Read me 激情

しがないゲーオタ女子の真・闇ブログ

(むし注意)夏の生きもの生き死に通信

あー8月が終わってしまうー。ゲームは相変わらずツシマにゾッコン夢中。あつ森はずっかり手つかずになってしまった流れで、1ヶ月ぶり起動でゲットできる寝ぐせヘア取得のためお休み中。お盆休みも、水族館や近場の海にお出かけした程度で、ゲームやったり生きものの観察だけで、夏が終わりそう。あつ森の夏限定イベントや生物もコンプできてない……。

実はアゲハチョウの巣立ちから1ヶ月、周辺がなにかとむし&生きものづいてきたので、まとめてみる。前回に続き、またもやむし関連エントリになってしまったが、むしが平気でお暇なひとは、以後お付き合いを。

■今度はキアゲハがうちにやってきた話
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8月のある週末の朝、暑くて枯れ気味になってるパセリの苗をよく見たら、青虫が8匹ほどいて、パセリをもりもり食べていた。ビックリ。模様からして、今度はどうやらキアゲハの幼虫みたい。毎朝庭の水やりで見まわしてるはずなのに、青虫たちの成長に全然気づかなかった。5齢近くまで大きくなってる幼虫もいた。頭をつっつくとニュッとくさい触覚を出してきた。元気だなー。

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そういえば何日か前に、やたらパセリ苗に近付いてくるアゲハがいたなーと写真を撮っておいたのだった。いつの間にか卵を産み付けてたのかな。パセリは冷凍用で必要分を大量に採取・保存済み、あとは料理で使う際にちょこっと採取するくらいで、この猛暑で枯れ気味になっていたから、残りのパセリを食べてもらうつもりで、飼育箱に入れずそのまま観察することにした。なおネットでキアゲハ幼虫の飼育方法を調べたところ、スーパーで購入したパセリは農薬たっぷりのため、あげると食べないor食べさせたら死ぬ、とあった……コワイ。うちのパセリもホムセン購入だが、無農薬だから来てくれたのかしら。

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別の日の朝、ベランダにでっかい幼虫がいた。どうやらセスジスズメの幼虫みたい。最初見たときはデカさにビビったが、よく観察すると、尻尾をふりふりしながら歩く姿がカワイイ。
buna.info

しかしいったい立て続けになんなんだ……もしやアゲハ界、ガ界の食べログぐるなびで、うちはチョウに親切で、産める&食べられると評判の家なんだろうか。こいつも保護観察したくなったが、主食がサトイモホウセンカの葉など、うちに生えてない植物で、食料調達にだいぶ難儀しそうだったから、そのまま逃がしてあげた。
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後日、ベランダ窓を開けたらでっかいガがいて「あのとき出会ったイモムシです」とご挨拶に来たのかしら……と思ったら、セスジスズメではなく別種類のガだった。形状や羽根の模様からして、シャチホコガの一種ぽい。
mushisukidesu.cocolog-nifty.com


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キアゲハ幼虫の庭観察を始めて3日ほど。パセリ苗を覗いたら、あんなにたくさんいた幼虫が死んでしまい、一番大きな幼虫2匹が残っていた。猛暑の影響でパセリも枯れ果ててしまい、代わりにレモンの葉も与えてみたが、好みが合わないせいか食べず、弱々しい歩みでプランターを移動していた。猛烈な暑さのなか、せっかくここまで育って生きようとしていて、このまま放って全滅させるのもなんだし、ダメ元で2匹を飼育箱に入れ、部屋で保護観察することにした。

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保護した翌日、レモン葉は相変わらず食べなかったが、レモンの枝に止まり前蛹のようなフォームになっていたので、いよいよかと注視してたら、糸張りしていた。プランター移動はサナギになる場所を探していたのかも。止まり木の提供が間に合ってよかった。

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残り1匹は、どうやら前蛹化失敗してるようで、土に転がっていたのを保護し、枯れたレモン葉にくるんでサナギ化の無事を祈っていたが、残念ながら翌日、真っ黒になって昇天していた。かわいそうに……もう少し早く異変に気づけば、救えた命だったかもしれない。

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前蛹化成功した最後の1匹は、2日後にサナギ化した。順調にいけばあと数日で羽化できるはず。暑さに耐えてよくぞここまでがんばった。あとひといき。

【9/3 追記】

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8/30に無事羽化したと思ったら、残念ながら羽根が不完全成長で空を飛べなかった。アゲちゃんと名付け、綿棒に浸した砂糖水を1日2回あげて様子を見ていたが、今朝(9/3)、動かなくなっていた。

f:id:macgirl360:20200903195625j:image亡くなる前夜のアゲちゃん。せっかく救った命だったので無念だし、とてもかなしい。飛べないチョウチョの一生を思い巡らすと、ちょっと胸が詰まり言葉にならないが、こちらとしても、幼虫時代からできる限りのことをしてあげたから、与えられた場所と機会で一所懸命生きてくれたことを願うしかない。手に乗せて遊んだり、楽しかったよ。今までありがとう。


■しろでぶ1号、天国へ
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昨年のちょうど今頃、ホムセンでお迎えした金魚で、2匹の丹頂のうち1匹の「しろでぶ1号」が、8/20に亡くなってしまった。4匹の中でもっとも体が大きく、グイグイくる食いしん坊タイプで、もう1匹の小さい「しろでぶ2号」が持病の転覆病で弱々しいので、1号は元気だなーと思っていたら、デカい肉瘤が剥がれ落ちそうで転覆しがちになり、呼吸しなくなっていた。夕方に異変に気付き、慌てて塩浴させたがもう手遅れだった。

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相棒のしろでぶ2号と、埋葬前に最期のお別れタイム。いつもバラバラに泳いでる和金2匹たちも、忙しなく塩浴水槽に寄ってきて、1号を見送っているように見えた。おそらく肉瘤の異変が原因かもしれないが、これといった死因は、調べても結局分からぬままで、長年ペットを育ててきて、数日前までは元気だったのが、理不尽な死が突然訪れるのは、いつでもつらい。

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メダカや先代の金魚たちも眠る庭の木の下に、お墓を作った。短い間だったけど、一緒に過ごせて楽しかったよ。ありがとうさようなら。みんな一緒だから、きっと寂しくないかな。こちらは水槽が広くなって、しばらくは寂しいだろうなー。ホムセンで金魚を見たら、またお迎えしたくなるかも。

macgirl360.hatenablog.com

昨年の統括ベスト日記で、金魚をお迎えしたばかりの写真貼ってた。小っちゃかったなー。1年でこんなにデカくなるとは。金魚は水槽サイズや環境によって体の成長が変わるそうだが、水槽はこれ以上大きくはできないし、金魚たちが大きくなると水槽がキツくなるし世話も大変だろうから、現状維持でいくしかない。

丹頂やランチュウピンポンパールなど体の丸い金魚は、転覆病をはじめとする病気になりがちと聞いているが、そもそも観賞用にヘンテコ体型に改良交配させたニンゲンのせいだよね……。と、猛暑で死にかけたキアゲハ幼虫を保護した際にも、ふと思った。

自分が、ニンゲンが生きものに対してやっているおおよその行動は、ただイイコトしていい気分になりたいだけの、ニンゲンの単なる勝手なエゴではないか? ……など、壮大すぎるテーマを思考し始めたらキリがなく、いまも答えが出ないまま書いているのだが、自分としては、ニンゲンと生物の間の関係やあり方には善悪も正解も間違いもなく、ただこの世界に生を受け、お互いライフ1個しかない同士、仲良く自由に共存していければいいな、と願っている。寝食を共にしている金魚たちは家族の一員、庭に来るむしたちは宿を借りに来た訪問者、みたいな。
地球が誕生して、一番あとで登場した生物が人類で、最初からいる生物からとっちゃ人類は、あとから出てきたクセにたまたま知能が高いってだけで我が物顔してるように見ているだろうし、逆にニンゲンの頭がよいおかげで救われて(滅びた種も多いが……)共存の道もできたり、地球生物の万能感あるニンゲンも、ここにきて新型コロナウイルスという未知のウイルスに遭遇し、経済的・精神的にも滅亡しかけたりしてて、ただの弱い生きものなのだなーと思い知らされる。

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この夏、生きものの生と死を身近に感じられる体験をして、より一層生きものが愛おしく、好きになれたし、いのちの儚さにやりきれなくなったりした。春の自粛生活から園芸も熱心にやるようになったのも大きい。ツルが伸びすぎてつぼみの生成がイマイチになっちゃったアサガオも、3株だけ育ち暑さで枯れかかってる庭のヒマワリも、みな誰かに命令されることなく芽が出て花が咲くから、たくましくてとても美しい。自分ができるのは、より綺麗で元気に育つよう、最低限のお手伝いの施しだけだ。育て方を勉強し、ちょっと手を加えるだけで、イキイキと成長してくれるのが嬉しい。

外で飛んでいるチョウやむしを見かけると、どこで生まれてどこへ行くのか、想像するだけでも楽しい。苦手な種類もあるが、生きものはどれもよい。むし評価がなぜか高いうちの庭に、また来年も来てくれるといいな。