突然だが、先日から我が家に保護猫をお迎えした。
名前は「カヌ」。推定5ヶ月のメスで去勢済みのキジ白。先月に譲渡会で出会い、7日間のトライアルを経て正式にうちの家族となった。動物が好きで、これまでフェレットや金魚を飼ってきたが、いつか猫をお迎えしたいなーと長年夢見ていたから、今でも家に猫がいるのが不思議でならず、毎日が猫中心の生活、猫ファーストな人生となった。
保護猫カヌをお迎えするまでのあいだ、紆余曲折や葛藤などさまざまな経緯があったので、記録としてここに書く。
猫お迎えにあたっての諸問題
macgirl360.hatenablog.com8年間飼っていた2匹のフェレットを看取ってから6年。もうしばらくの間、毛のあるペット(金魚やメダカなど、魚類ペット以外)はいいかなーと過ごしていたが、猫をお迎えしたい気持ちがなんとなく芽生え始めた。犬は毎日の散歩が難しいし、近所の実家に柴犬がいるから犬成分は足りている。足りないのは、猫成分だった。家族たちも動物=犬も猫も大好きだし、うちに猫がいたらいいよね、と話していた。
猫お迎え活動の一環として、2年前、家族たちと初めて保護猫カフェへ行き、猫たちと触れ合っていたところ、小さな家族が急に目のかゆみとクシャミを連発、しまいにはぐったりして、今までなかったアレルギー反応が出てしまった。
アレルギー科でテストしたところ、ダニやハウスダスト、花粉類が高クラスだった。気になるネコ皮膚はクラス1で多少反応は出ていたが、どちらかというとダニとハウスダストのほうが深刻のようだ。保護猫カフェのことを悪く言いたくはないが、猫脱走防止のため密室で換気も悪く、床周りがあまり清潔でない環境だったのかもしれない。
せっかくいつか猫をお迎えしたいのに……と残念だったが、ダニ・ハウスダストはこまめな清掃で対策できるとして、猫アレルギー自体が実際どの程度なのか、以後、小さな家族のアレルギー反応を慎重に観察することにした。
昨年、フェスティバルウォーク蘇我の動物ふれあい体験パーク「Life zoo(ライフズー)」で、爬虫類や鳥類などさまざまな動物とのふれあい体験をしてきた。猫ハウスもあったので恐る恐るふれあってみたら、アレルギー反応は特に出ず、施設内も動物のニオイ対策で巨大扇風機が回っており、密室で換気の悪い場所でなければ、問題なさそうだった。ところでLife zoo、今年9月に閉店していたらしい。時間制銀なしで動物触り放題がとてもよかったのに残念。
ペットショップも数軒回り、子猫を抱っこしてもらった。ペットショップの場所にもよるが、密室でも換気のよい場所ならアレルギー反応は出なかった。純血種もいろんな種類がいて、どの子も迷うほど可愛かった。サイベリアンという品種は猫アレルギーが低いそうだが、長毛種はとにかく抜け毛が多く、肉球にも毛が伸びるから切ってあげるなど日頃のケアが大変とのこと。
命をお金で買い、売れ残った生体の後始末など、ペットショップの生体販売問題も気にかかるところだが、どうしてもお気に入り純血種がいて、この子じゃないとイヤ! という要望もあるだろう。そんな人にはペットショップがおすすめなのだろうが、都心であればあるほど生体価格が高価になるなど、ペットショップの店舗立地によって値段相場が上がるのは納得いかないし、ネットを通じてブリーダーからお迎えする手段もあるが、ブリーダーの猫舎がうちから遠距離だったり、人気の純血種の子猫はペットショップ同様かなり高価で、特に人気の毛色は30~50万という数字に、自分的にはいまいちピンと来なかった。また、ペットショップは生体価格のほか「安心お迎えパック」といった、ワクチン代やアフターケア代などコミコミの追加パック料金が必要で、ペットショップによってプラン内容も価格もさまざま。中には生体価格よりもパック料金のほうが上回っているところもあり、こうなってくると生体とサービス、一体どれを買っているのか分からなくなる。正直なところ、どこのペットショップへ行っても、ネットでブリーダー販売リストを眺めていても、「この子に決めた!」という気持ちにはなれなかった。
保護猫の実情を知るために
先月、実家の知人で千葉郊外にある農家の新米の買い付けも兼ね、一人暮らしの知人のおじさん宅で子猫が数匹生まれたから、おじさんの様子を見るついでに子猫を見に行くか? と聞かれたので、トラックに乗り同行した。
知人おじさん宅、そして猫たち。てっきり家猫かと思いきや、まさかのほぼ外猫だった……親猫が家に住み着き、いつの間にか子猫が生まれ、父猫と子猫数匹が家を離れ、現在は母猫と4匹の子猫が家から離れずに残っているらしい。
母猫。ちょっと多毛種が入ってる。触れても嫌がらず、穏やかな性格。
子猫たち。生後2~3ヶ月ほどで、茶トラが多い。目視で4匹ほど確認できた。かわいい……かわいいが、みんなやせ細っていた。人馴れしていないから、近寄るとすぐに逃げられてしまう。
一番人懐こい子猫。唯一のメスで、知人おじさんに抱っこされてもこの通り。
猫たちは、知人おじさんが餌やりをしているようだが、水草の浮く水瓶で水を飲んでいたりと、飼育環境、衛生状態は決してよくなかった。知人おじさんとしては、自宅のペットというより、ただ家に来る猫を餌付けしているだけの認識だった。猫たちもいずれは家を出ていくだろうし、できればしかるべき保護団体へ任せて去勢を施したり、母猫ごと保護されてほしいところだが、具体的な提案も行動もできない状況で、去勢されないままの野良猫が、限界集落でどんどん増えている悲惨な現状を目の当たりにする。良さそうな子がいれば1匹引き取ろうという気軽な気持ちで向かったが、自分だけではどうにもならないこの現実を、ただただ見過ごすしかなく、さらに雨が降ってきて、買い付けた新米が濡れてしまうため早く帰らねばならず、お迎えは断念した。ほぼ野良の子猫を迎える覚悟も、お迎えの準備すら整えていなかった反省と、無力感でいっぱいになる。あの子たちはいつか家を出て、繁殖し、1~2年足らずで命を終え……と、人間らの無責任で身勝手な飼育放棄のせいで、田舎の片隅で残酷な生命の円環を繰り返すのだろう。
縁ができず残念だったが、ただ、いつ猫を迎えてもいいように、部屋の整理整頓に本腰を入れたり、猫との暮らしを始める覚悟ができたきっかけにはなったから、実際に現場へ行ってみて、よかったと思う。子猫たちの健康を、遠くから祈っている。
そして保護猫譲渡会へ
保護猫活動を知ったのは、日テレの動物番組「嗚呼!!みんなの動物園」のサンシャイン池崎の保護猫活動企画からだろうか。人間を信頼できず人間嫌いになってしまった保護猫たちとの生活や、猫たちを預かり、譲渡会に参加し、本当の家族に迎えられるようになるまで猫との信頼関係を地道に築いていく姿を、番組を通じて見守っていた。
番組で登場していた保護猫譲渡会には、さまざまな里親希望の家族が訪れていたが、譲渡条件が先住猫がいることや、2匹きょうだい両方一緒など、初めて猫を飼う家にとってはかなり厳しい印象で、ネットで近郊で開催の譲渡会を軽く調べてみても、やはり同様の条件提示、かつ参加には事前予約と個人情報登録が必要なところが多く、参加するにはハードルが高かった。
そんな中、都心で事前予約不要、当日参加OKの保護猫譲渡会を見つけ、初めて行ってみた。休日の閑散とした日本橋のテナントビル上階に、猫と人々がぎっしりと溢れかえっていて、大盛況だった。入口で個人情報記入があったが、里親希望/見学のみ、と入場目的の選択肢もはっきりしており、安心した。初めての参加だったので、ここは見学を選んだ。
子猫から成猫まで、さまざまな境遇で保護された猫たちが集まっていた。多頭崩壊の現場で死にかけの子猫を保護。飼い主が病で施設へ入るため飼育できなくなった。工場で保護した猫が妊娠→子猫出産後に母猫の去勢を済ませたタイミングで母子と一緒に……などなど、ケージに貼ってある猫たちのプロフィールには、保護猫問題をめぐるあらゆる現実が記されていた。尋常でない状況で生まれ育ち、保護主たちが手厚くケアして、コンディションがやっと整ったところで、ここへ来ている。緊張してケージ奥で固まっている子、シャーシャーする子、さまざまなタイプがいるが、どの子もとても可愛く、保護主たちの並々ならぬ愛情を感じる。どの方も猫たちの生い立ちや性格を丁寧に説明し、抱っこしていいですよーと、気さくに対応してくれた。
里親希望者への譲渡条件については、未成年、65歳以上の後見人のない高齢者世帯、乳幼児のいる世帯、婚姻関係のない同棲カップルはNGというのが多かった。先住猫あり、きょうだい一緒の条件は思っていたほど少なく、初めて猫を迎える世帯としては安堵した。いずれも保護猫を気遣ったうえでの条件なので、里親に課せられた責任は動物の生命と等しく重い。勇気を出して初参加してみて、保護猫譲渡会の雰囲気を理解できてよかった。
二度目の譲渡会。車で行ける範囲内の近郊で、事前予約不要&当日参加OKの保護猫譲渡会の開催を知り、行ってみた。前回と同じく、小さなテナントスペースに沢山の人と猫が集まっていた。公式アカウントのインスタで、参加猫の紹介を事前に見られたのもありがたい。
今回もさまざまな境遇の猫たちがおり、一通りのケージを見回ったのち、小さな家族は特にこの子猫たちが気に入ったようで、終了時間間際になっても、ケージに張り付いて遊んだり、おやつのちゅーるをあげていた。譲渡会では写真を撮っていいものかと迷っていたら、保護主さんたちが「写真を撮っておいて、いったん帰ったあとでお迎えするかどうか、決めてもらってもいいですよ」と言ってくれて、撮影させてもらった。6月頃に多頭崩壊の現場から保護された5匹の子猫たちは、将来お金持ちの子になれるよう、高級ブランドネームを名付けられた。すでに数匹が先にお迎え譲渡され、残った中で唯一のメス「プラダ」が、誰に抱っこされていても大人しく、猫じゃらし遊びにも付き合いがよく、可愛いお洋服を着ていても特に嫌がらずにいたのが、興味をそそられた。なんといっても、保護主さんのネーミングセンスがいい。
生後約4ヶ月で去勢済みとのことで、生後2~3ヶ月ほどのあまりにも小さすぎる子猫のお迎えとお世話にも不安があった自分たちには、ちょうどよいのかもしれないと感じた。きっとこのさき、譲渡会に何度も訪れては、いつまでもピンと来ず踏み切れず、でもあの子がよかったな……と後ろ髪を引かれる後悔をしながら会場をあとにするのを繰り返すのなら、直感でよいと思った「プラダ」に決めてみたくなり、家族たちの意思も確認し、思い切って1週間トライアルを申し込んだ。
生活と人生が変わる、猫お迎えの準備と覚悟
保護猫トライアル開始にあたり、猫をお迎えする準備が急激に、雪崩のように押し寄せた。まず譲渡会のルールとして「二段以上、高さ120センチ以上の猫ケージ」「玄関やベランダなど、脱走防止柵の設置」「台所などに危険なものを置かない」「移動用のハードキャリー」などが必須で、準備が完全に整い次第、トライアル開始となる。家族とネットを駆使して、2週間ほどかけて揃えた。フードと猫砂は、保護主宅で使用していたものに合わせて購入。
ベランダと玄関の脱走防止柵の設置が、一番手こずった。百均で揃うアイテムで脱走柵を自作できるのだが、突っ張り棒やフェンスの素材を調達するのが苦労しそうだったのと、自宅の窓や天井の寸法が特殊サイズすぎるため、既製品の猫用フェンス「のぼれんニャン」を購入、設置した。猫は縦棒170センチ以上の高さはジャンプで登れないのを想定した作りとなっており、縦横幅もうちの設置場所にちょうどよかった。猫は狭所にも潜り込めるので、念のため網戸には百均アイテムで自作の網戸ロックを設置した。
二段以上、120センチ以上の猫ケージ。猫トイレは砂をかき出して散らかりやすいとのことで、下段から引き出しできるタイプのトイレ付きケージを選んだ。うちのポケモンたちが使っても、ちょうどよいサイズ感。
以前フェレット用に使っていたハードキャリーを、フェレの死後、自宅の猫用にと引き取った姉から戻してもらった。家族の貼ったCUNEのロゴステッカーが懐かしい。成猫1匹なら十分に入れるサイズだ。フェレットたちの遺品が思わぬ形で里帰りしてくれて、感慨深い。
うちのダイニングキッチンには横長の金魚水槽があり、実家から里帰りした捨て金魚が5匹いるが、フタ付きなので手出しできないようになっている。家のコード類もコードカバーを付け、噛みつき防止対策もした。
7日間のトライアル開始
猫お迎え準備も完了、ついにトライアル開始。雨降る祭日に保護主さんが「プラダ」を連れて訪問。譲渡会のときに着せていたお洋服も一緒だ。前々日に保護主さんのご実家のお父様が危篤、逝去という大事な時期に、猫のために来てくださり、ひたすら頭の下がる思いだった。
トライアル後の正式譲渡仮契約申込、一時保険加入の書類記入、譲渡金の納金などの事務手続きを済ませて、いよいよ猫との7日間の生活が始まった。家に来た当日は棚の影に隠れてビクビクしていたプラダだったが、翌日には在宅勤務中に自分の肩や膝、キーボードの上に寝転がるほど懐いていた。
こ……これが噂に聞く猫キーボードか~~~!!!! 寝る場所は山ほどあるのに、なぜ敢えてここを選んで寝るのだろう。
猫が来るまでは、猫の跳躍力を完全に舐めきっていた。猫は高いところが好きで好奇心の塊。あちこちを駆け回り、登る。まさか「のぼれんニャン」も助走ダッシュで半分登り切ってしまうとは。これが成猫になったらジャンプ力がどれほどパワーアップするのか、末恐ろしい。
ただいま家族全員でスイッチの『スイカゲーム』にハマり中で、遊んでいたら、画面の落ちてくる丸いものに反応して、じゃれていた。猫って本当にTV画面でじゃれるんだ……!
スイッチのスティックをカジカジ。かじらないで! というものまでかじってしまうので目が離せない。床の小さなゴミまで虫と勘違いして攻撃してくる。結果、部屋がピカピカになった。
ダイソーの300円ショップで買ったペットベッド(700円)をスルーして、スツールの上で寝るプラダ。なぜ……!!?? と猫の行動は不思議で謎だらけ。猫飼い先輩方から「猫は高いところが好きだからでは?」という意見をいただき、納得した。ベッドの快適さよりも、高さを求めるのが猫。
ついに正式譲渡、うちの子へ
トライアル中、フードも排泄も特に問題はなく、猫のいる自分たちの日常生活もだんだんと慣れてきて、あっという間の7日間トライアルだった。保護主さんへ毎日LINEで写真付きの報告をするのが大変だったが、保護主さんも親身になって丁寧に返信してくださり、とても助かった。「プラダを正式な家族として迎えください!」という快諾をいただき、プラダは正式にうちの家族の一員、保護猫用語でいうところの〝ずっとの家族〟となった。ようこそ我が家へ。プラダ、キミにきめた!
プラダという名前も可愛くてすっかり呼び慣れてしまったが、みんなで決めた名前「カヌ」にした。ポケモンSVで初登場した、大好きなポケモン「カヌチャン」からいただいた。
カヌチャン→ナカヌチャン→デカヌチャンと、出世魚のように立派に進化(成長)する願いもこめて。ニャオハなどのねこ系ポケモンから名付けてもよかったが、一体どちらの呼び名か分かりづらくなりそうだったから、他とあまりかぶらない、好みの呼びやすいポケモンから敢えて引用した。ついつい甘やかしで成長しすぎて体がたっぷり、わがままボディのデカヌチャンにならないよう、食事管理にも気をつけたい。
正式お迎えの記念に、キャットタワーを購入した。麻縄柱の爪とぎも使ってくれている。宇宙船ボウル(正式名称)の中がお気に入りで、鈴ボールでじゃれながらくつろぐのが日課。
おうちの子となったので、動物病院でマイクロチップも装着した。保護主さんが決めた推定誕生日は5月5日、こどもの日。自分と同じ5月生まれ! ついでにトライアル時から気がかりだった目ヤニも診てもらい、目薬をもらった。毎回イヤイヤがすごいが心を鬼にして点眼を続けたら目ヤニが減り、少しずつ回復してきて嬉しい。
最近の定位置。放っておくと台所や洗面所など、狭く危ない場所へあちこち侵入してしまうため、自分が仕事中は仕事部屋と廊下のみの移動範囲にして、家族の積みプラモの上に乗っかって寝ている。さっさと積みプラモを崩して棚スペースを空けてほしいところだが、プラモ箱の上がお気に入りなら、しばらくこのままでもいいかな。ただしプラモの箱つぶれと箱の中身の保証は致しかねる。
猫お迎えにあたっての諸経費
・譲渡費……医療処置(駆虫、血液検査、去勢手術など)、ワクチン、譲渡金諸々を含めて、35,000円(高速代はいらないですと言われたが、お車代の代わりに渡したお菓子のお土産は別)
・猫用品……猫用ケージ、脱走防止柵、フード、猫砂、オモチャ、百均ペットグッズなど、諸々含めて6~7万円ほど。ベランダの脱走防止柵はメルカリで中古品を購入。ハードキャリーはお古なので0円。キャットタワーはAmazonで8000円ほどだったが、お迎え事前購入品でないので除外。
ざっくりまとめると、約10万円くらいになっただろうか。ペットショップやブリーダーで迎える予算のかわりに、猫用品を購入した形となった。初めての保護猫お迎え前に、新規で猫グッズを用意すると、このくらい経費がかかる参考になれば幸いだ。
というわけで、初めての猫のお迎えドキュメントを、ざっと書いてみた。今でも猫がそばにいる、猫との生活が信じられなくて、ふわふわした気持ちで毎日を過ごしている。これを書いているモニタの目の前にも、カヌが喉をゴロゴロブーブー鳴らしながら、キーボード入力の邪魔をしている。まるで車のエンジン音のような喉鳴らし。心のエンジンが温まっているだなぁ。ゲームをやっていても邪魔をするから、ゲーミング一家に馴染んでもらうため、ゲームを共に遊んでもらうため、ゲーム猫として育てていかねばならない。
また、未知の世界であった保護猫活動についても、とても勉強になった。保護主さんたちの猫への愛情は本当に真摯で、ひたすら尊敬する。多頭崩壊など悲惨な現場に立ち向かったり、救えなかった生命を看取る機会も多く、心が折れることのほうが多いだろうから、どうか心身をお大事にしつつ、今後も猫たちのために頑張ってほしいと、カヌお迎えのお礼代わりに、保護主さんへささやかながら支援品をお送りしたら、とても喜んでくださった。譲渡会に参加していたカヌと同期の子猫たち、大人猫たちにも、いつかずっとの家族と出会えるのを、祈り続けている。
猫をお迎えできる環境ではないけど、猫のために何かできることをしたい、と思う方がもしいれば、どうか支援してあげてほしい。
猫が家に来たことで、これから自分の人生や生活が大きく変わっていくのだろう。お転婆な子猫に翻弄されっぱなしでドタバタして、困ったことも多いが、とても楽しい。7日間トライアルが一体どうなるか、まったく予想がつかなかったので、身内以外にはずっと黙っていたが、陰ながら見守ってくださっていた方々、おかげさまでやっとこさ無事に、元気な子猫をお迎えできました。むしろ元気すぎるくらいです。本当にありがとうございました。
今後とも、カヌとマクガ一家を、どうぞよろしくお願いいたします。