先日、SKIPシティ川口の彩の国ビジュアルプラザで開催中の「あそぶ!ゲーム展 STAGE 2」に行ってきた。
三連休最終日で、午後すぎると会場はそこそこ混んでくる程度の人出だった。細かいレポートなどはきっと親切な他の誰かがすでにやってくれてると思うので、ここでは適当な所感などを書いてみる。
昨年の今頃、STAGE 1に行って大変よかったので、1年間待ち遠しく楽しみにしていた。前回は有志の車で、今回は電車で行ってみたら、駅からのバス→徒歩移動がわりと時間かかったけど、バスは間隔が短いのですぐに来てくれる。バス移動中にポケストップが結構あるのでポケモンGOもはかどる。
前回がビデオゲーム黎明期~アーケードゲームがメインだったので、今回はファミコン登場のコンシューマがメインかなーと読んでいたら、ATARIの『メジャーハボック』や任天堂『パンチアウト!!』、タイトー『ダライアスⅡ』、セガの大型筐体の紹介で『アフターバーナーⅡ』と『アウトラン』『スペースハリアー』などアーケード筐体がかなり展示されてて意外だった。
中でも『メジャーハボック』が特に感激で、ベクタースキャンが美しいうえにシューティングと2Dアクションの2ステージ構成すごいなーと思った。あと『カイの冒険』のジャンプで天井に頭をぶつけてしゃがむ元ネタをやっと見られて嬉しかった。そういやすぐ近くで『ドルアーガの塔』の資料展示もされててちょっとしたコラボ感もあった。
貴重なアーケード筐体たちについつい吸い寄せられつつ、まあ前回で取り上げきれないタイトル山ほどあったしなー、と考えながら進んでいくと、ファミコンなど据え置き機の展示も数多くあり、『スターソルジャー』に挑戦したら即死したり、どっかのスタソル命っ子を同行させるべきだと思った(今回誘ってみたら、相変わらず仕事の修羅場中らしく残念ながら不参加)。風の噂だと同時展示中の『ゼルダの伝説』をその場でクリアした猛者もいたとか……。別日には『ドラクエ』も展示されてるようだから、その場クリアや復活の呪文の持参プレイする人もいるのだろう。スーファミの展示は『アクトレイザー』よりもできれば『F-ZERO』がやりたかったけど会期違いだった。
クリアといえば、『アウトラン』をやろうと並んでいたら、先にプレイしてたメガネのお兄さんのドライブテクがすさまじく上手で、あっという間にクリアしてしまったのに、エンディングも見送らず颯爽とその場を去っていったのがめちゃくちゃ格好良すぎてシビれた。ネームエントリーしなかったアウトランお兄さんの前に並んでた友人が、さも自分がクリアしたかのような体で自分のスコアネームを入れてて、なんて格好悪いんだ……と思った。
X68000『信長の野望・全国版』、PC88の『イース(Ys)』の展示のあと、終盤にゲーム音楽の研究展示があり、有名タイトルの楽譜やコード表、ゲーム音源が鳴る仕組みを実際に演奏できるようになっていて、素晴らしい展示だった。音源構成まで調べてるのがすごい。まるでミュージシャンがどのメーカーの楽器を使っているか音を聴いて調べるような、気の遠くなる調査だ。
前回、会場出口付近にあった来場者の寄せ書きコーナーやドット絵塗り絵コーナーが、今回はなかったのがちょっと寂しかった。有野課長やゲームクリエイターなどの有名人も来てた痕跡が見られたのがよかったのにな。
午後から入場して会場を出たら夕方すぎになったので、ちょうど開店時間になったSKIPシティ内のつぼ八で打ち上げ。前回もここで夕飯食べて飲んで帰ったけど、開店直後なら空いてて快適だし、大人数スペースではテレビが見放題(テレビ埼玉も見放題!)だし、友人たちとゲーム展の感想とかダラダラ話し合う場所としてはなかなかよいスポットなのでオススメ。大人数だと各種グルメクーポン使って1000円オフとか適用できるし。
前回入手できなかったSTAGE 1のカタログがまだ売っていて買ったけど、STAGE 2のカタログが11月以降でないと販売されないので、都合ができればもう一度行きたいと思う。この手の展示は各方面へ許諾を取ったり展示資料の入手など裏側にすごい労力が伴われているはずなので、ゆっくりじっくり時間をいくらでもかけてよいので、満足のゆく正確な展示を期待したいと思う。こっそりツッコミを入れると、最後の協力クレジットの記載でとんでもない誤植(というか改行ミス?)を発見してしまったので、あれはできれば直したほうがいいかも……。
また来年開催の次回STAGE 3も、ぜひとも行きたい。
(おまけ)
きみたち……お役目終わってそこにいたの。