Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

真夏の夜の夢、ポケモンGO

次エントリー、当初はブログを始めたきっかけなどを書くつもりだったけど、このブログはゲームの話をメインにしたいので、やはり書かずにはいられないというか、今まさに、この時代を生きている記録として体験を綴っておきたいから、『ポケモンGO』のことを書いておく。

 

先週からついに日本でも開始された『ポケモンGO』、毎日があまり外出できない生活環境なので、エンジョイ勢とは縁遠いかなと思いつつプレイしてみたら、引き篭もりな自分でもかなり楽しめているというか、この現象にすごく感激している。

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配信直後、家にいてもTVやラジオではポケモンGOの話で熱狂していて、ちょっと外出したら、スマホを持って立ち尽したりウロウロする人たちが急に増えて、まるで世界や空気がガラリと変わってしまったような気分になった。今までの人生体験でも、ゲームでもこんなこと、生まれて初めてだ。

社会問題になるほどのゲーム現象、古くはインベーダーブームがあるが、自分が体験した中では、近所の家電店の予約番号が3000番だった『ドラクエⅢ』の発売がもっとも大きなムーブメントだったけど、今回のポケモンGO現象は、それらをアッサリ超越してしまった。しかも全世界規模で。

ほとんどの人々がスマホを持ち歩き、SNSを使いこなし、『Ingress』で地図の基盤を固め、すべてのあらゆるインフラが完璧に整ったところに、しかも日本では学生の夏休み開始という絶妙に素晴らしいタイミングで『ポケモンGO』はやってきた。まさに戦術爆撃だ。昨年逝去した岩田社長がこの現象を目にできなかったのがとても悔やまれるが、きっと空の上からニヤニヤしながらポケモントレーナーを見守っているのだろう。

 

そんなある日の真夜中、ふと目が覚めてしまい、おもむろに『ポケモンGO』を起動すると、近所に点在するポケストップにルアーモジュールが刺さっている。こんな時間帯に人が外にいる……これまで窓越しから聞こえる音や憶測で感じ取っていた夜中の人の気配が、今はGPS地図で簡単に目視できるのは、何気にすごいことだ。

 

真夜中に大きな公園で若者たちが大勢集まってポケモンを獲りに来ているニュースなどを見てると、ちょっと背伸びしたい年頃な若者の、ひと夏のアブないキラメキと生命のエナジーを感じずにはいられない。今この瞬間、今しかやってこない若者の夏に『ポケモンGO』がピッタリとはまりこみ、夏の熱狂をさらに加速させる。閑静な住宅地である近所の小さな公園のポケストップにポツリと灯るルアーを眺めてるだけでも、様々な思いがこみ上げてくる。

その公園は昔、学生時代に同級生の男子グループから夜中に呼び出され、たむろっていた場所だった。金も足もないのに「もっと遊ぼうぜー」と誘う彼らに少し怖さを感じ、丁重に断って家へ帰った。そんな思い出も、今ではポケモンジムに塗り替えられてしまった。

 

若い頃、オールナイトのクラブも含め、夜遊びもいろいろしたけど、いまの若者たちは、夏の思い出にゲームがリンクしているのが、なんだか羨ましい。多分、たまごっち世代ではできなかった体験かも。もっと夜遊びしたいなぁと思うけども、こうして真夜中にふと起きてしまい、何となく『ポケモンGO』のことを書きたくて勢い余って、空が白むまでブログを更新するだけで、もう精いっぱいだ。

 

明日は(もう今日だけど)7月最終土曜日、隅田川花火大会もあるし、地表の花火(ルアー)も華やかに打ち上がりそう。やはり夏は7月最終週末が気分的なクライマックスで、そこを過ぎるとあとは残暑の下り坂。今しか体験できない『ポケモンGO』との夏は、一生忘れないものになった。