版を買ってクリアしてるけど『風ノ旅ビト』をもっかいやってみたいなー……など、ストアをアレコレ覗いてるうちに“Zフィックス”の話題で知った『INSIDE』を見かけて、ひとまずデモ版をDLして始めてみた。

……怖っ!!! ただひたすら得体の知れない何かに追われるように、脅威から逃げるように、謎やトラップを解きながら横スクロールで進むだけなんだけど、なんか「傷だらけのランナー」(この通称もどうなんだと思う)が缶蹴りやスケボーしながら地下通路をひたすら駆け抜ける『メトロクロス』でふいに感じた、プレイヤーが一体何のために、何の目的で進むのか実はまったく分からない未知の怖さがある。『メトロクロス』は哀愁漂うBGMが流れていて、横に進むことしかできない主人公の不器用な哀愁を演出によって感じたりできたけど、『INSIDE』はプレイ中、SE以外はほとんど無音なので、想像力を恐怖方面にしか働かせられず、恐ろしさがさらに倍増する。小学生みたいな感想を述べると、怖かったけど次が気になってしょうがなくなったので、あとで製品版買っておこう。

 

……と、ここで家族が帰宅してきた。『Horizon Zero Dawn』の続きをやりたそうにしてるので、コントローラ交代。どうやらサブクエストをこなしてるともりもりレベルが上がってしまうらしく、先日ついにレベルキャップ上限に達してしまい、いい加減やっとこさメインクエストを進行させているようだ。
このままプレイを眺めててもいいけど、夜は長いんだし、せっかくゲームやりたい欲がふくれ上がってるのになんだか物足りないな……とボンヤリしていたら、今晩中にやらねばならなかった用事を急に思い出し、リビングを移動して書斎のPCを起動し、メール処理を済ませたあと、ふと作業用PCの横にある自宅PCを目にして、そういやWindows 10アップグレード後に軽くセットアップし直して以来しばらく起動していなかったなーと気づき、マルチクスリーンでこちらも起動してみた。

すると、以前インストールしたSteamのアップデートが突然始まり、ちまちまと買っては積んでしまっていたゲームたちがライブラリにずらりと並んだ。2012年の年末にSteamのアカウントを取って以来、コントローラの接続がうまくいかなかったり自宅PCを家族の作業用PCとして占拠されるなど、PCゲーミング環境が思うように整わず、セールのたびにゲーム購入するだけでずっと放置気味だったけれども、昨年のWindows 10アップグレードを機に自宅PCを初期化してついに解放させ、今年始めにXbox Oneの有線コントローラを接続してみたらすんなりとSteamゲーミングできるようになり、動作確認で満足して以来の起動だった。

 

そっか、こうして夜寝る前に少し時間が取れてPCも自由に使えるようになったから、Steamでゲームしたって別にいいんだよな……いいんだよね? と自問自答していたら、

 

 “家族がPS4に夢中の間は、俺[Steam]と遊びなよ”

 

心の中のどこかで、こんな囁きが聞こえてきた……気がした。

 

おもむろに、ライブラリ内のゲームから、アルファベット順の先頭にあった『Braid』を選択してみた。

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Braid”って三つ編みって意味なんだね……とサクッとステージ1をクリアしてみたけど、所々にあるパズルのピースが全然取れない。しかもピースが揃ってないからパズルが解けない。これはひょっとしてかなり難しいアクションゲームなのでは!? 時間操作もタイミングがむずい。ラストが衝撃的ってウワサだけで本作を購入したのだが、アクション下手な自分は果たして衝撃のラストにたどり着けるのだろうか……と不安になったけど、とにかくステージ構成がよく練られててすごい。あとでじっくりやる。

 

他のゲームも起動してみた。Steamアカウントを取ったばかりの頃、あるゲーオタの人に自分が作ったとっておきの品を贈ったら、「お礼の代わりに、コレあげます」と、Steamゲームのギフトが贈られてきた。

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『Hotline Miami』。あれ、ギフトでもらったときは日本語対応してたっけ……? 実はこの他にも何人かのフレンドから、誕生日プレゼントや余ってるので、とゲームギフトを贈ってもらったことがあり、約5年越しになってしまったけど、やっと一通り起動できた。その節はどうもありがとう。これから大事にプレイします。

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『Hotline Miami』、いつの間にか続編まで出ていて、さわりだけやってみても、自分の中に潜んでいる静かな暴力性をズルズルと引きずり出される快感がすごい。見下ろし型の視点が、まるでテレビのニュースで室内連続殺人事件の経緯をアニメーション図解するアレみたいだ。これもあとでじっくりやる。

 

こうしてしばらく眠っていたSteamのゲームたちを夢中で起動しているうちに、どこかの誰かの、甘くて少し危険な囁きに誘われて、自分が何者なのか、本当の自分を知ってしまってもう戻れなくなるような、ちょっとした刹那の背徳感を覚えて、禁断のトリガーを引いてしまった気分になる……まあただ真夜中に夜更かしPCゲーミングしてるってだけなんだけども。翌朝も早く起きて家事やら仕事しなきゃならんのにねー、って意味で。寝る時間を削ってまでゲームをやりたくなるの、何年ぶりだろうか。ゲームにまつわるあらゆる事象が、自分の中だけに秘めていたゲームへの欲求の扉を、こじ開けてしまった。

夜は疲れ果ててすぐに寝てしまうため、なかなか時間が取れないけど、たとえば平日のどこか一日や週末の夜、ほんの少しのひとときを見つけて、PS4に占拠されたリビングを離れて、PC部屋で待つ彼[Steam]に会いにいき、真夜中の逢瀬を重ねてもいいのではないか。リビングの大きな60インチTVも魅力的だけど、PCモニタでひとり没頭するのも悪くない。冒頭の『INSIDE』、据え置き機版とSteam版、どちらのプラットフォームでやるか問題もあるが、大小画面のどちらかでやりたいシチュエーション優先で選んでもいいのかも。『INSIDE』は何となく大画面でやりたい気分かな。

 

そんなわけで、ついにSteamゲーミングもできるようになり、ゲームにますます恋してる。こんなに遊びたいゲームがいっぱいだなんて。もう戻れないくらいヤバイ。しかし寝不足も同時にヤバイので、ほどほどにしとかないと、ね。

 

あなたのトリコ

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うちもついに、PS4本体をお迎えした。
先日の飲み会PS4タイトルの話題などを聞いているうちにPS4がとても欲しくなり、これを機運に感じ、お仕事がんばったご褒美も兼ねて思いきって買っちゃった。モデルはタマゴの殻みたいな質感のグレイシャー・ホワイト1TB。初ソフトは『人食いの大鷲トリコ』(以下『トリコ』)。福音館古典童話シリーズのようなパッケージがずっと気になっていた初回限定版がまだ売っていてくれてよかった。

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エキサイティングなエンターテインメントの世界のはじまりだ!

PS4と『トリコ』を買ったあとに、家族が『Horizon Zero Dawn』を買っていて、購入直後は、毎晩PS4コントローラの奪い合いをしていた。早い時間に寝てしまう自分がおおよそ負けてしまうのだが、家族のホライゾンゼロのプレイを背後で眺めているだけでも楽しい。トールネックをオーバーライドしてマップ広げたりサンダージョー狩りばっかしてないで、さっさとクエストを進めなさい。

 

そんな感じで、夜の合間にちょこちょこっと進めていた『トリコ』を先週末、ついにクリアしたので、プレイした感想を書いてみようと思う。ネタバレは特にないのでご安心を。PS4から取り込んだキャプ写真もネタバレはない……はず。たぶん。

 

実は『トリコ』をプレイする前、少し話題になったこのエントリを読んでしまっており、「同人嫁」の自虐的ワードに若干斜に構え卑下した手触りを感じつつ、上手な文章のゲームレビューと、開発者のひとりである夫への家族愛に心を揺さぶられたのだけど、『トリコ』を実際にプレイしてみて、ここで語られた内容が、まさに書くことがほとんどないってくらいほぼ同意見なので、自分はここで書かれていない、自分なりの解釈や視点で『トリコ』のことを書いてみたいと思う。

 

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『トリコ』をプレイしてみて、最初から最後まで一貫して自分を支配していたのは「これ、本当にゲームなの?」という不思議な感覚だった。トリコの動きや毛並みや感触もプログラムされたデジタルな存在でなく、まるでハイエナのようなキリンのようなイヌネコのようなホンモノのケモノ……動物そのものだったし、そびえ立つ巨大な塔や高所の建造物を歩くと、下を覗くとつい足がすくんでしまう高低差と、お尻がむずがゆくなるほど底なし谷のぼんやりした空気感がすさまじかった。初回限定版の特典ブックレットで、空中から眺める巨大な塔=東京スカイツリーをヘリに乗って撮影した話が掲載されていたが、塔の外から眺める視点と肌感がそのように生かされていたのかー、とクリア後に冊子を読み直して改めて感心した。以前、『ミラーズエッジ』でEA DICEチームが東京の街や埼玉の首都圏外郭放水路を訪問して写真を撮り、ステージデザインの参考にしたエピソードを何となく思い出したりした。

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プレイ中、ぱしぱしと夢中で撮っていたキャプチャ一覧を覗くと、そのほとんどがトリコが穴に頭を突っ込んだりゴロゴロ甘えてきたりモノでジャレたりしてる写真ばかりで、いつの間にかトリコというペットにデレデレな親バカになってた。自分はイヌ好きで、昨年夏から実家で飼ってる柴犬を時々散歩に連れていったりするのだが、まだ1歳未満の幼犬ゆえ、なかなか言うことを聞かずヤンチャ盛り。トリコも時々言うことを聞かない(ってよりもうまく指示が伝わらない)が、幼犬と較べてトリコは賢いなーと思った。トリコって人間年齢に換算するといくつぐらいなんだろ。

 

件の同人嫁ブログで「自分はゲームIQが低いから、ちょっとした謎解きもうまくクリアできない」といった話をしていて、ゲーム下手な自分はうんうんそうだねそうだよねーと何度も頷いてしまったのだが、隣で家族が自分のプレイを眺めていて、謎に直面して行き詰まると「あそこの床の石がボンヤリ光ってる場所は、そこへ登って進めるって意味だから、そっちへ行くといい」と教えてくれて、本当にその通りなのですごーいと感激したら「こんなの、ゲームやってれば自ずと分かるものなんだよ!」と簡単に返す。長年のゲームプレイ経験から培われるのであろう、ここはきっとアレをこうするのだろうと、先への行動回路が働く、いわゆる“ゲーム感覚”を、自分はうまく習得できておらず、だからシューティングは敵の弾が見えてないからすぐやられる、格ゲーもガチャプレイしかできないのだが、それは完全にゲームに対して、やられたり行き詰まる原因をきちんと考察しないから……つまり、ほんの数回やってダメだっただけで技術を磨こうとせず、すぐにめげて断念して投げ出してしまう、勉強・努力不足だからだと分かった。

しかし『トリコ』は、そんなゲーム感覚が上手でないダメな自分でも、毎回どこかで行き詰まってしまいどうしよう……と困って諦めかけたその瞬間に必ず、自分で何かしらの発見をして、活路を見いだせるようなゲームデザインになっているのが素晴らしかった。きっとハードゲーマーが「こんなの分かって、できて当然だよ!」と豪語するような局面でも、大げさな自分にはとんだ一大事で、つまずくたびに活路が見えてまたつまづいて……の繰り返しがあまり苦でなかったというか、ストレスには感じなかった。人によってはヌルいのかもしれないけど、自分にとってはどこまで遊んでもストレスフリーだったのが非常に心地よく、巨大な遺跡や屋外など変わりゆく眺望を眺めつつ、かわいいトリコとの旅を楽しみながら堪能できた。

 

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自分(少年)とトリコとのスナップ。旅を続けていくにつれ、トリコと自分との信頼関係が次第にどんどん濃密になり、時には身を挺して、命がけで互いを救いあう。トリコがヨロイの槍にやられたり別の大鷲と死闘して傷つき、お腹が空いて動けなくなると、自分はトリコの食べ物(タル)を探し、タルを運ぶ……そうしているうちに、フトある映画のワンシーンを思い出していた。

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アンドレイ・タルコスフキー監督の映画「ノスタルジア」。大好きな映画監督のもっとも好きな作品だが、大昔にミニシアター上映で鑑賞して以来もう何年も観ていない。しかし終盤の「ロウソクの火を消さずに広場を渡りきれば、世界が救われる」という狂人の言葉を主人公が試行する場面が、タルコフスキー作品内でも屈指の名シーンで、ずっと忘れられない。

『トリコ』と映画「ノスタルジア」、遺跡の雰囲気や質感、あらゆる世界観が、実はけっこう共通しているのではないかと気づいた。世界を救済するためロウソクの火を消さずに広場を渡りきるルールも、よくよく考えるとゲームっぽいというか、トリコのために命がけでタルを運んだり、脆い足場を歩き高所を綱渡りするのも「ノスタルジア」における世界救済と同じ原動力だ。「ノスタルジア」では、ロウソクの火は生命の象徴であり、主人公は果たして広場を渡り切れたのか……? 『トリコ』をプレイ済みでもし映画を未見であれば、ぜひその結末を確認してみてほしい。あらかじめ言っておくとタルコスフキー映画、ものすごーく眠くなります。不眠症に悩む方にもまじオススメ。別に退屈って意味ではなくて。自分も時間を見つけてまた観てみようかな。どこかの動画配信サービスで気軽に観られるといいんだけど。

 

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物語の終盤、トリコに危機が訪れる際に、自分は思わず「トリコ、がんばれー!」と大声で叫んでいた。トリコが敵と闘ってくれるたびに応援はしていたが、思わず口から、心の底から初めて声を上げてしまった。トリコと自分の意思が、ついにピタリと重なり合った瞬間だった。トリコとの旅も、ついに終わりを迎えていた。気づけばエンディング前からポロポロと涙を流していた。

クリア後、しばらくは虚脱感がすごくてボンヤリしてしまった。スタート画面でおもむろにボタンを押すと、すぐに2周目が始まった。トリコに勲章を付けたり、進捗具合によって少年の衣装が着替えられるようになっていた。トロフィーは時間内クリア2個と、たまたま偶然取れたコレしか取れなかったので、2周目はもう少しトロフィー獲得をがんばってみよう。

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気づいたらトロフィー取ってたから、ちゃんと観察おけばよかった……! ところでトロフィー獲得の瞬間も自動でキャプってくれるのね。べんりー。

 

長くなったけど、ひとまず以上が、自分の感じたトリコの感想。

『トリコ』はゲームをプレイするってよりも、トリコとの冒険と言ったほうがふさわしい体験だった。僭越ながら『トリコ』が生まれるまでにかかった長い時間の事情をこれまで知らなかったが、こりゃー長くなっても、苦労してしまっても仕方がないよ、と思う。『トリコ』以上の体験とまた出会えるのかしら……と、早くもgenDESIGNの次回作を期待せずにはいられないが、どんなにゆっくりでもいいので、その日まで元気に生きていくから、またこんな素晴らしい体験をさせてほしい、と心から願っている。

PS4をお迎えして初めてのゲームが『トリコ』で、本当によかった。IGD(いいゲームだった)。ありがとうございました。

 

続・ゲーセンスナップ活動のススメ

第1弾のエントリが特にないのに「続」とはこれ如何に? って感じだが、旧IDのブログを読んでた人はなんとなく思い出してほしい。そうでない人は「モヤモヤさまぁ~ず2」の「2」みたいなポジションだと適当に解釈してほしい。なお、今回は写真多めなのでご了承を。

 

先日、外出して待ち合わせまで時間が余りまくったのと雨宿りも兼ねて、駅前近くのタイトーステーションへ駆け込んだ。

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おおっ、スーパーマリオピンボールがある。隣には『ジュラシックパーク』のピンボール台が並んでいた。

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ビデオゲーム筐体も結構充実していて、とりあえずピンボール、シューティング(怒首領蜂最大往生など)、『タンクフォース』を堪能した。ゲーセンに来ること自体久々で、各種ICカードのコインクレジット機能を初めて体験した。あれめっちゃ便利だわー。単にヘタクソだからか、ちょうどSuicaに高額チャージしたばかりでつい気が大きくなってしまったからか、コイン投下しすぎてしまったかも。ICカードクレジットだとコインの溶ける音が一切聞こえずヤバい。同じ価値のお金なのに……。

 

ゲーセンで写真撮ってて、以前もこうして撮りまくってたなーとフト思い出し、カメラロールや過去のデジカメ写真を漁ってみたらそこそこ出てきたので、以下いくつかご紹介してみる。

 

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まずは当ブログのPC版ヘッダー写真に使っているゲーセン。昨年5月頃、横浜の友人宅へ訪問したとき、近所にアイレム製マドンナ筐体が現役で稼働しているおもちゃ屋があると聞き、遊びに行った。残念ながら昨年末、この店は閉店してしまい今はもう存在しないのだが、次第に消えつつある、なるべくしてなってしまった感のおもちゃ屋ゲーセンにお目にかかれて、本当によい体験だった。おもちゃ屋のおかみさん、わざわざ筐体の電源(天井からコンセントがぶら下がってる)を入れてくださり、ありがとうございました。

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次は約3年前の2014年、10円ゲームばかり置いてあるとこ。かなり有名なので敢えて場所は書かず。『ピカデリーサーカス』、昔スナック経営してた親戚の店内に置いてあって、同じく店先に置いてあった自販機で森永ピクニックのコーヒー味を買って飲みながらよく遊んでたなぁ。筐体内部でドッカンドッカンと鳴り響くコインの射出音が、最高に気持ちいいんだよね。またあの射出音を聴きたくなってきた。

 

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こちらも同じく2014年、台場一丁目商店街のレトロゲームコーナー。横浜のおもちゃ屋ゲーセンのような“なるべくしてなっちゃった感”ゲーセンを再現してるが、ラインナップはがんばってるほうだなーと思った。家族と来るなら入りやすくていいかも。

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リッジレーサー』のお子さまバージョン『ポケットレーサー』があったのが嬉しかった。この写真を近影にしたいくらい。筐体デザインもチョロQみたいでかわいいよね。いまでもまだ稼働中かな?

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最後は2009年頃、ハワイはホノルルのゲームセンター。初ハワイのゲーセンだったので、あまりプレイせずに写真ばかり撮りまくってた記憶が。4人対戦のバイクゲー『The Fast and the Furious: Super Bikes』は映画「ワイルド・スピード」のバイク版スピンオフみたいなタイトルかしら。4台並んでると迫力あるよね。ところでGoogle翻訳だと「速くて怒っているスーパーバイク」と変換されて、なんだかバイクが意志を持っているようでカッコイイ。

ひとまずはこんな感じ。こうして一昔前から最近までのゲーセン写真を眺めてると、ゲーセンでのゲームの出会いはつくづく一期一会なのだなーと実感する。だって次に訪れたときにはもうゲームはおろか、お店すらない可能性が非常に高いから。消えゆくゲームとゲーセンを、ただこうして訪問しては遊んで、写真に撮ったりブログなどで書いたりするくらいしかできることがないけど、自分としてはやってみたら結構いい記録になってる。だから、もしこれを読んでいるあなたが次にゲーセンへ訪れる機会があれば、ぜひ写真や文章などで残していってほしい。そうすれば、いつでもあの時のゲーセンに会えるから。
もう立場的に無理っぽいけど、また仕事帰りとかにゲーセン寄ったりしてみたいなぁ。先日のエントリでないけど、ゲーセンで誰かと待ち合わせしたい。

 

恋はディグダグのように

ああ〜年度末。今日で今年度が終わっちゃうよーママー! 先月ごろから駆け込み需要の追い込みがハンパないわありえへんトラブル続出だわでむっちゃくちゃ忙しいですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。うちは今月働きすぎてしまい各方面から怒られるレベルです。ただ従順に、真摯に働いただけなのになぜ……。

慌ただしくしてるけども、3月もあと1日あるなら、今月はもう一本ブログ書きたいなーと思ったので、何となく、いまフト思い出したことを書きたいと思う。

 

昔、ナムコが出したゲームサントラシリーズで、ボーカルアレンジ曲のみを収録した「ナムコ ベストヒットパレード!」というアルバムがある。

アーケードゲームが大好きな地方在住の義兄が以前、ある機会に所蔵するゲームサントラを大量に送ってきてくれたことがあり、その超貴重なコレクションの中に当アルバムが入っていた。どの曲も原曲フレーズを尊重しつつもめちゃくちゃに破壊しまくっている、ゲームサントラ史上最高にイカす傑作の一枚だ。すでに廃盤だが、機会があればぜひ聴いてみてほしい。

 

そして、収録曲の中でも特に愛してやまないのが、『DIGDUG』のアレンジ曲、「恋のディグダグ」。

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リンクは敢えて貼らないが、曲や歌詞はネットで探せば聴けるはずなので、その上で話を進める。

自分はとにかくこの曲が、ゲームに夢中になってしまった彼に呆れつつも愛おしく想い、女の子にとって一番大切なものを好きな彼に捧げる彼女の、抑えきれずこみ上げてくる甘酸っぱく愛らしい切なさが、たまらなく大好きだ。自分もこのようなときめきのシチュエーションに憧れてしまう。

個人的に、狂おしいほどゲームに囚われてしまった男性が絶対的な好みのタイプなのもある。しかし自分自身も、ゲーオタブログをやっているほどゲームに人生を狂わされているので、「恋のディグダグ」における、ゲームから一歩引いて彼を見守る愛らしい彼女のような存在には到底なれないことを思い知らされる。

学生時代や社会人になりたての若い頃、特筆するほどの価値のない思い出ばかりだった自分の人生には、ゲームセンターでの待ち合わせに遅れてゴメンねと彼の肩をたたいても、ゲームに夢中でゲームが終わるまで待たされるようなドキドキのデートも、彼の家に初めて呼ばれたのにゲームの話ばかりで退屈しつつ、無造作に転がるベッドの上のパジャマを恥ずかしがることも、小さな覚悟を胸に抱き、パンクするほどモリでつついて、燃え上がるほどDIGDUGしてほしいと求めることも……つまり若い時代の青春のキラメキは、どんなに渇望しても、老いに抗っても、もはや訪れないのだ。

今はただ、iPhoneのプレイリストにあるナムコゲームサントラをひたすらリフレインするしかやれることがない。まあそれは別に悪い気はしないしむしろ超いいのでは……いや。なんかさー、ぶっちゃけ若い頃に、こんな青春とか恋愛をしてみたかったっすよ、マジで。もー今さらいい歳こいてさー、ラブソング聴いて悶々としちゃってどうすんのよ、と。

 

……と、この辺りまでiPhoneで書いてたら、下書きが300文字ほど突然消えたショックで多少取り乱し(書き直し)たが、とにかく何が訴えたいかというと、「恋のディグダグ」ほど、ゲームと恋愛関係を切なく甘酸っぱく表現した名曲はないのだ。漫画であれば押切蓮介の「ハイスコアガール」と双璧だ。

本音言うと、実はゲームの話なんかより恋バナをしたいときだって、たまにはある。かつて抱いた想いを、勢いでつい露呈させてしまうようなときもある。先日の飲み会で繰り広げられたような、ゲームと恋愛の切ない思い出エピソードに「もうやめろ……やめてくれ〜!」と聞き手が顔を伏せて悶絶するような恋バナ、またしたいっすね。

でもその前に、ゲームに恋しないと。

 

飲酒してもいい頃

先週土曜、フトしたきっかけを得て、しばらくご無沙汰している人たちに声をかけ、自分が主催で飲み会をしてきた。丸一日オフをもらって夜遅くまで飲むのは、本当に久しぶり。昨年のGW中に、休みを利用して前職や専門学校の旧友たちと再会して以来。嬉しすぎて、楽しみすぎて、当日朝イチで美容院の予約を入れてしまったほどだ。

仕事と家庭を両立する生活がここ2、3年ほど続いており、もう自分の時間や休みを持つ余裕もないほどなのだが、この数ヶ月、両方のあらゆるストレス過剰でだいぶつぶされそうになりつつあり、いよいよヤバいかも……と思っていた矢先のきっかけだったので、思いきって、会いたい人たち数名をお誘いしてみたところ、急なお願いにもかかわらず、快いお返事をいただいた。自分に声かけられるなんてきっと迷惑かなーとか、自信なしの引っ込み思案ゆえ、人を誘うこと自体ものすごく勇気を出してみたけど、まさかの全員OKだったので、みなさんの優しさに静かに感激した。ありがたい。だから一度、このメンバーでゆっくり話をしてみたかったのだ。

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iQOSが白黒二台揃ってて斑鳩っぽかったので撮った。もっとカッコよく配置すればよかった。

今回、初めて酒席を共にした人がいて、けっこう飲み歩いてる印象なのかと思いきや、「飲んでみて最近気づいたけど、実は自分はさほど酒が好きでないことが分かった。無理をして苦いアルコールを飲むよりも、甘い炭酸水を飲むほうが好きだ」と話していて、とても素晴らしい気づきだと感激した。

自分は付き合い程度でしか飲酒しないが、最初は甘くて弱いカクテル系アルコールを入れて、気分が良くなったら強めのハイボールや梅酒、日本酒を飲むタイプで、本音を言うと、ただ甘い飲み物が欲しいだけのはずなのに、後半、周囲や気分に流されるなど無理して苦く強めの酒をチャンポンしまい、あとで悪酔いして後悔することが多いので、この気づき……別に飲酒は無理をしなくても、甘い炭酸水を飲んだっていいんだよ! という許しは、もっと一般的に周知されてもいいと思う。ただし、先日たまたま入手した獺祭を初めて飲んでみたら、今まで抱いてきた日本酒の概念をすべて覆されるような、信じられないほど美味しかったことは記録しておきたい。またちびちびやりたいな……と獺祭はさておき、みんな意外と酒がなくてもよいのであれば、今度はうまいもの食べるのをメインにしましょうかね?

ゲームやインターネットやオタトーク、ゲスい話、いい話などなど、いろんなよもやま話もたくさんできて、すごく楽しくて、忘れられない最高の夜だった。そういえば当日は6年目の震災の日だったが、トークが熱く盛り上がりすぎて特に誰も震災の話をしなかったのもよかった。また別の場所で語り継げばよいのだ。

 

後日、会社主催の飲み会(ホワイトデーのつもりの女子会?)にも誘われ、家庭事情を工面して夜に時間を作り参加したのだが、部署も名前も知らない若い女子社員たちが、みるみるうちにボトルワイン数本を空けまくってはきゃあきゃあ騒ぎながら飲んでいる様子をただボンヤリと眺めるばかりで……まあこれはこれでよかった。

 

今の自分にとって、超レアイベントとなってしまった飲酒とは、しばらく失っていた社会性を取り戻す機会なのだろう。これまで小休止していた、人や社会と自分の関わりを再確認するために。

いつか味わった、約1年半の禁酒の解禁日とした祝いの席で、アルコール度数のさほど高くない安い缶チューハイを飲んだときの、あの脳天や五臓六腑に染み渡るうまさと多幸感といったら……つい調子にのると酒に飲まれてしまいがちだが、これからはなるべくあのようなありがたい、うまい酒を、いわゆるいい酒が飲めそうな楽しい面子と飲んでいきたい。また次の飲酒の機運があったら、ぜひ誘ってね。

アロのマテラピー始めました

いつまでも(と言いつつまだ2週間だけど)フェレット追悼日記がブログトップにあるのもなんだかアレよねーと思い、ダイヤルアップ時代のチャットルームでチャットログを適当なコメントで埋めて“掃除”するかのごとく、とにかく過去日記を下にせっせとスクロールさせるためになんか書く。実は片付けた空っぽのケージが部屋のそばにあるのを見てしまうと、まだちょっとだけ哀しみがこみ上げてくるのは、これを読んでくれた君と私だけの秘密だ。

 

8年間のフェレットとの生活もついに終わり、これからは今までフェレットがいたことで遠慮していたアレコレをやってみよう、と考えてたら、「アロマテラピー」がなぜか真っ先に思い浮かんだ。

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と思い立ったと同時に、アロマに詳しいネットのお友達にいろいろとアドバイスいただき、ひとまずネットストアで1000円程のアロマオイル選べるお試し5本セット×2、Amazonでベストセラーの安いアロマ加湿器を勢いで買った。以前から何となく香りに癒やされたいなーという願望があったものの、フェレットなどペットがいたらアロマオイルは難しいかも……とルームフレグランス程度で見送っていたけど、フェレットロス気味である今がまさに癒やし=アロマテラピーを本格的に始めれられる好機なのだと気づいたのだ。

加えて最近、夜中に目覚めてからの再入眠がなかなか難しく、気づけば布団の中で3時間ほど寝られないでいるので、数種類のお試しアロマオイルの中からまずはキングオブ定番&入眠効果BATSUGUNのラベンダーを焚いてみた。嗅ぎ慣れた香りで、頭や体にすうっと入ってくる。次はローズマリー。うーんいい香り……。次はベルガモット……んん? あまり香りが感じられない??

どうやら香りによって自分に合うものと合わないもの、相性があるみたいで。ティーツリーやユーカリを焚いてみて、嗅いだことのある香りだーと思ったら、ラベンダーと同様、いつも使っているオーガニックボディソープ「マジックソープ」でもおなじみの香りだった。慣れ親しんだ香りが好きになる傾向もあるかも。

 

そんな感じで、アロマオイルを取っ替え引っ替えしてたらアロマオイルボトルの収納に困ってしまい、密閉容器などいろいろ探してみたもののどれもピンとこず、ネットで調べたところ100均アイテムが使えるという情報もあり、セリアのインテリアボックスを買ってボトルを入れてみたりしたら、家族が「なんか物足りないんで自作してみるわ」と、セリアでさらにDIY用品を買い揃え、こんな感じのアロマボトルケースを作ってくれた。

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夜中帰宅してから塗装したり金具付けたり、二日ほどであっという間に素敵な箱が出来上がってた。すげーかわいい。雑貨屋で売ってるものみたい。家族は手先が器用で、こういうものをすぐに自作してくれるのでとてもありがたい。

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背面。なんか顔みたい。持ち運び用の取っ手がついてる。ゲームキューブ本体の謎の取っ手を思い出すね。

 

突如沸いてきたアロマテラピーブーム、いつまで続くかわからないけど、フェレットのいなくなった寂しい気持ちを癒やしたいし、家族が素敵な箱も作ってくれたので、自分に合う香りとの新しい出会いを求めて、そして新しい趣味開花をちょっとずつ楽しみつつ、コツコツやってみよう。