Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

病と死がゲームを分かつまで

先月の子猫のお迎えで慌ただしく過ごしていて、すっかりセルフケアを忘れていたため、4月の会社健診で例年通り引っかかっていた項目を一気に再検査へ行ったら、いずれも今までにない散々な結果が出てしまい、静かに凹んでいる。通院に時間を奪われ、医療費も一気にかかってしまい、健診再検査は半年後くらいに行っとくかーと先延ばしにしていたのがダメすぎた。みんなも再検査はまとめて行かず、ひとつずつ着実に行こう。内容があまりにも多いので、ここで病状が深刻っぽい順におさらいしておく。

 

甲状腺:乳腺科クリニックへ再検査に行ったところ、「首腫れてない?」と、甲状腺検査も勧められ、血液検査と超音波検査したところ、甲状腺の抗体が低く、いわゆる「橋本病」と診断された。また、甲状腺の右側に腫瘍が見つかる。甲状腺異常よりも、中性脂肪が高いことを指摘されて、ただいま中性脂肪を下げる薬(エパデールs900)を2ヶ月間服用中。甲状腺腫瘍については、今のところがんなどの悪性腫瘍ではないらしいが、来年明け早々に再検査で今後の治療を決める予定。

眼科:左目の眼圧が高い→視野検査で緑内障の所見あり。眼圧を下げる点眼(ラタノプロスト点眼液)治療中。来月上旬に眼圧の再検査。緑内障は両目ともほぼ確実に発症するそうで、両目の経過観察が必要。

婦人科:4年ほど前から子宮内膜ポリープが出現し、毎年子宮頸がん検査で指摘される。毎月不正出血があるが、極度の貧血症状や大量の不正出血などがない限り、特別な処置はなし。引き続き経過観察。

乳腺科:右胸の乳首裏あたりに、2-3ミリ大の石灰化を確認。経過観察のみ。

 

ほかにも胆石があるだの、LDL(悪玉)コレステロールが高いだの毎年何らかの検査と数値で引っかかっており、数年前から高脂血症の薬(メバロチン)を服用中だが、ひとまず健診で再検査依頼の封書が送られて行った診療はこんな具合。もしかしてこれまで血液検査で数値が軒並み振り切ってたのって、甲状腺機能低下も関係していた……!? と、これまでの数値異常の原因にもやっと見通しがついた気がする。40代過ぎたあたりからあちこちの異常が見つかり、若い頃の無理がたたったとか、加齢によるものだと勝手に納得していたが、ちゃんと原因があるものなんだなーと思った。

甲状腺腫瘍が一番ショックだった。実は10年ほど前、やはり会社の健診の内診で「首腫れてる?」と言われ、念のため再検査で血液検査したら、やはり甲状腺機能に問題があった。その時はバセドウ病の疑いだったが、半年ほど定期的に血液検査で経過を見ていて、一時的な抗体数値異常だったのか、問題なしと診断されて、その後も特に不調もなく過ごしていた。甲状腺検査は、通常の血液検査項目には入っていない抗体を検査しなければならなく、バセドウ病と橋本病は主に女性がかかりやすく、いずれも自覚症状がよくある体調不良やうつ症状、更年期障害などと見分けがつきにくく、見過ごしている人が非常に多い病気なのに、なぜ通常の血液検査の対象にしてくれないのだろう。

www.kuma-h.or.jp

そもそも毎年行ってる会社健診(健保指定ドック)の内診で、甲状腺異常を見つけられなかったから、健診クリニックへの不信感が高まってしまった。再検査を出すだけ出しておきながら、厄介そうな病は見落とし、別途オプションでしか検査できない。自分は乳腺科目的で通院したクリニックがたまたま甲状腺科もやっていたおかげで判明したが、何の原因も分からず不調を訴えている患者が多くいる実情がもどかしい。診断した先生は「都心のクリニックはテナント料が高いから、適当な診断して金をせびり取っているんだ!」とボヤいていた。婦人科検査でも、年一の子宮がん/乳がん検査は、市の無料検診でも問題ないと言われた。来年度の健診は、経過観察分野は専門医に任せて、胃腸の内視鏡検査だけでもちゃんとやっておこうと思う。

眼科検査も、どうやら通常の基本健診では眼圧検査まではやらないようで、なんだか最近ものの見え方が悪いなーと眼圧検査と視野検査したら、要手術レベルの緑内障だった例もあるから、基本健診でもっと手厚く検査してくれ……と願う。特に緑内障は、加齢で徐々に悪化してしまうようなので、自分と同世代の人は、老眼で見えにくくなった~と嘆くだけでなく、もし目の具合で気がかりがあれば、すぐに検査をしてみてほしい。

甲状腺科では、甲状腺機能への投薬より先に、まずは中性脂肪を下げようねーと院内処方で新しい薬をもらったが、サプリなどでよく飲まれている、いわゆる青魚の油=EPA/DHAの処方薬版といったところか。院内処方のせいか、初めて飲む薬なのにあまり詳しい説明がなく、不安になっていろいろ調べてしまった(検索不安)。飲み始め当初は思いっきり生理期間中で大丈夫かしら……とビクビクしていたが、思ってたほど出血は増えなかった。いま飲んでるメバロチンとの禁忌はなさそうだが、バファリンなどの頭痛薬に入っているアスピリンは禁忌対象なので気をつける。

medical.nikkeibp.co.jp

眼科の緑内障の点眼薬、ラタノプロスト点眼液は、副作用でまぶたに色素沈着したり、まつ毛が伸びたり濃くなるそうで、美容目的で処方してもらう人もいるとか……いやー困る。まつ毛が増えるのはありがたいけど、緑内障患者としては点眼薬が品薄になるのは厳しいから勘弁してほしい。先述のエパデールも非患者がEPA/DHAサプリ代わりに処方、服用するからか薬剤師が処方してくれないという話もある。世間では若者の風邪薬オーバードーズが流行ってたり、薬と服用の本来の目的がブレている現実。

medical.jiji.com

今年、実家父も指定難病の腎症が発症し、現在もステロイド治療中で、少しずつ回復に向かっている。父は当初、おしっこの出具合が悪い点から、前立腺肥大症などを疑い、病名が分かるまでの間、あらゆる診療科で検査を繰り返していたが、自分の身も含め、もっと早くに判明していれば……と悔やんでも悔やみきれない。もう誰しもが、年齢とともに訪れる心身の試練フェーズに来ているのだろう。

今のところ、診断された各病状で、特に目立ったつらい自覚症状はないのだけが救いだ。以前から声のカスレが気になっていたが、これは甲状腺腫瘍によるものかも。甲状腺疾患は父方祖母や親戚も患っていたので、遺伝の可能性もある。世の中には、同じ病気でもっとつらい症状で悩んで苦しんでいる人達のほうが多い。

病気との向き合いと、本格的な療養を始めたら、これから色々とつらい症状が出てくるのかもしれない。この夏、5年間のがん闘病の末に亡くなった友人と、互いの病気話と弱音を吐き合いたかったな。抗がん剤をすべて使い切るまで闘病した彼女に較べたら、自分なんかまったく大したことない。親族以外で、病気の話が気軽にできる友人が周囲にいないのだけ、ちょっとつらいかも。誰にも聞いてもらえない病気話、そんな時こそポッドキャストだ! というわけで、このあとポッドキャストも更新するつもり。

 

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f:id:macgirl360:20231128120339j:image病気話で湿っぽくなってしまったので、最後にゲームの話でも。ポケモンSVの追加DLC『ゼロの秘宝 前編・碧の仮面』をやっとクリアした。来月配信の『後編・青の円盤』に間に合ってよかった。ストーリー自体は短いが、日本の田舎をモデルにしたキタカミ地方の景色描写がリアルで、ある意味日本舞台ゲームに認定したいほど。新たに追加された新旧ポケモンの図鑑埋めも楽しい。

f:id:macgirl360:20231128120336j:imageブルーベリー学園のゼイユ。最初会ったときは、なんだこのチェンソーマンに出てきそうなメンヘラちっくの面倒くさいクセつよ女は……と第一印象が最悪で訝しげだったが、物語が進むにつれ、素直ないい子になっていく過程がよかった。もうちょっと弟の気持ちにも寄り添ってほしいところ。f:id:macgirl360:20231128120349j:imageゼイユの弟、スグリ。強気な姉に対して気が弱く内向的だが、ポケモントレーナーへの憧れ、鬼さまへのひたむきな思いに胸を打たれる。当方両親が福島出身で東北ルーツなので、方言が可愛くて仕方がない。鬼さまと主人公を巡って憤りを隠しきれず、闇落ちしそうな危うさがあるが、後編でも活躍してほしい。

f:id:macgirl360:20231128120332j:imageキタカミの道中で出会う、自称カメラマンのサザレ『Pokémon LEGENDS アルセウスに登場した、コンゴウ団のセキにそっくりで、セキの子孫の説もある。セキのパートナーはリーフィアだったが、ヒスイガーディを連れている。サザレのイベントでかつて存在したヒスイ地方の話題も出てきたから、いよいよ世界線がつながるのかな?f:id:macgirl360:20231128120326j:image
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スナップいろいろ。フォトモードのエモートが増えて写真の撮り甲斐ある。カビゴンが賞品の新ミニゲーム「鬼退治フェス」は、マルチ協力プレイで役割を決めておかないとクリア不可なほど高難度で、途中で投げ出してしまった。新キャラの謎のセレブトレーナー・ビリオとネアも良かった。お金いっぱい持ってるから、バトル時はおまもりこばん持参で挑もう。クリア後のともっこ3体の捕獲率が低すぎてなかなかゲットできず、やり応えがある。大大大好きなジニア先生と二人きりでピクニックできるってだけでも、ゼロの秘宝を買ってよかったと思う。

 

病と死が近くなりつつある今日このごろだけど、かわいい猫ちゃんもお迎えしたし、これから楽しいゲームもいっぱい出るから、通院がんばって、もっとたくさん生きなきゃ。とりあえずゼルダの続き、来月の一年統括エントリにも、そろそろ着手しとこう。